えびな脳神経外科

えびな脳神経外科

尾崎聡院長

頼れるドクター

認知症の治療は早期発見が大事
MRI検査で正確な診断を

えびな脳神経外科

保険診療

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患者が年々増えている認知症。85歳以上の4人に1人が認知症と言われており、2025年には700万人を突破、65歳以上の5人に1人に及ぶ見込みだという。壊れた脳の細胞は元には戻せないが、進行を食い止めることは可能だ。中には治る認知症もあるという。そこで重要なのが早期発見と早期治療。MRIによる精密な検査を行っている「えびな脳神経外科」の尾﨑聡院長に、検査を受けるタイミングや医療機関の選び方などを聞いた。(取材日2016年5月27日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

物忘れと認知症の違いについて教えてください。

医学的に明確な定義はありませんが、分かりやすい目安としては、日常生活に支障がある状態が認知症と言えるでしょう。料理の手順がわからなくなったり、味付けが変わったり、お金の管理ができなくなるなど。それと、忘れていることを自覚しているかどうかもポイント。加齢に伴う物忘れでは、予定や約束などについて「何だったかな?」と忘れてしまったこと自体は覚えていることが多いのですが、認知症では「約束なんてしていない」と忘れたこと自体を忘れてしまうのです。

どんな状態であれば検査を受けた方が良いのでしょうか?

認知症が疑われる症状が起き始めた頃、なるべく早めに医療機関に相談しましょう。症状はさまざまですが、大事な約束を忘れてしまう、薬を飲み忘れてしまう、同じ物を何度も買ってしまうといったことを言われる患者さんやご家族が多いですね。また、認知症の初期には気分の落ち込みなどうつ症状が見られることがあるほか、認知症の一種のレビー小体型認知症では記憶障害の前に、夜中に大声を出したり、臭いがわからなくなったりするといった症状が出ることがあります。行動や性格、口調、表情、話す内容の変化などにも気を配ると良いでしょう。

どのような医療機関で検査を受けると良いですか?

CTやMRIを備え、脳内を画像化して調べられる医療機関が良いでしょう。CTでもある程度は把握できますが、血管の病変など細かな異常がわかるMRIがベストです。なぜ画像診断が必要かと言うと、認知症の原因を突き止めて治療に生かせるからです。「認知症は治らない」イメージがありますが、これは誤り。認知症は病名ではなく症状であり、何らかの病気が認知症の原因になっていることがあります。例えば脳に髄液がたまる水頭症は認知症を引き起こしますが、手術をして治すことで認知症も治まります。問診だけで認知症と診断し、服薬をしていたら水頭症も認知症も治りません。脳の状態をしっかり調べて原因を特定することが大切なんですね。

検診・治療START!ステップで紹介します

看護師との問診で症状を確認

同院では看護師が問診を担当。効率性、正確性を目的に工夫された専用の問診表をベースに患者とその家族が既往症や現在の症状を記入。それをもとに看護師が気になる症状や生活習慣についてヒアリング。何らかの物事を忘れていること自体への自覚がない場合は、物忘れではなく認知症の可能性が高まる。一人で外出できているか、静養できているかなど、さまざまに聞いていく。問診により認知症の中のどの種類か見当がつくこともある。

脳機能テストを行い、認知機能を調べる

脳の機能を調べるテストを実施。同院では臨床検査技師が担当し、口頭で質問。患者の回答を書き込む。「MMSE」、「HDS-R」、「MEDE」の3種類のテストを行い、点数化。結果により、認知症であればどの種類かを絞り込んでいく。アルツハイマー型では短期記憶の障害があるので、どんなことを忘れるかを、レビー小体型では特徴である幻覚症状などがあるかを確認する。生年月日や今の季節、単純な計算など質問はさまざま。

MRI検査で脳の状態を調べる

放射線技師の案内を受け、20分ほどMRIによる検査を受ける。アクセサリーなどの金属を外し、機器の作動音を防ぐためにヘッドフォンを装着。寝た状態でクラシックなどの音楽を聴きながら検査は進む。検査では脳の断面や血管の状態を画像化し、脳の萎縮がないかなどを確認。同院では、医薬品メーカーが開発したシステムを導入し、脳の異常を数値化している。値によりどんな病気の疑いが強いかがわかる。

問診と検査の結果を踏まえて医師が診察

認知症の中のレビー小体型や脳血管性認知症では神経症状が現れることがあるので、まずは患者にこの症状があるかどうかを確認。手を動かしたり、打腱器でひざを叩いたりして体の反応を見る。その後、問診や検査など今までに得た情報をもとに気になる点について掘り下げて質問。想定している病気に本当に間違いがないかを考え、診断する。

診断結果と治療法を説明

患者が認知症だと診断された場合は、医師が薬物療法と非薬物療法について説明する。薬の効果や副作用を話し、非薬物療法としては患者個々に合った運動や食事などをアドバイス。認知症は生活習慣病の進行に伴い悪化しやすいと言われており、患者が生活習慣病であればその治療も並行して行う。認知症の治療には社会との関わりの継続も大切なので、介護サービスの利用方法も案内。家族には患者への接し方も伝える。

ドクターからのメッセージ

尾崎 聡院長

認知症の治療で最も大切なことは、早期発見と早期治療です。CTやMRIの検査を通して正確な診断をすることで、水頭症などが原因となっている認知症は治せます。一方で、アルツハイマー型に代表される治らない認知症の場合は完治はしませんが、早期治療で症状の進行を遅らせることが可能です。特に、認知症の予備軍である軽度認知障害(MCI)の時に見つけることで進行を留める可能性が増し、中には正常に戻る方もいます。予防も重要です。40代からは規則正しい健康的な生活を送ることを意識しましょう。認知症の発症・進行と関連の強い生活習慣病を予防する食生活が一つの指標になります。

読者レポーターのメッセージ

N.Iさん

認知症を診断するまでに、こんなにいろいろなテストや検査があるとは知りませんでした。さまざまな情報を集めた上で判断しているんですね。中でも一番びっくりだったのが、治る認知症があるということ。認知症は治らないから、なったらあきらめるしかないのかなと思っていました。それに、たとえ治らない認知症であっても、治療で進行を食い止められる可能性もあるのですね。認知症になると、本人も家族も悲しい目にあってしまうイメージでしたが、何らかの異常があったらすぐに医療機関に相談して早めに対応することがとても大切だとわかりました。認知症は他人事ではありませんから、良いお話をお聞きできました。ありがとうございました。

記事更新日:2016/12/28
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