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アレルギー症状の原因となる物質の除去が重要
歯科金属アレルギー

高輪和合クリニック

(港区/品川駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 自由診療

歯の補綴治療に使用した銀歯や詰め物などの金属が原因で、全身のさまざまな部位にアレルギー反応が起きる「歯科金属アレルギー」。口腔から離れた場所に多様な症状が起きる可能性があり、治療からかなり時間が経過してから発症することも多いため、その原因が口腔内にあることを気づきにくい。院内での歯科・医科の連携を特徴とする「高輪和合クリニック」の会田光一院長は、初診時に歯科、および内科的な視点から患者の全身状態を把握し、負担の少ない検査でアレルギーの有無を見極め、適切な治療を提案している。そんな会田院長に、同院の歯科金属アレルギー症状に対する歯科治療について聞いた。

(取材日2021年4月16日)

溶け出した金属イオンが体内に入り、歯から離れた場所にさまざまな症状を引き起こす「歯科金属アレルギー」

Q歯科金属アレルギーとは、どのようなものですか?
A
1

▲口腔内にある金属の成分は全身に回ることもあると話す会田先生

歯の補綴治療をする際、かぶせ物や詰め物に使用した金属によって引き起こされるアレルギー症状です。治療に使用した金属は、唾液によって少しずつイオン化して溶け出し、体内に吸収されていきます。この金属イオンが体内のタンパク質と結合したものを、免疫システムが「敵」とみなしたときに起きるのが炎症反応としてのアレルギー症状ですね。アクセサリーなどの金属アレルギーは局所的で、肌に触れている箇所がかゆくなったり赤くなったりしますが、歯科金属アレルギーは全身型。人によって出方や出る場所、タイミングが異なるのが特徴です。口腔から遠く離れた場所に出ることも多く、症状を歯科の問題と直結して考えにくいでしょう。

Qよくある症状を教えてください。
A
2

▲歯科のほかに内科と皮膚科を診られることもクリニックの強み

肌の赤みや水疱などの皮膚症状のほか、脱毛や関節痛やめまいなど、一見すると歯とはまったく無関係の症状が出ることも多くあります。自己免疫疾患などで病院に通院していて、なかなか治らず悩んでいた方が、実は歯科金属アレルギーだったというようなケースもあり、一概に症状を言うことはできません。そのために経験豊富な医師・歯科医師が包括的な問診をする必要があると考えています。何らかの疾患で標準的な治療を受けているはずなのになかなか治らない、むしろ悪化している、といった場合は、症状の増悪を引き起こしている根本的な原因が歯にある可能性を考えてみてほしいですね。

Q歯科金属アレルギーの有無はどのように見極めるのでしょう。
A
33

▲アレルギー検査はパッチテストではなく採血で行う

金属アレルギー検査で確認することになります。当院では、簡単な採血のみの検査を行っています。血液と金属の試薬を混ぜ合わせて反応をみるもので、検査自体は5分もあれば終わり、安全性に配慮しつつ、患者さんの負担はほぼありません。従来、アレルギーの検査というと、アレルギーの原因と思われる物質をつけたフィルムを背中や二の腕などの皮膚に貼りつける「パッチテスト」と呼ばれる方法が代表的でしたが、これには欠点もありました。皮膚の変化を目視して判断するため、ベテランでも確実性に欠ける場合があることや、皮膚に物質をつけることによって逆にアレルギーを引き起こす場合があることなどです。

Qアレルギーであることが判明したら、どんな治療を行いますか。
A
44

▲治療と並行してアレルギーに関する相談も受けつけている

アレルギー反応がある金属を特定したら、該当する金属を含むかぶせ物や詰め物を口腔内からすべて取りはずし、金属以外のものに変更する治療を行います。ただし、金属を取り外しても、長い時間をかけて少しずつ吸収された金属イオンが消えるわけではありません。そこで、歯の治療と並行して、漢方を使って体に蓄積した金属イオンの排出を促します。また、アレルギーを引き起こす金属は、生活の中に多く存在し、食べ物にも含まれています。例えば、アレルギー原因の一つであるニッケルは、大豆やチョコレートなどにも含まれているんですよ。症状の再発を防ぐため、原因物質を多く含む食べ物は控えるなど、生活習慣指導も併せて行っています。

Q治療の際に気をつけていることはありますか。
A
5

▲優しく穏やかな雰囲気の会田先生

金属を外すとき、溶け出した金属イオンが唾液と一緒に体内に入り込んでしまう可能性があります。すると、治療がアレルギー症状を誘発したり、悪化させたりすることになりかねません。そこで、当院では、根管治療など緻密な治療で使用する「ラバーダム」と呼ばれるシートで治療する歯以外を覆って隔離し、唾液が患部に入り込むのを防ぐように努めています。唾液はもちろん、飛沫さえも飲み込ませないよう処置を徹底しながら、金属以外の素材で補綴していくわけですね。

ドクターからのメッセージ

会田 光一院長

歯とアレルギー症状を結びつけて歯科を受診される方は、そう多くありません。なかなか改善しない慢性疾患、治療しているのに悪化する症状、過去に治療で入れたままになっている金属のかぶせ物や詰め物などがあったら、一度当院を受診されてみてください。本当に金属が溶けて反応しているのかも含め、医師と歯科医師で総合的に診断いたします。一般的に、歯科金属アレルギーは症状が軽快するまで長期的に診ていく必要がありますが、当院では原因の除去と併せて漢方の処方、生活指導まで総合的に行って、通院が長引かないよう工夫しながら状態の改善を図ります。歯科金属アレルギーについて専門性の高い診療をご希望の方は、ぜひご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ノンメタル治療/7万円~

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