粉川クリニック

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粉川敦史院長

頼れるドクター

医療トピックス

胃がん、大腸がん、食道がん
知っておきたい症状と検査法

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胃がん、大腸がん、食道がんなどの消化器系のがんは今も日本人に多い病気だ。その一方、内視鏡検査や、早期がんに対する内視鏡手術など医療技術は目覚ましく発展し、初期の段階でがんが見つかれば、もはや消化器系のがんはほとんど完治する病気と言われている。そこで、内視鏡領域で豊富な診療経験を持つ「粉川クリニック」粉川敦史先生に、消化器系のがんとその検査方法、そして私たちが気をつけた方がよい症状などについてお聞きした。 (取材日2015年10月16日)

初期のがんの発見に役立つ内視鏡検査

大腸がんはどのような病気ですか。

176025 mt 1 q1 1446191380 ▲自覚症状が分かりにくい分、検査をすることが大切 大腸がんは、もともと欧米人に多かった病気でしたが、だんだん日本人にも増えてきています。食生活の欧米化が一つの原因とされており、肥満や内臓脂肪と関係があるという意見もあります。60歳以上の方に多く、男性のがんの中で4番目。女性では2番目。どのがんで亡くなるかという調査では、男性は3番目、女性では1番目と死亡率が高いがんでもあります。高齢化と共に今後も増えることが予想されていますから注意が必要です。しかし、初期の段階ではほとんど自覚症状がないので、人間ドックなどでたまたま見つかるケースが多いようです。早期の大腸がんは、内視鏡切除という外来での簡単な手術でほとんど完治しますから、早期発見が重要です。大腸がん検診は患者さんに負担がなく手軽に受けられる検便ですから、ぜひ検査を受けていただきたいですね。

では大腸内視鏡検査について教えてください。

176025 mt 1 q2 1446191380 ▲セパレートされているので個室感覚で検査を受けることができる まず、宿便を出して大腸の中をきれいにするために洗浄液を2リットル飲んでいただきます。その後、お尻から内視鏡検査を行います。「痛い」というイメージがあるようですが、個人差が大きいようです。当院では、太さの異なる内視鏡を用意し、患者さんの状況によって使い分けています。太い方が画質がよくて使いやすいのですが、痛みを強く感じられる患者さんには細めのものを使います。また同じ方でも、内視鏡の手元の操作が乱暴だと痛みが誘発されることがあるので、ていねいに操作することを心がけています。さらに、痛みを緩和する麻酔で、ご本人が痛みを感じず、うとうとしているうちに終わることもできます。大腸の内視鏡検査もとても楽に受けられるようになっていますので、精密検査が必要と言われた場合は、必ず受けていただきたいと思います。

胃がんについても詳しく教えてください。

176025 mt 1 q3 1446191380 ▲胃の検査に限り必要に応じて即日の対応もしている 昔はがんの中で最も多いがんでしたが、だんだん減る傾向にあります。でも、まだ男性のがんでは最も多く、女性でも3番目です。亡くなる方は減っていますが、進行の早いスキルスがんなど種類が多様で、注意は必要ながんです。胃がんも初期に発見できれば治る可能性が高いので検査が重要です。バリウムを飲む胃透視検査はへこみやふくらみで異常を判断するので、表面の色の変化などはわかりにくく、ごく初期の胃がんを見つけるには内視鏡検査(胃カメラ)の方が優れています。胃の内視鏡検査も技術が進み、とても楽に検査を受けていただけるようになりました。胃の内視鏡検査を行う時に、咽頭がんや、喉頭がん、食道がんなども見つかることがありますので、胃の内視鏡検査はとても重要な検査と言えます。

胃がんの原因として、最近話題のピロリ菌について教えてください。

176025 mt 1 q4 1446191380 ▲「一期一会」の精神を大切に、と丁寧な対応を心がけている ピロリ菌は、胃の粘膜にいて胃や十二指腸の病気を引き起こす菌です。子どもの頃に感染し、一度感染すると多くの場合、除菌しない限り胃の粘膜に棲み続け、やがて慢性胃炎へと進みます。この慢性胃炎が胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃炎、胃がんなどを引き起こす恐れがあることが明らかになっています。衛生環境がよくなり、若い人の感染率が減ってきているので、若い人の胃がんは減ってきています。またピロリ菌について知られるようになり、ピロリ菌を除菌しようという方も増えてきているのも胃がんの減少に影響していると思います。慢性胃炎などの症状に心当たりのある方は、ピロリ菌の検査を受けて、陽性ならば除菌されることをお勧めします。

食道がんについても教えてください。

176025 mt 1 q5 1446191380 ▲NBI観察は食道がんの発見に非常に有効的 食道がんは、男性に多いがんで、大きな原因はお酒とタバコと言われています。「胸部にできるタイプ」、「逆流性食道炎と関係が深く、食道と胃のつなぎ目にできるタイプ」があり、アジア人は胸部、欧米人はつなぎ目にできる食道がんが多いとされてきました。そのため欧米では逆流性食道炎は食道がんのリスクと言われています。日本ではまだデータは出ていませんが、臨床の場では、逆流性食道炎にかかわるつなぎ目にできる食道がんが増えている印象があります。また最近、食道がんはNBI(狭帯域光観察)という内視鏡で早期発見ができるようになりました。これは特殊な波長の光で粘膜の微細な表面構造や毛細血管をくっきりと映し出す技術で、これまで通常の観察で見逃されていたような小さながんも見つけられるようになったのです。食道がんも早期発見が重要ですから、ぜひ積極的に内視鏡検査を受けていただきたいですね。

ドクターからのメッセージ

粉川敦史院長

消化器官系のがんは、初期の段階で見つかればほとんど治る病気です。しかも大きな手術ではなく、内視鏡切除という負担の少ない治療でがんを根治することができます。いずれも初期のうちは自覚症状がないので、定期的にがん検診を受けることが必要です。そして、精密検査を勧められたり、消化器系で何か症状を感じる時は、消化器科専門クリニックを受診してください。当院では、がんを見つけやすいNBI(狭帯域光観察)内視鏡を備え、麻酔専門医も在籍していますので、安心して検査を受けていただくことができます。内視鏡検査も患者さんの負担をできるだけ少なくすることができるようになっていますので、うまく利用して健康を守っていただきたいと思います。

記事更新日:2016/01/24
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