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門中 幸枝 院長の独自取材記事

きらめきデンタルクリニック

(東海市/聚楽園駅)

最終更新日:2022/07/25

門中幸枝院長 きらめきデンタルクリニック main

「きらめきデンタルランド」の敷地内にあり小児歯科・矯正歯科を専門とする「きらめきデンタルクリニック」。約1300坪と広い敷地には、中庭やカフェ、イベントスペースがあり、たくさんの親子が診療の待ち時間を思い思いにくつろぎながら過ごしている。市外からも患者が訪れる同院の院長を務めるのは、明朗快活という言葉がぴたりと当てはまる門中幸枝院長。子どもの歯並び、噛み合わせの診療に対し、遺伝や食習慣、生活習慣をトータルで考えるスタイルを貫き、特にマウスピース型装置を用いた矯正に力を注ぐ。同院を「健康寿命を延ばす入り口にしてほしい」と語る門中院長に、クリニックの特徴などについて話を聞いた。

(取材日2022年5月6日)

歯に限らず幼少期からの健康づくりをトータルに支える

クリニックの特徴や注力していることを教えてください。

門中幸枝院長 きらめきデンタルクリニック1

当院の大きな特徴は、小児歯科と矯正歯科に特化した専門クリニックであることです。小児歯科で力を入れているのは、まだ歯が生える前である0歳児からの予防歯科。そして矯正歯科では、歯並びや噛み合わせに影響する体の形態や機能について、幼少期より整えることを重視しています。食生活の欧米化や生活スタイルの変化などにより、昔に比べて歯並びの悪い子どもが多くなっているのが現状です。お子さんの良好な口腔環境をつくっていくためには、正しい歯科知識を親御さんに早くから知っていただくことが大切だと考え、情報をお伝えしていくことにも注力しています。

歯だけではなく、体や生活習慣もサポートしているのですね。

そうなんです。例えば、歯列矯正というと歯並びだけを治すと思われがちですが、姿勢、食べ方、癖などすべてがつながっています。そこで、食事や体づくりも含めて多方面から健康を支えたいとの想いから、クリニックに加え、カフェやイベントスペース、広い中庭がある「きらめきデンタルランド」を造りました。歯並び・噛み合わせをよくしようとするのであれば、こうした取り組みが必要です。歯や健康に関わるさまざまなイベントに参加したり、中庭で思う存分体を動かしたりしていただけたらと思っています。また、普段は忙しい親御さんにゆっくり体を休めていただくことも、この施設のコンセプトです。お子さんの治療中はカフェを利用することもできますので、自分の時間をくつろいで過ごしてもらえると思います。

診療の流れについて教えてください。

門中幸枝院長 きらめきデンタルクリニック2

まずは口腔内の撮影やエックス線検査によって現状を把握し、根本的な解決のために原因を追究します。基本的な検査はもちろん、呼吸、筋機能、姿勢、発音、嚥下、顎関節まで細かく検査するのは、先ほどお話ししたように全身を診ることが重要だと考えているからです。検査結果をもとに、患者さんそれぞれの症状に合わせたプランを検討し、矯正方法、筋機能療法、生活習慣指導についてご提案します。その際、費用や期間、通院間隔なども詳細にご説明しています。複数の歯科医師をはじめ、歯科衛生士、メディカルアシスタントなど各分野ごとに大勢いる専門のスタッフたちと一丸となって、良好な口腔環境づくりに取り組んでいます。

子どもと向き合い、自立を促す歯科医療を提供

子どもの患者に対して気をつけていることは何ですか?

門中幸枝院長 きらめきデンタルクリニック3

お子さん本人に納得してもらうため、丁寧にお話しすることです。例えば、定期検診では親御さんも含めて時間をかけて説明し、治療の際も「あなたの歯はこういう原因でこうなっているので、良くするためにはこんな治療が必要だよ」とお伝えしています。写真や絵も使って視覚的に説明すると、自分から「治療したい!」と言ってくれるお子さんは多いですね。また、安全な治療にも配慮しており、その取り組みの一つとして、泣く子どもを押さえつけるような抑制治療は行っていません。無理やりの治療は安全の確保が難しく、その後、歯科に通うことも苦痛になってしまいかねないからです。子ども自身が自律的に考えられるようにすることを最終目標に据えています。

歯科医師をめざしたきっかけや、こちらで働こうと思われた理由を教えてください。

父も母も歯科医師という環境で育ち、物心ついた頃から歯科医師を志していました。両親が「患者さんから信頼されているな」と子どもながらに感じていたからです。大学卒業後は入れ歯やかぶせ物などを扱う補綴科に在籍し、失った歯を補うことや歯並びの大切さを学びました。一方で、歯を補う治療には限界があるとも感じ、自分の歯を失ってしまう前に何とかしたいと考えたことから小児歯科にたどり着いたのです。当院は、小児の矯正歯科に特化した治療ができる上、小児専門の歯科としてチェア16台と規模が大きく、数多くの治療経験が積めることが魅力でした。そして何より、竹内敬輔理事長の「世界の子どもたちの口腔内を守る」という私にはなかったスケールの大きな考えに惹かれましたね。

歯科医師として心がけていることはどんなことですか?

門中幸枝院長 きらめきデンタルクリニック4

患者さんとの信頼関係を築くことです。私の父は単に治療をするだけでなく、患者さんとしっかり向き合い精神的にもサポートしていました。その姿勢を見習い、私も困っている人を助けるという医療の本質を忘れないようにしています。今でも思い出すのは、歯科医師になったばかりの頃、技術が未熟だった私を指名してくれた患者さんのことです。最善の治療をその方と一緒になって考え、補綴物を作りました。数年後にお会いした時に「今も使っているよ。先生のおかげだよ」と言っていただけたことはうれしかったですね。患者さんとの関わりから生まれる喜びは今のクリニックでも同じです。数年間、お子さんが成長していく姿を見守り、笑顔で巣立っていく様子を見られることは感慨深いものです。

歯科医院のハードルを下げ、健康寿命を延ばす入り口に

院長としてクリニックづくりで気をつけていることを教えてください。

門中幸枝院長 きらめきデンタルクリニック5

就任当初はスタッフもチェアの台数も多いので、全体をうまく把握できるか不安を感じていました。しかし、竹内理事長が院長を務めていた時代からしっかりとした組織をつくってくださり、役割分担もできていたので、特に苦労することはなかったです。院長になってからは、患者さんと同じように、スタッフにもより一層寄り添えるように心がけています。これまでさまざまな歯科医院に勤務してきましたが、当院は「このクリニックを良くしよう!」と自主的に動いてくれるスタッフばかりです。年齢層は幅広いですが、みんな仲が良くとても穏やかなんです。患者さんはクリニックの空気を敏感に察しますので、良い雰囲気をつくってくれているスタッフには感謝しかありません。

親御さんに知っておいてほしいことはありますか?

大人と違い、幼少期に自ら歯列矯正したいという子どもはいませんので、まずは親御さんに歯並びや噛み合わせの重要性を理解していただきたいですね。子どもの矯正は乳歯を活用して顎を広げていきます。始めるタイミングが遅くなると顎を広げることが難しくなり、体への負担が増えて矯正期間も長くなってしまうでしょう。また、子ども時代に良好な口腔環境ができていれば、後々矯正を必要としないケースもあることを知っていただけたらと思います。当院でも、歯が生える前から健康なお口づくりを行う重要性をお伝えすることを大切にしています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

門中幸枝院長 きらめきデンタルクリニック6

歯の大切さを知り、大事にすることは、健康寿命を延ばすことにつながります。その入り口として、当院をはじめ、きらめきデンタルランドをご活用いただければと思います。お子さんのお口の中が気になっていても、いきなり歯科医院に連れて行くのはハードルが高いという方も多いでしょう。そうした方々のために、当院では歯科医院を知ってもらうきっかけになる気軽なイベントを行っています。それを契機に通院される方もたくさんいらっしゃるんですよ。ママ友同士やご高齢の方々の憩いの場としてきらめきデンタルランドをご利用いただくのも良いでしょう。見るだけでワクワクするような歯に関するグッズもご紹介しています。患者さんでなくても利用できる施設ですので、ぜひ一度遊びにいらしてくださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/96万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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