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藤尾 一登 院長の独自取材記事

川崎ハッピー歯科医院

(川崎市川崎区/川崎駅)

最終更新日:2024/03/13

藤尾一登院長 川崎ハッピー歯科医院 main

川崎駅中央東口から第一京浜道路方面に歩くこと約10分、ビル1階にある「川崎ハッピー歯科医院」。子どもから高齢者まで幅広い年齢層の患者が集う歯科医院だ。歩道に面したエントランスや診療室の入り口にはスロープがあり、ベビーカーや車いすでも訪れやすい。診療時間が長いため、忙しい働き盛り世代なども通いやすいのが魅力。「技術研鑽と先端の情報収集には不断の努力を重ねており、地域の患者さんにその知見を還元したいです」と笑顔を見せるのは、藤尾一登院長。地方を含めた幅広い勤務を経験し、さまざまな価値観やニーズがあることを痛感したことから、決して押しつけない、納得の治療をモットーとしているという。「幸せな人生は快適な口内環境から。」との思いを院名に込めたという藤尾院長に、診療の特徴や歯科医療への思いを聞いた。

(取材日2023年12月11日)

平日・週末の夜診療で働き盛り世代も通いやすいように

こちらは、どういった患者さんが多いのでしょう。

藤尾一登院長 川崎ハッピー歯科医院1

当院は、川崎駅から歩いて10分ほどの場所。駅前の繁華街にも住宅地にもほど良い距離にあるので、さまざまな患者さんが来院されています。平日の診療時間は21時まで、週末も19時まで診療しているので、通勤・通学帰りの患者さんも訪れやすいのではないかと思います。平日昼は高齢の方、平日夜や休日は働き世代の患者さんが来院される傾向にありますね。地域の特性もあり外国の方も多く、その方々とのコミュニケーションは、翻訳機や資料を活用しながら行います。キッズスペースを備えているのとバリアフリー設計のため、ご家族そろって来院される場合も少なくありません。ベビーカーや車いすのまま入出可能な個室の診療室なども完備しているので、安心してご相談いただければと思います。

広々とした空間に落ち着いたインテリアが印象的ですが、院内でこだわった点はありますか?

どなたにも来院していただきやすい歯科医院にしたかったので、まずバリアフリーですね。また、患者さんが余計な気を使わずにリラックスして診療を受けていただけるよう、ユニットはスペースを十分に確保した個室と半個室の2室を備えました。当院では事前にしっかり説明してから治療に入るのですが、プライバシーに配慮した設計なので、患者さんも気軽に質問しやすいようですね。さらに安心して治療を受けていただくため、ヨーロッパの厳しい基準に準拠したオートクレーブという歯科用滅菌器を導入し、感染症対策も徹底しています。新型コロナウイルス感染症の流行を経て、当院スタッフの感染症予防に対する意識はこれまで以上に高まり、患者さんが安心して受診できる環境づくりに日々尽力しております。

患者さんとのコミュニケーションにおいて、大切にしていることを教えてください。

藤尾一登院長 川崎ハッピー歯科医院2

患者さんとコミュニケーションを取る場合、フレンドリーに接することを望まれる方もいらっしゃれば、診察中は終始丁寧な言葉でやりとりを行うことを好まれる方も。後者の場合、良かれと思ってフレンドリーに接することで、逆にご気分を害されてしまってはいけませんのでそのようなことのないように気をつけています。このようなきめ細かな配慮は、患者さんと医療スタッフが一対一で相対するユニットではとても大切。私を含めた当院のスタッフはこの思いを持って治療にあたらせていただいています。また、当院では基本的に保険診療と自由診療の両方の治療をご提案していますが、患者さんの中には保険診療を希望される方もいらっしゃいます。患者さんの希望に寄り添うのが、当院の信条ですので、遠慮なくご要望をお伝えください。患者さんのご要望を尊重した形で、最善と思われる選択肢をご提示させていただきます。

トラブルを防ぎ、重症化を避けるため予防歯科に注力

予防歯科に力を入れていらっしゃると伺いました。

藤尾一登院長 川崎ハッピー歯科医院3

外国人の患者さんは虫歯を理由に来院される方は少なくて、日本は海外に比べて歯のメンテナンスや予防に対する意識がまだまだ低いなと感じます。どんなに丁寧に磨いたつもりでも、誰にでも癖があるためどうしても磨き残しが生じてしまうもの。歯科医院の検診やメンテナンスに定期的に通うことで自分の癖を知ることができるだけでなく、適切なブラッシング指導が受けられます。また当院では、歯科衛生士によるケアで歯周病菌のすみかである歯石を除去することを図るだけでなく、専門的なケアにも対応しています。虫歯の治療を終えられた患者さんが、その後、定期的にメンテナンスに通うスタイルが定着してくれたらとてもうれしいことですね。

予防歯科に注力されるようになったきっかけは何ですか?

お年を召した方の中には「年を取れば歯を失い、入れ歯を入れることが当たり前」という方もいます。離島など地方で働いていた時、そうした傾向を強く感じました。この経験から、治療やメンテナンスのほかに患者さんの意識を変えていく必要性があることを実感。当院では予防歯科を通じて、ご自身で歯を守ることの大切さを繰り返しお伝えするようにしています。そのかいあってか、開業当時と比べて予防歯科を目的とする患者さんは増加傾向にありますね。当院では女性の患者さんが多いようにお見受けしますが、徐々に男性の患者さんも勤務時間や休日のお時間を調整して、予防のご相談に来られる方が増えています。地域に密着することを信条とする当院としては、この流れをとてもうれしく思っています。

お子さんの治療に関して知っておいてほしいことや工夫されていることはありますか。

藤尾一登院長 川崎ハッピー歯科医院4

学校の検診で虫歯の指摘をされなかったからといって安心はできません。私も検診に携わったことがありますが、診察室に比べると暗くて細部までよく見えない所で流れ作業的に行うので、どうしても見落としが生じてしまいます。学校の検診はあくまでも参考程度にとどめ、歯科医院できちんと定期的に検診を受けることをお勧めします。お子さんの中には、治療機器の音を耳にするだけで怖がってしまう方も。そうした方には口腔内に機器を挿入する前に、肌の上などで練習を行い、「怖くない」ということを知ってもらうような工夫を行います。怖さが残ったまま治療を進めてしまうと、お子さんのトラウマになる場合があるので、細心の注意が必要です。トラウマになってしまったがゆえに将来、そのお子さんの口腔内がボロボロになってしまうのは、とても悲しいこと。それを防ぐために、随所に工夫を施しながらお子さんの治療を行うようにしています。

歯を守る大切さとそのための方法を伝え、意識改革を

院長の歯科医師としてのスタンスを教えてください。

藤尾一登院長 川崎ハッピー歯科医院5

歯科の治療技術や機器の分野は、日々目覚ましい進歩を遂げています。その進歩に遅れを取ることなく、自分の知識や技術を陳腐化させないために、勉強会や書籍などを通じて常に学び続けています。オンラインで先端の技術に関する情報を収集することもあれば、現地に出向いて学びの深堀りを行うことも。休日や診察後の時間、あるいは必要に応じて診察時間を調整するなどの工夫を行い、知識習得に精進しております。私および当院スタッフが身につけた知見を地元の患者さんに還元することは、当院を開業した目的の一つです。

今後の展望をお聞かせください。

診療を通して皆さん自身のお口を守る意識を高め、地域にハッピーの輪を広げていければと思っています。患者さんに「ここに来たら、ハッピーになれる」と言ってもらえたなら、歯科医師としてとてもうれしいことです。当院の治療と予防の患者さんの割合は、約3対1。今後は予防の割合を拡大し、歯科衛生士がより活躍できる場にしたいですね。離島などに比べて都市部に近い川崎の皆さんは、比較的歯科意識の高い方が多いようですが、それでもまだまだ個人差が大きいと感じます。歯を守ることの大切さと具体的な方法をお伝えすることで、地域の歯科意識を底上げすることができればいいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

藤尾一登院長 川崎ハッピー歯科医院6

地域住民の皆さんには、虫歯にしない、歯周病を進行させないようご自身で心がけていただくことが大切だとお伝えしたいです。「治療が必要ない状態」を保ってほしいと思っています。そうなると歯科医院はいらなくなりますけれど(笑)。小さいお子さんの歯の健康を保つのは、親御さんの役目です。そのために大事なのは歯磨き。検診も確かに重要ですが、どんなにこまめに検診をしても、普段から正しい歯磨きができていなければ意味がありません。ご自身の歯磨きに自信がなければ、お子さんと一緒に学び直すつもりで受診して、親子でしっかりお口の環境を良い状態に保っていただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

詰め物/1万1000円~、インプラント治療/44万円~(1本)、PMTC/8800円、ワイヤー矯正/77万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/11万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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