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糖尿病などの生活習慣病
早期発見と早期治療でコントロールを

よどがわ内科クリニック

(大阪市淀川区/十三駅)

最終更新日:2018/09/28

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  • 保険診療

年齢とともに気になるのが生活習慣病。発見や対策が遅れることで、合併症を引き起こすリスクもある。中でも糖尿病は、血糖値を下げる役割があるインスリンが十分に働かず、高血糖状態になる病気で、厳しい食事制限や投薬治療が一生続くイメージを抱く人も多く、不安や恐怖心から受診が遅れてしまう患者も少なくない。しかし、糖尿病をコントロールし、早期発見、早期治療を行うことができれば、患者の負担も軽減が期待できる病気だ。糖尿病や動脈硬化、メタボリックシンドロームを専門とし、多くの患者を診てきた「よどがわ内科クリニック」の秋田悦子院長に、糖尿病はどういう病気なのか、また、どんな治療を行うのか、話を聞いた。 (取材日2018年9月14日)

糖尿病の治療方法は一つではない。食事、運動、投薬と一人ひとりの事情に合った組み合わせで改善をめざす

Q生活習慣病とは、どういう病気なのでしょうか。
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▲様々な方が訪れやすいように院内はバリアフリー仕様

生活習慣病は糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、肥満症、高尿酸血症(痛風)、脂肪肝などの肝機能異常の総称です。これらの中で1つでも発症すると、他の病気も併発するリスクが高くなり、健康診断で1つだけ再検査を指摘されても、詳しく調べてみると他の病気も発症していることは少なくありません。運動や栄養指導で改善をめざせるケースもあれば、投薬、さらに手術が必要な場合もあります。ただ、生活習慣以外が原因になっていることもあるんです。副腎に腫瘍ができることで高血圧になることもあれば、ウイルス性疾患が肝機能異常を引き起こしていることもあります。病院で詳しい検査を受け、まずは原因を特定することも重要です。

Q生活習慣病を引き起こす主な原因は何でしょうか。
A
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▲診療の時には患者との会話を大切にしている

食事、運動不足、喫煙、ストレスなどが主な原因です。ただ、ご自身で気づいていない生活習慣もたくさんあります。仕事時間や家庭環境の変化で食事量は減ったのに、インスタント食品や糖質の高い食事になっていたり、食事間隔が長くなる、寝る直前に食べるなどタイミングが変わったりするだけでも影響します。また、体に良かれと思って摂取している食品が影響していることもあります。例えば、熱中症予防にスポーツ系飲料を積極的に飲む、健康に良いと聞いてオリーブオイルや果物を多く取ることで、糖分やカロリー摂取量も増えてしまい、糖尿病を引き起こす可能性もあります。

Q糖尿病や糖尿病予備軍の方に対して、どういう治療を行いますか。
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▲生活習慣病をより理解頂くための各種ツールを用意している

人間の体は、多少無理をしても悪くならないように働きます。食事内容が多少悪くても、膵臓は頑張ってインスリンを出してくれるんです。しかし、その状態が続くと働きが悪くなり、糖尿病を発症します。糖尿病予備軍の段階で食生活や運動習慣を改善することで、膵臓を「休憩」させ、省エネルギーにつなげることができ、糖尿病の発症を予防することができます。また、発症していても早期発見により、脳疾患や心疾患につながるリスクを防ぐことができます。健康診断で血糖値が高いと指摘された場合、OGTT(経口ブドウ糖負荷検査)などより詳しく検査をし、血糖値のピークをコントロールするための運動や食事のアドバイスを行っていきます。

Q糖尿病を早期発見、早期治療することがなぜ良いのですか。
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▲数字などを用いて、患者が分かりやすい説明を心掛けている

糖尿病の治療の基本は食事療法と運動療法です。お薬は、生活改善が難しい方や、インスリンを出す膵臓に負担がかかりすぎないよう手助けする手段の一つなんです。例えば、血糖値が非常に高くインスリン治療が必要だと言われた場合でも、早期発見ですと、食事量が多い、カロリーや糖分摂取量が高い方は、食事を改善し、少し運動を心がけてもらうだけで投薬せずに治療を進められることもあります。検査結果だけで怖がらず、早めの受診をしていただきたいですね。

Q糖尿病はコントロールできる病気なのでしょうか。
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▲「かかりつけ医にまずは相談する事が大事」と話す秋田院長

糖尿病や糖尿病予備軍(境界型)と指摘されても、自覚症状も少なく、「薬漬けにされる」「厳しい食事制限をされる」と受診をためらう方もいます。糖尿病治療の基本は食事療法と運動療法ですが、お薬は生活改善が難しい方や、膵臓に負担がかかりすぎないよう手助けする手段の一つなんです。また、インスリン注射治療を怖がる方もいますが、長期間の高血糖による「糖毒性」という状態になっていると内服薬の機能が表れにくくなるため、ある程度の症状改善をめざし、その後内服薬に変えるためのもの。一人ひとりに合わせて、栄養指導、運動、お薬とバランスを取って治療していくことで、過度に無理せず、コントロールできることをめざします。

ドクターからのメッセージ

秋田 悦子院長

生活習慣病というと、規則正しい生活を送って、運動をして、3食きちんとバランスの取れた食事をして……と制限ばかりの印象があるかもしれません。どうせそんなことはできないと通院や治療を諦めてしまう方もいます。しかし、個人事情は千差万別。経済的、時間的にできないこともあります。指導や治療方法は一択ではなく、一人ひとり違うもの。その相談をするための来院だと考えてください。受診することはハードルが高く感じるかもしれませんが、糖尿病や糖尿病予備軍の方や、糖尿病のご家族がいるなどリスクが高い、不安があるという方には、何も症状がなくても早めに、気軽に受診していただければと思います。

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