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健康のためにきちんと噛んで食べる
管理栄養士による食事指導

藤田歯科 豊中ステーションクリニック

(豊中市/豊中駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

管理栄養士は、病院での患者に対する食事指導や学校給食の監修といった仕事がよく知られている。食品メーカーの商品開発にも携わり、コンビニなどには管理栄養士監修の弁当などが並ぶ。さらに最近では、まだまだ少数ながら、歯科医院で活躍する管理栄養士がいることを知っているだろうか? 「藤田歯科 豊中ステーションクリニック」は、管理栄養士の資格を持つスタッフが在籍。院長の藤田温人先生によると、患者の健康づくりを目的とした栄養指導などを担当しているそうだ。歯科の診療と管理栄養士の栄養指導はどう関わり、実際にどんな取り組みが実践されているのか。そして、管理栄養士の存在は、患者にとってどんなメリットをもたらすのか。藤田先生に詳しく聞いた。

(取材日2021年2月16日)

歯科診療と管理栄養士の食事指導により、しっかり噛んできちんと食べることをめざす

Q歯科医院での管理栄養士の役割を教えてください。
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▲栄養指導のための資料

患者さんに対してしっかりとした保健指導を行うために、当院には管理栄養士が在籍しています。ちゃんと噛めるようにする、治療した歯を良い状態に維持するなど、お口の健康を守ることが歯科医院の役割です。一方、管理栄養士は食事指導を行って体の健康につなげます。両者がその役割を果たすことで、お口の状態を良好に保つだけでなく、栄養バランスを考えて食べることで、患者さんの健康につながると考えています。例えば、体の変化に不安を感じがちな妊娠期間中を安心して過ごしていただけるよう、妊娠中の方を対象に食事指導を行っています。この指導がきっかけとなって通院いただければ、お口の健康についても情報提供やケアが行えます。

Qお子さんに対してはどのような取り組みを実践していますか。
A
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▲院長の藤田温人先生に話を聞いた

赤ちゃんが生まれると、歯科医院に通う余裕がなくなりがちですが、お母さんのお口の状態が悪くなりやすい時期でもあります。また、お子さんのお口の中は日々成長、変化しています。最初は母乳を吸うための機能が養われ、やがて歯が生え、食べ物を噛んで食べるという機能が発達していきます。当院では、こうした成長の段階を踏まえて、管理栄養士が哺乳から摂食・嚥下といった口腔機能の獲得状況の管理や、栄養学的なアドバイスをすることで、発育や食事の面からお子さんの健やかな成長をサポートしています。物を飲み込むなどのお口の機能をきちんと発達させるためにも、この段階で適切な対応をすることが大切です。

Q「かむかむくらぶ」というキッズクラブがありますね。
A
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▲かむかむくらぶのオリジナルグッズ

0歳から永久歯が生えそろう年齢までのお子さんを対象に、虫歯を予防し、正しい歯並びと噛み合わせを実現するために活動しています。お子さんのお口の中では、最初の乳歯が見え始めた段階から虫歯のリスクが発生します。理想を言えば、お子さんに歯が生える前から周囲の方々の虫歯に対する意識を高めたいのですが、これは現実的には難しい。そこで、お口の健康と体の健康をリンクさせて伝えることにしました。最近は健康志向が高まって、皆さん体のことはとても気にされますからね。私たち歯科医師も、お口の健康改善を仕事としていますが、お口の健康を手に入れて、体も健康になっていただきたいという思いで診療しています。

Q成人の患者さんにも食事指導は必要ですね。
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▲カウンセリング室にて指導を行う

興味深いデータがあります。歯科治療を終えた後の栄養状態を、食事指導を受けるグループと受けないグループ別に調べたものです。このデータからわかるのは、歯の治療ができても、その後健康につなげるためには栄養指導が有用だということです。適切な栄養の知識がない場合、いろいろなものが食べられることで肥満になり、糖尿病などの生活習慣病を発症する方もおられます。だからこそ、歯を治療するだけでなく、管理栄養士による栄養指導が必要だと考えているのです。

Q成人の患者さんに対してはどのような取り組みを行っていますか。
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▲院長の藤田温人先生と管理栄養士

近年、口腔機能検査が普及して、お口の機能の低下などの状態がより明らかに診断できるようになりました。患者さんに「ちゃんと食べられていない状態ですね」と言うだけでは理解していただけなくても、検査結果をお見せすることで気づいてくださいます。こうしたお口の状態に問題のある方々を対象に、管理栄養士の食事指導を行っています。ご高齢の方は、口腔機能が低下すると誤嚥性肺炎のおそれもあります。また、サルコペニア、フレイルなどを防ぐためにも、食べ物をきちんと噛んで、しっかり飲み込めるようにすることは重要です。口腔機能を改善し、同時に食べ物の栄養に気を使うことが全身の健康につながります。

ドクターからのメッセージ

藤田 温人院長

歯科医師になった当初は、歯の治療法に関心が向いていました。しかし最近は、自分の治療が患者さんの健康にどう役立っているのかを真剣に考えるようになりました。きちんと噛んで、しっかり食べることで体が元気になり、それが患者さんの満足や喜びにつながると思うからです。当院では歯科医師、スタッフ、管理栄養士が、皆さんが毎日を健康に過ごすためのお手伝いをさせていただきます。管理栄養士は健康づくりに役立つ栄養指導を行います。お子さんがいらっしゃる方、将来親になる方に対しては、ご自身のお口と体の健康を守るだけでなく、お子さんの健やかな成長のためのアドバイスもさせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。

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