かわかみ整形外科クリニック

かわかみ整形外科クリニック

川上明院長

医療トピックス

いつ始めても遅くない
膝の痛みにシンプルな運動療法

かわかみ整形外科クリニック

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膝痛の多くは変形性膝関節症で、高齢になればなるほど、患者は増えていく。とくに女性が多いのもこの疾患の特徴だ。「かわかみ整形外科クリニック」の川上明院長は、これまで多くの変形性膝関節症の患者を診てきた。その経験から、手術に頼らない運動療法を薦める。体に負担がかからず、シンプルそのものの方法だが、手術を回避できた患者も少なくない。膝痛の方必見の、その方法とは?(取材日2015年8月17日)

膝痛には関節周りの筋力を鍛えることが大切。簡単な運動でも毎日コツコツ続ければ効果あり

膝の痛みにはどのような原因がありますか。

174426 mt 2 q1 1442286523 ▲膝の痛みは特に女性に多いという 膝の痛みを訴えられるほとんどの方が、変形性膝関節症です。これは膝関節のクッションの役割をしている軟骨がすり減って、関節に炎症が起き、痛みを生じる病気です。症状としては、最初は立ち上がったり、歩き始めに、痛みを感じます。休むと痛みはおさまりますが、症状が進むと、正座や階段の上り下りが辛くなってきます。さらにひどくなると、多くはO脚になり、歩くのが困難になっていきます。原因としては単なる老化だけではなく、体質もかなり関係していると考えられています。これからの解明を待つ部分が沢山ありますね。患者さんは圧倒的に女性の方に多く、年齢的には60代以上の方が多いのですが、40代、50代の患者さんもいらっしゃいます。

どういった治療法がありますか。

174426 mt 2 q2 1442286523 ▲膝の治療について豊富な経験を有する川上医師 薬で治せればいいのですが、軟骨がすり減るのを治す薬はありません。よくコンドロイチンなどの宣伝を見かけるとおっしゃるかもしれません。でも、あれはあくまでサプリメントであって、根治する薬ではないのですね。症状が進んだ場合、最終的には手術という方法もあります。ひとつは関節を人工関節に置き換える手術です。ただ人工の関節は一生保つというわけではないので、大体65歳以上の方なら手術が一度きりですむというのが目安になっています。もうひとつは足の骨を切って変形を矯正する手術です。患者さんはだいたい内側の軟骨がすり減ってO脚になっていることが多いので、骨を切って角度を変え、X脚に変化させます。そうすると、外側のすり減っていない方に体重がかかるようになります。いずれにしても、手術は最後の手段で、私はそうなる前に運動療法をお薦めしています。

運動療法とはどのような治療ですか。

174426 mt 2 q3 1442286523 ▲リハビリテーション室には豊富な運動機器が揃う 文字通り、運動をすることによって筋力を強化して、痛みを和らげ、取り除く方法です。軟骨がすり減っていても、痛みを感じない方もいらっしゃいますし、左右の軟骨がすり減っているのに片側しか痛みを感じない場合もあります。ですから、軟骨がすり減っていても痛みを感じない状態にもっていけばいいわけで、それには運動療法が一番です。薬の副作用もなく、手術のように体に負担もかかりません。費用もかからず、自分が努力さえすればいいわけで、それで痛みがおさまるなら、こんないい方法はないでしょう。

具体的にはどのように行いますか。

174426 mt 2 q4 1442286523 ▲簡単な運動で膝の痛みを改善できる 仰向けに寝て、片方の膝は立て、もう片方の膝はまっすぐ伸ばします。伸ばした方のかかとを床から10mセンチぐらいのところまで上げ、そのまま5つ数えます。脚を下ろします。これを20回繰り返します。反対側の脚も同様に行います。これを1セットとして、朝昼晩の1日3回1セットずつ、行ってください。また、変形性膝関節症になると、拘縮といって膝の関節の動く範囲が狭くなって、膝がピンと伸びなくなったり、曲がらなくなったりします。それを防ぐため、膝を押すようにして伸ばしたり、胸に引きつけるようにして曲げたりします。1日何回か、空いた時間やお風呂に入った時に実行してみてください。

日常生活ではどのようなことを心がければいいでしょうか。

174426 mt 2 q5 1442286523 ▲継続することが治療成功の秘訣 あまり大事にしすぎると、筋力が低下してかえって痛みを感じるようになります。平らな場所ではなるべくたくさん歩くように心がけましょう。坂道や階段など傾斜のある場所は膝に負担がかかりますので、痛みを感じたら、エスカレーターを使うなどして避けるようにしてください。よく立って膝の屈伸運動(スクワット動作)をして鍛えようとする方がいらっしゃいますが、これは膝に大きな負担がかかります。避けた方がいいですね。

ドクターからのメッセージ

川上 明院長

運動療法は体力を必要とするむずかしいものではなく、まじめにきちんと1日3回行えば、それでいいのです。いつ、どのような段階で始めても効果があります。あきらめる必要はありません。当院では、実際に他のクリニックで「手術しなければ治らない」と宣告された方が、この運動療法を続けることで手術を回避できたケースがたくさんあります。ただ患者さんが一生懸命実行してくださらないと、効果はあがりません。簡単とはいえ、毎日続けるのは大変なことです。私も日々熱意を持って診療に取り組んでいますので、患者さんにも効果を信じて続けていただきたいと思っています。

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