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森田 昌雄 院長の独自取材記事

明海こどもクリニック

(浦安市/新浦安駅)

最終更新日:2021/04/19

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新浦安駅から車で5分。通称シンボルロード沿いのメディカルモール「ドクターズベイ」内にあるのが「明海こどもクリニック」だ。院長の森田昌雄先生は、アレルギー疾患を専門とし、大学病院や基幹病院などでの豊富な経験を生かしながら、地域に暮らす子どもたちを力強くサポートしている。2020年11月からは、厚生労働省が推進する小児かかりつけ診療料の届け出を行い、かかりつけ医としての診療もスタート。子どもの成長段階に応じてさまざまな指導・相談を行っている。「子どもはこれからいくらでも可能性を伸ばすことのできるまぶしい存在。少しでもいろいろなことができるよう支えていきたいですね」と穏やかに話す森田院長。そんな森田院長に小児医療への思いやクリニックの特徴について話を聞いた。
(取材日2021年1月6日)

トータルにサポートする「小児かかりつけ医」

小児かかりつけ医について教えてください。

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「小児かかりつけ医」、正式名称「小児かかりつけ診療料」は、医療機関の重複受診を防ぎ医療費の無駄遣いを減らす目的で2016年に設けられました。これまで鼻炎になったら耳鼻咽喉科を受診して、熱が出たら小児科に行って、この検査を受けるためにまた別のクリニックに行って、と複数のクリニックを受診するケースが多かったのですね。そうではなくて、一つの小児科がかかりつけとなり、子どもの成長に応じて疾患以外のことも含めてトータルにサポートしていこうというものです。「小児かかりつけ医」として、当院は2020年11月に施設基準を満たして届け出を行いました。ただ、登録はあくまでも患者さんの任意で、登録の有無によって通常の診療が変わることはありません。また、窓口での負担も今までと変わりません。

具体的にはどんな診療を受けられるのですか?

ご登録いただいた患者さんには、急病時の診察や、アレルギー疾患などの慢性疾患の指導管理や栄養指導、発達段階に応じた助言・指導や、さまざまな健康相談を行ってきています。予防接種の接種状況を把握して接種の時期についても情報提供します。今、お母さん方は、何か不安や疑問を抱いていても、周りに相談する人がいなくて孤立してしまうことも多いでしょう。こんなことで受診してもいいのかしら、とか、こんなこと聞いてもいいのかしら、などと悩むこともあるかと思いますが、そんなときにも気兼ねなく相談していただけます。診療の際は、この先起こり得る症状の変化や対処方法などについても丁寧に説明して、少しでも不安を軽減できるよう努めています。さらにバックアップ体制として浦安市急病診療所と、順天堂大学医学部附属浦安病院こども救急センターがあり、たいへん心強く思っております。

子どもをトータルにサポートしてくれるのは、保護者にとって安心でしょう。

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特に初めてのお子さんの場合は、いろいろな不安を抱えて小児科に来られることが多いと思います。診療の際は、まず親御さんが言いたいこと、聞きたいことを全部話していただいて、それから私が説明するようにしています。笑顔で接して、親御さんが話しやすい雰囲気をつくることも大切にしています。何か言いにくそうにしているときには、看護師や私のほうから「ほかに何か気になることはありませんか?」と聞くことも多いですね。親御さんや医療スタッフ全員が同じ認識を持つことによって治療の過不足を未然に防ぐことができると考えています。

アレルギー疾患の治療は家族一緒に伴走することが大切

先生はアレルギー疾患が専門と伺いました。

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はい。これまで大学病院や大学関連病院、24時間診療のクリニックなどいろいろな医療環境でアレルギー疾患全般を診てきました。そうした経験を生かしながら、アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーに対して、大学病院と同等レベルの診査・診断、治療を提供したいと考えています。アトピー性皮膚炎は、ステロイド外用薬による治療と保湿剤によるスキンケアがとても重要です。ステロイドについて誤解している人も多いのですが、短期間で適切な量、塗り方を守れば心配はありません。当院では、量や塗り方などを丁寧に説明、指導しています。喘息は、喘息発作が起きない状態を積み重ねて子どものうちに寛解させていくのが大切です。また、食物アレルギーについては経口負荷試験を行い、その後の食事指導などを行っています。アレルギー性鼻炎については、根本的な解決をめざす舌下免疫療法を勧めることが多いですね。

その舌下免疫療法について教えてください。

スギ花粉やダニアレルギーに対して行う、アレルゲンを舌の下に投与する治療法で、2018年春から12歳未満の小児にも適応が拡大されました。昔からスギ花粉、ダニアレルギーに対しては皮下注射の免疫療法はありましたが、定期的な通院が必要なため継続しづらく、アナフィラキシー症状が起きることもありました。それに対して舌下免疫療法は、3年間ほど毎日、舌の裏に投与する必要がありますが、自宅で服用できるため通院の必要がありませんし、注射で痛い思いをすることもありません。また、副作用のリスクも低いことから、当院でも積極的に取り組んでいます。

アレルギー疾患の治療では、保護者はどんなことに気をつければよいでしょう。

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お子さんがアレルギーを持っていると親御さんはとても心配だと思います。最も大切なことは、「今」が治療段階のどこの位置にあるのかを正しく理解することです。アトピー性皮膚炎の場合、少し症状が収まると、勝手にステロイドの塗布をやめてしまうケースが多いのですが、自己判断ではなく、医師に診察してもらい、どの程度まで治療段階がどこまで進んでいるか一緒に状態を見て確認することが大切です。お父さんや周りの大人たちの理解も重要です。お母さんはここで話を聞いているので理解されていますが、お父さんが「喘息の発作がないのになぜ薬が必要なのか」などと言う場合も多いのですね。私自身はお子さんたちに伴走する意識で診療にあたっていますが、ご家族の方々も同じ方向を向いて一緒に伴走していただきたいですね。

子どもの心身症にも丁寧に対応

小児の心や発達に関する相談にも対応されているとか。

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開業してから、起立性調節障害で学校になかなか行けないお子さんや、引きこもり、性同一性障害などいろいろな心身症で悩んでいるお子さんが結構いらっしゃることが実感としてわかってきました。実は、そのような小児の心身症を診てくれる受け皿がないのですね。一般的なメンタルクリニックは成人が対象で、小児は対象外のところも多い。そうなると最初の相談先は小児科になります。そこで私は、さまざまなケースや症例からこのような子どもの心の問題について学び、当院でも診療できるようにしました。専門ではないので高度な治療はできませんが、親御さんや学校、保育園、幼稚園の先生たちとお子さんの情報を共有し、専門の医師への紹介を含めて少しでも良い方向に向かうように環境整備、交通整理するよう心がけています。

相談はどのように受けつけているのですか?

時間を気にせずゆっくりとお話ができるよう、17時からのアレルギー科外来の時間帯では完全予約制にしています。まずはお子さんの話をよく聞いて「君が悪いからそうなっているわけではない」と安心感を与えると同時に、親御さんの話もよく聞いて親御さんをできるだけサポートしています。育て方が悪いとか、そういう問題ではないことをよく理解してもらえるように努めています。相談では必ずしも病名がつくようなことばかりではありません。昔ならおじいちゃん、おばあちゃん、近所の人などで解決していたようなことでも、今は相談する場がない方も多いのですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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お子さんがいらっしゃる方は、先ほどお話ししました「かかりつけ医」をご活用いただければと思います。登録できるクリニックは1つに限られますが、登録したからといって緊急時に他院の受診を制限するものではありません。また、医療機関側も、お子さんの特徴やご家庭の事情なども把握しやすくよりきめ細かに対応できますし、疾患以外のことも含めてトータルにサポートできるなど、登録することで得られるメリットはたくさんあります。これから引き続き、アレルギー疾患に限らず心の問題なども含め、専門性と親しみやすさを併せ持った診療を続けてまいりますので、何か不安に思うことがあればお気軽に相談にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

予防接種/おたふく6000円
※詳細はクリニックにお問い合わせください。

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