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村尾 宗太 院長の独自取材記事

ムラオ歯科クリニック

(足立区/竹ノ塚駅)

最終更新日:2022/10/13

村尾宗太院長 ムラオ歯科クリニック main

竹ノ塚駅東口から続く商店街を抜けて歩くこと約7分の「ムラオ歯科クリニック」。大きく取られた窓から自然光が入り、院内は温かな雰囲気だ。竹の塚で生まれ育った村尾宗太院長は2015年に同院を開業。以来、一般歯科から小児歯科、予防歯科、インプラント治療、審美歯科、摂食指導まで幅広く、妻の村尾真悠子先生と二人三脚で診療にあたっている。「竹の塚にお住まいの皆さんの歯の健康を末永くサポートしていきたいです」と優しい笑顔で話す村尾院長に、力を入れているという予防歯科・審美歯科・摂食指導のことから、専門スタッフによるカウンセリングについてまで、たっぷりと話を聞いた。

(取材日2019年4月24日/更新日2022年10月7日)

地元・竹の塚で誰もが安心して通える歯科医院をめざす

地域密着型の診療を行っているそうですね。

村尾宗太院長 ムラオ歯科クリニック1

ええ。私は歯科医師になった当初から、いずれは生まれ育った竹の塚の皆さんのための歯科クリニックを開きたいと考えていました。そこで勤務医時代は一般的な歯科クリニックや自由診療専門の歯科クリニック、歯科口腔外科専門の歯科クリニックと、さまざまな場所で多分野を診る力を養ったんです。開業にあたっては、「すべての方に安心して通っていただける、地域密着の歯科クリニック」であることをコンセプトに掲げました。その一環として院内はバリアフリー設計とし、キッズスペースも設けています。ですから高齢の方、車いすやベビーカーをご利用の方、子育て中のお母さん方にも、安心してご来院いただけるかと思います。当然のことながら衛生管理も徹底しており、世界的基準となっているヨーロッパ規格で、高品質と認められた滅菌機を導入しました。

診療面の特徴を教えてください。

勤務医時代の経験を生かし、一般歯科から小児歯科、矯正歯科、審美歯科、予防歯科、インプラント治療や親知らずの抜歯といった歯科口腔外科分野まで、幅広く対応する点が特徴の一つです。インプラント治療については、特に治療後のメンテナンスが重要になるため、きちんと通院を続けてくださる患者さんにのみ提案し、その分、私もずっとお付き合いをさせていただくという覚悟で取り組んでいます。もう一つ、設備面を充実させている点も当院の特徴ですね。例えばインプラント治療では、先進の歯科用CTが活躍します。これを用いれば、神経や血管の位置が立体的画像として把握できるので、より安全で精密な手術につながるのです。その他にも、各診療ユニットに大型のモニターを設置し、説明時に活用することで患者さんにご自身の口の中がどうなっているのかを目で見て理解していただけるようにしています。

診療方針についても聞かせてください。

村尾宗太院長 ムラオ歯科クリニック2

患者さんの負担を減らすことを重視しています。そのためにも歯科衛生士と連携の上、できるだけ治療が必要にならないように、あるいは再治療にならないようにして、その後は検診やクリーニングでしっかりフォローしてきます。もし治療が必要な場合も、その日にできる処置をきちんと行い、できるだけ少ない回数で治療工程を終えられるよう取り組んでいます。患者さんには患者さんの生活や都合があり、何度何度も通えるほど、時間に余裕がある人は少ないですからね。すべての方が安心して通院できる歯科クリニックであるための設備、技術を備える当院だからこその工夫で、今後も少しでも患者さんの負担を減らしていきたいです。

予防歯科・審美歯科・摂食指導など多分野で地域貢献

特に力を入れている分野は何でしょうか?

村尾宗太院長 ムラオ歯科クリニック3

先ほどもお伝えしたとおり、当院はさまざまな歯科治療に対応していますが、中でも力を入れているのは、予防歯科、メンテナンスです。基本的に歯科治療というのは、悪くなったところを他の人工物に置き換えるものなので、たとえ一度治したとしても、しっかりとメンテナンスをしておかないと再治療になってしまうことが多いのです。そして再治療が何回も繰り返されると、最終的には歯が駄目になって抜歯が必要に……、となりかねません。実際にこれまで、そうなって苦労している人をたくさん診てきました。また勤務医時代に都心部で働いていた頃に比べ、この地域は口の中の状態が良くない人が比較的多いと感じています。悪くなったものを良くするのは患者さんにとって負担が大きいですから、メンテナンスをしっかりして、問題のない状態をキープすることが最も大切だと考えています。

審美歯科にも取り組んでいらっしゃいますね。

はい。審美歯科とは、本来の見た目である白い歯を再現することをめざす、セラミックの詰め物やかぶせ物を使った治療分野のことで、自由診療となります。保険診療のいわゆる銀歯の治療は、口を開けた時に目立つだけでなく、金属アレルギーの原因や、長期間経過すると隙間から虫歯菌が入り虫歯につながりやすいなどの問題も。セラミック治療なら、そうしたリスクは軽減されます。自由診療のため費用が高くなりますが、その分、しっかりとメンテナンスに対して前向きになっていただけるケースが多いのも良い点でしょう。ただ、決して保険診療が悪いと言っているのではありません。お伝えしたいのは「痛くなったら歯科へ行く」という考えから、「しっかりと定期的にメンテナンスに通う」という考えへと意識を変えるのが大切ということです。そのほうが後で口のトラブルが起こりにくくなり、最終的にかかる費用面の負担も少なくなると考えています。

摂食指導にも積極的だと伺いました。

村尾宗太院長 ムラオ歯科クリニック4

高齢になり摂食嚥下機能が低下して食事に不安のある方や、障がいなどの影響で経管栄養を行っているけれど、少しでも口から食べたいと希望される方、そうした方々のご家族などを対象に、専門の歯科医師を招いて摂食指導を行っています。まず、実際に食べる様子を見せていただき、飲み込む機能のどの部分に問題があるのかを判断して、状態に合わせた指導をします。例えばお子さんなら、スプーンに乗せた食べ物を口の中のどこに置くかといった部分から。高齢の方の場合は、唾液が少なくなったことで食べ物を飲み込みにくいという人が多いので、唾液腺をマッサージして活性化を促します。摂食指導を開始した当初は、地域的にも高齢の方が中心になると予想していたのですが、実際には障がいのあるお子さんや大人の方も多く利用してくださっていますね。指導をお願いしている先生から私と妻も手法を学んで、将来的には自分たちでもできるようにしたいと考えています。

丁寧なカウンセリングをもとに理想の口腔環境づくりを

専門スタッフによる初診カウンセリングを行っているそうですね。

村尾宗太院長 ムラオ歯科クリニック5

初診カウンセリングでは、TC(トリートメントコーディネーター)が患者さんのお話を伺います。TCとは「医療者と患者さんの間に立ち、双方にとって満足のいく治療を進めるための橋渡しをする専門スタッフ」のこと。実際のカウンセリングでは、TCが専門的な内容を噛み砕いてわかりやすく説明しながら、患者さんのお悩みや、どんな口の状態をつくるのが理想かといったご要望をじっくりと聞き取ります。患者さんからヒアリングした情報を、的確に歯科医師に伝え、安心して治療を受けていただける環境をつくるのもTCの役割です。ですから治療についてご不明な点、ご不安な点があれば、TCに何でもお話しくださいね。

今後の展望についてはいかがでしょう。

予防歯科やメンテナンスの体制を強化するために、現在7人いる歯科衛生士の数もさらに増やしていきたいと考えています。増員に向けて当院では、スタッフの頑張りをきちんとした形で評価することを心がけ、また、産休後にスムーズに戻ってもらえるようにするなど、長く勤められる環境づくりにも取り組んでいます。スタッフが私や当院と一緒に成長してくれたらうれしいですし、皆が仕事を通じて豊かで楽しい人生を送れるよう支えていきたいと思っています。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

村尾宗太院長 ムラオ歯科クリニック6

口の中を健康に保つために一番大切となるのは、あくまでご自身で行っていただくメンテナンスですが、それをバックアップできるようクリニック全体で取り組んでいます。私の地元でもある、ここ竹の塚に密着した歯科クリニックとして、地域の皆さん一人ひとりの口の悩みやさまざまな症状を解消し、末永く歯の健康をサポートすることをめざしていますので、気になることがあれば気軽にご相談いただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オールセラミッククラウン/8万円〜、オールセラミックインレー/6万円〜、インプラント治療(1本)/40万円~、オフィスホワイトニング/1万5000円~、ホームホワイトニング/1万5000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/15万~50万円※症例により異なります

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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