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森田 昌雄 院長の独自取材記事

明海こどもクリニック

(浦安市/新浦安駅)

最終更新日:2020/04/01

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千葉県の中でも、整備された町並みが広がる新浦安。南国を思わせる植木が並ぶ新しい住宅街の一角に「ドクターズ・ベイ」というさまざまな科のクリニックが並ぶエリアがある。そこに2015年11月開業したのが「明海こどもクリニック」だ。院長の森田昌雄先生は、アレルギーを専門とする経験豊富な医師。大学病院や関連の基幹病院、24時間診療のクリニックでの経験を生かし、その集大成として「地域の子どもたちにとって一番自分がいいと考える医療を提供したい」と話す。小児の健康に広く寄与するための活動にも意欲的で、子どもの心や発達などを中心としたさまざまな相談にも応じる森田先生に、小児科診療への思いや2018年6月から始めた舌下免疫療法などについて詳しく話をしてもらった。
(再取材日2018年12月19日)

一人ひとりの子どもたちに伴走しながら心もサポート

小児科医師として豊富なキャリアですが、どのようなきっかけで小児科の医師をめざしましたか?

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子どもの頃から、何か人の役に立つ仕事に就きたいなあとは漠然と考えていました。私自身も鼻のアレルギーで小中学生時代にたいへんつらい思いをしており、医学生となってからアレルギーの研究や治療に強く関心を持ちました。そもそも小児科を選んだのは「子どもが大好きだから」。子どもはこれからいくらでも可能性を伸ばすことのできるまぶしい存在です。少しでもいろいろなことを体験できるように、側面からサポートしたいという思いを強く持っています。アレルギーの基礎的な研究を通して培ってきた科学的なものの考え方を武器にしつつも、型にはまらず一人ひとりの子どもたちに伴走していきたいです。

患者さんに接する際、心がけていらっしゃることは?

笑顔で接して、親御さんが話しやすいような雰囲気をつくれるように努めています。特に、初めてのお子さんの場合は、いろいろなことを不安に思って小児科に来られることが多いと思います。ですから、私はまず親御さんが言いたい・聞きたいことを全部話していただいて、それから説明をするようにしています。何か言いにくそうにしているときには、看護師や私のほうから「ほかに何か気にかかることはありませんか?」と聞くこともありますね。皆が同じ認識を持つことによって、治療の過不足をより防ぐことができますから。

子どもたちの心や発達に関する相談にも応じていらっしゃるそうですね。

開業してみて、起立性調節障害で学校になかなか行けないお子さんやチック症、夜尿症、性同一性障害などで悩んでいるお子さんが結構いらっしゃることが、実感としてわかったからです。日常生活の中で親御さんがお子さんの行動を見て非常に心配になる、というときに最初の相談はやはりかかりつけ医になるんですね。どこかに相談したいと思っても受診先がなく、困っていらっしゃるお子さんや親御さんを前に、専門外ですとは言っていられない。あくまで「当院はそういう相談を受け止めますよ」というメッセージのようなものですが、広く対応しています。高度な診療はできませんが、親御さんや学校、保育園、幼稚園の先生といったお子さんの周囲で症状に対する正確な情報を共有し、いい方向に向かうように環境整備、交通整理をする役割を心がけています。

相談はどのように受けつけているのですか?

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時間を気にせずお話しできるよう、17時からのアレルギー専門の外来時に予約を取って来ていただいています。まずはお子さん本人に「君が悪いからそうなっているわけではない」と安心感を与えるのと同時に、親御さんをサポートする役割もあると思います。育て方が悪いとか両親の間に何かがあるとか、そういう問題ではないと誤解がないようにしないといけませんからね。相談では必ずしも病名がつくようなことばかりではありません。昔ならおじいちゃんやおばあちゃん、近所の人などで解決していたようなことでも、今は相談する場がない方も多いのです。

アレルギーは、長期的な目で治療していくことが大切

先生はアレルギーを専門としているのですよね。

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はい。大学病院、関連の基幹病院、24時間診療のクリニックなど、いろいろな環境でアレルギー疾患全般を診てきました。アレルギー診療の良いところは、大学病院並みの設備がなくてもそれと同等の診療が可能な点、あるいは受診のハードルが低く小回りが利くという意味ではしっかりと診療や疾患のコントロールができるという点が挙げられます。なので、現在も喘息やアトピー性皮膚炎の管理、食物アレルギーの確定診断や解除に向けての食物経口負荷試験・治療などをクリニックならではのアットホームな場で行っています。また、お子さんやご家族には説得するのではなく、いろいろな情報を共有することで一緒に取り組んでいこうというスタンスです。やりがいがありますよ。

他には、どんなことに気をつければいいのでしょう?

お子さんがアレルギーを持っていることがわかった場合、親御さんはとても心配だと思います。しかし、親だけが躍起になっていても、アレルギーが改善するとは限りません。成長するに従ってアレルギー反応が弱まることもありますし、食物経口負荷試験といって、少しずつアレルゲンに慣れることによって、アレルギー症状と生活の質を改善するという方法もあります。過去にアナフィラキシーといった重い症状があった場合などは、私がアレルギー専門の外来を担当する東京ベイ・浦安市川医療センターを紹介するという形で連携して、安全に配慮して診療を行っています。関心のある方はぜひご相談ください。

2018年6月から始めた舌下免疫療法について教えてください。

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スギ花粉・ダニアレルギーの根本的な治療法で、2018年春から12歳未満の小児にも適応が拡大したため導入しました。昔からスギ花粉、ダニには皮下注射の免疫療法はありましたが、定期的に通院して注射するため継続しづらく、アナフィラキシー症状が起こることも。それに対し、舌下免疫療法は注射の痛みや通院の必要がなく、また全身におよぶ副作用の発現率が低いために、安全面からも注目が集まっています。ただ、3年ほど毎日、舌の裏に投与する負担はありますし、間違いなく完治するとも限らないので、長期管理薬で満足のいくコントロールができている方にはお勧めしていません。それでもやりたい気持ちが親御さんやお子さんにあるかどうかが第一ですね。現在はスギ花粉とダニ、それぞれ10人以上が当院で始めています。医療費の自己負担が少ないうちにと、小学校高学年や中学生くらいから始めるお子さんが多いです。

親しみやすさと専門性を併せ持つクリニックでありたい

開院にあたり、この地を選んだ理由をお聞かせください。

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浦安市内のクリニックや病院に勤めていましたので、この地域で引き続き患者さんを診られるのがいいなと思いました。この辺りの環境もすごく好きなんですよ。この地域は共働きのご家庭が多いことと、予防意識が高いことが特徴ですね。2018年1月にクリニックを法人化したのも、責任を持って地域に貢献していきたいという気持ちの表れです。息子が小児科医師4年目ですので、いずれ代替わりして人が変わってもクリニックはここにある、という地域の方に対する安心感になるのかなと思いました。遠方から来られている患者さんもいて、お聞きすると他の患者さんから「行ってみるといいよ」と言われたと。そんなふうに患者さんに信頼していただけることが一番大事だと思っています。

先生は、以前24時間診療の小児科にも在籍していたそうですね。

はい。そちらでは昼間の診察だけでは気づかずにいたことも、患者さんやご家族から教わりました。夜間にお子さんが発熱や咳、喘息発作、嘔吐、腹痛などでつらそうにしている姿はとても心配になるものです。昼間に受診された際に、夜間など今後起こり得る症状への対応など、具体的にお伝えすることがとても大切であると感じました。

最後に、読者へのメッセージやアドバイスをお願いします。

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ぜひとも信頼できる、かかりつけ医を持っていただきたいですね。よく顔を合わせているほうが何でも相談しやすいと思いますし、クリニックのほうでも、お子さんの特徴やご家庭の事情などを把握しやすくなりますので。クリニックは大きな病院よりも気軽に来院していただけるのがメリットの一つですから、何でも相談できるような相性のいい先生を見つけてください。当院もアレルギーのことだけでなく、専門性と親しみやすさを併せ持った場所にしていきたいとスタッフ一同考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

予防接種/おたふく6000円
※詳細はクリニックにお問い合わせください。

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