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小川 集司 院長の独自取材記事

トラスト歯科

(大阪市西区/阿波座駅)

最終更新日:2023/10/13

小川集司院長 トラスト歯科 main

大阪市西区立売堀にあるビルの7階にある「トラスト歯科」は、歯科口腔外科専門の歯学博士であり、大学病院をはじめとする総合病院で研鑽を積んだ小川集司先生が院長を務めるクリニックだ。「原因を根本から治療し、最良の治療を提供すること」をモットーにした同院では、マイクロスコープや歯科用CT、滅菌器などさまざまな医療機器を導入。虫歯・歯周病の治療と予防から、噛み合わせ、インプラント治療、矯正まで、患者の多様なニーズに応えて幅広い分野の診療を行っている。「自分がされたい治療、安心できる治療だけを行う。そのための準備を常にしています」と話す小川院長。今回は2023年7月の移転にともなってリニューアルされた院内についてや診療の特徴、今後の展望などいろいろと話を聞かせてもらった。

(取材日2023年7月25日)

徹底した衛生管理を当然のレベルに

美しく整えられたクリニックですね。

小川集司院長 トラスト歯科1

そうですね。ビルの中で移転することになりリニューアルしたのですが、「どうせならせっかく来てくださる患者さんにとって特別な空間にしたいな」と考えました。待合室は私が気に入っている建築家デザインのライトがあるので、そのライトに合う落ち着いた雰囲気にしてもらいました。逆に診療スペースはどこまでもクリーンに。私の中では海外にある車のテクニカルベースのような、清潔で整えられた空間をめざしました。天井に埋め込んだライトにもこだわり、汚れがわかる白にもこだわり、衛生管理への意識をさらに高めています。実際にでき上がってみるとおしゃれではあるものの、どこか自分が長く勤めてきた大学病院のような雰囲気があるなと感じることがあります(笑)。

衛生管理には特に徹底されているとお聞きしました。

私は大学病院の口腔外科に長く務め、手術も多く行ってきましたので、とにかく清潔ということにこだわっていました。それを体が覚えているんですよ。また当院では、すべての面において「自分がされたい治療や環境だろうか?」と徹底的に考えるようにしています。ですから、ブラッシング指導では患者さんに歯ブラシを持参してもらうか、こちらで購入したものを使っていただき、絶対に再使用はしません。治療で使うタービンも、患者さんごとに滅菌器で滅菌。さらに口腔外バキュームを全部の診療台に取りつけ、天井には空気清浄器を設置しています。ここまで徹底している歯科医院は多くはないかもしれませんが、私にとっては最低限必要なものであり「当然のこと」という感覚ですね。

手術のためのスペースも用意されています。

小川集司院長 トラスト歯科2

インプラントなどの手術を行うスペースは、手術に必要な道具を並べても圧迫感のない広さを確保し、性能にこだわったマイクロスコープを設置しました。どんなに小さなものであっても、手術は不安なものだと思いますので、少しでも安心して受けていただけるようにまずは環境を整えています。当院がめざすのは、どんな治療であっても「10年後でもしっかり噛めるような治療」。そのために必要な治療を、保険診療から自費診療まで幅広く行います。どんな治療でもプロとしてしっかり診断し、その診断に基づいて精密な治療をすることをお約束いたします。今だけでなく年単位で考え、患者さんにとって最善と思われる治療をいくつか提案しますので、その中から治療期間や費用なども考えた上で選択してもらえたらと思います。

自分がしてもらいたいと思える治療と環境を

診療にあたって心がけていることはありますか?

小川集司院長 トラスト歯科3

自分がしてもらいたいと思える治療を優先するということですね。それは結果として患者さんにとって最良の治療につながると考えています。また、自分がしてほしい治療を患者さんに対して行うということでもあります。ですから時には患者さんの希望に沿わないご提案をすることもあります。例えば、患者さんの多くは歯を抜きたくないとおっしゃいますが、問題のある歯を残しておくと、全身の健康に悪い影響を及ぼすこともあります。抜くべき歯をそのままにしておくと、年単位で考えたときに、他の歯まで悪くなる可能性もあります。そんな時は、理由を徹底的に説明し、それでも理解していただけない場合には、歯科医師としての責任を持ってできませんとお断りします。

一見厳しいようですが、患者さんのためを思っているわけですね。

誰だって治療期間は短いほうがいいし、費用はかからないほうがいいし、歯を残したい。当然です。私も患者ならそう思います。もちろん患者さんの希望をかなえるために努力し、準備をすることは歯科医師として当然のことでしょう。しかし、すべての希望をかなえることだけが患者さんのためではありません。今、小さなごまかしをして患者さんの希望をかなえれば、一時的にはご満足いただけるかもしれませんが、10年後20年後に大きな問題になるかもしれません。一生の中には病気になったり、手術を受けたりすることもあるでしょう。そんな時「あの時治療しておいて良かったな」と思ってもらえるように、たとえ厳しくても、本当の意味で患者さんのための治療を追求していきたいと考えています。

その思いを追求するために、こだわられている部分はありますか?

小川集司院長 トラスト歯科4

一つは医療機器ですね。当院では歯科用CTはもちろん、24倍率のマイクロスコープを補綴にまで駆使し、とにかく精密な診断や治療を心がけています。歯を削ったところにぴったりと合わせる、いわゆる適切な適合を実現するにはマイクロスコープは欠かせないからです。また、10年来付き合いのある歯科技工士さんとタッグを組み、補綴物の完成度を極限レベルにまで高めることをめざしています。加えて、治療に焦りは禁物。ブラッシング指導などで口腔内の状態を整えてから治療に取りかかることや、インプラント治療でも前準備をしっかりと行うことにより、これまでいわれていた術後の痛みや腫れを最小限に抑えることに努めています。また、リニューアルに合わせて、インプラント治療に使用する新しいガイドシステムを導入しました。

日本人の口腔レベル向上に貢献したい

新しいガイドシステムについて詳しく聞かせてください。

小川集司院長 トラスト歯科5

インプラントのガイドシステムは、理想的な位置に適切にインプラントを埋入するために欠かせないシステムになりつつあります。当院でも初期から導入し活用してきましたが、今回導入したのはまだ日本でもなかなか流通していないと言われる先進の機器です。かつては脳神経外科などの分野で活用されていたほどのデジタル技術と光学技術によるナビゲーションシステムで、ドリルの角度までをリアルタイムにモニタリングし、より適切で素早い手術がめざせます。術中・術後の負担の軽減にもつながります。

今後、より力を入れて取り組みたいことはありますか?

より良い治療を皆さんに提供していくことはもちろんなのですが、診療を通してお口への関心を高めていってもらえたらなと思います。日本は保険制度があるせいか、自分の口腔の健康に関心を持っている人は少なく、まだまだ自分の歯を守る「予防」のために歯科医院に通う人は少ないと思います。今は歯を失っても、インプラントで補うことができます。でも、もし歯を失わなければそもそも治療の必要はありません。海外では、口腔を健康に保つことは常識であり、家一軒建てるくらいの価値があるとまで言われています。予防のための適切な知識を伝えるとともに、実際のケアも体験していただいて、日本人の口腔に対する当たり前のレベルを上げることに貢献したいですね。

それでは最後に、読者へのメッセージをお聞かせください。

小川集司院長 トラスト歯科6

当院に来てくださる患者さんには、清潔な環境と、適切な診断、精密な治療をプロとしてお約束いたします。私は、当院で一度治療を行った部分は絶対に悪くしたくない。再治療はしたくないと強く思っています。そのために必要な時間をかけ、持てる技術を総動員し、適切な治療を行うべく尽力しています。虫歯や歯周病の治療はもちろんですが、親知らずの抜歯、インプラント治療やマウスピース型装置を用いた部分矯正もお気軽にご相談ください。また、歯をより美しく整えるための審美歯科やホワイトニングにも対応していますし、予防歯科ではより積極的なプロフェッショナルケアに注力しています。ぜひ私たちと一緒に、一生自分の歯で食べられる喜び、コンプレックスのない美しい笑顔をめざしましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/37万4000円+上部構造16万5000円~
ホワイトニング/1万6500円~
マウスピース型装置を用いた矯正/診査料3万3000円+矯正36万3000円~
オールセラミック/14万9600円~

※価格はあくまで目安ですので、詳細はクリニックへお問い合わせください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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