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村田 拓也 先生の独自取材記事

ムラタデンタルクリニック

(調布市/調布駅)

最終更新日:2022/05/06

村田拓也先生 ムラタデンタルクリニック main

京王線・調布駅から徒歩2分という、患者にとっては実に通いやすい場所に位置する「ムラタデンタルクリニック」。ビルの2階にある同院はとても明るく、ユニットもプライバシーが保たれるよう半個室の造りになっている。父の村田功院長とともに患者の診療にあたっているのは、長男の村田拓也先生だ。父と交互に診療日を持ち、患者からの信頼も厚い。2008年の開業以来、多くの地元住民や地域で働く人たちが通う同院にとって、今や欠かせない存在だ。「父とはお互いの得意な分野を治療に生かしながら診療を行っています」と話す拓也先生。父の治療に敬意を払いつつ、経験と知識を積み重ねて独自の治療スタイルを確立させてきた。得意としている治療や患者への思い、プライベートに至るまで、余すことなく話を聞いた。

(取材日2022年4月12日)

年齢や症例を考慮し、一人ひとりに合った治療を行う

こちらのクリニックは京王多摩川の「村田歯科医院」の分院だそうですね。

村田拓也先生 ムラタデンタルクリニック1

そうです。「村田歯科医院」は祖父が開業し、調布の「ムラタデンタルクリニック」は父が開業したクリニックです。僕は、月・水・土曜は「村田歯科医院」で、火・木曜は「ムラタデンタルクリニック」で診療を行っています。間の曜日は父が担当していて、どちらのクリニックにもお互いの患者さんがいるので、行き来しながら診療を行っています。両院は患者さんの層や主訴がまったく違っているのですが、当院は、調布駅の駅前という立地もあり、インプラント治療など、審美的な部分も含めた全顎的な治療を行う人が多いですね。

こちらではどのような治療に力を入れているのでしょうか。

歯科治療全般を行っていますが、中でも一番力を入れているのは外科治療です。僕は口腔外科出身で、インプラントをメインとした全顎的な治療を得意としていて、一般的なインプラントから、骨造成を必要とするインプラントなど、難しい症例にも対応しています。また、東京医科大学病院の口腔外科で、毎週金曜日の午前中はインプラント治療をメインに診療を行っています。大学病院に紹介されてくる患者さんは難しい症例が多いので、そこでの経験が当院の診療にも生かせているのではないかと思っています。インプラントの患者さんの年齢層も、下は30代から上は70代くらいまでと幅広く、若い方は、虫歯で大臼歯を1本抜いてしまったといった中間欠損でインプラントを入れる方が多く、高齢になるにつれて、義歯のアタッチメントを取りつけるためのインプラントなどが多くなっています。

インプラント治療では、患者さんの全身も考慮する必要があるのでしょうか?

村田拓也先生 ムラタデンタルクリニック2

医科ほどではありませんが、基礎疾患に対しての治療方法の選択や、服用している薬によっては骨代謝が変わるので、治療計画を考え直さないといけないこともあります。インプラントでは、生体組織との結合の際の機序があり、生化学的なことも考えながら処置をする必要があります。口腔内所見やCT所見に加え、ある程度のことは予想しながらプランニングを行いますが、実際に外科的な処置を行ってみて初めてわかることも多くあります。例えば、CT所見での予想よりも実際は骨がずっと硬かったとか、逆に予想よりも骨量がずっと少ないということもあります。予想外のことが起こったときにどのようにするか、これは、難症例も含めて治療の経験値をどのくらい持っているかで違ってくるわけです。

患者の不安や緊張を、少しでも取り除ける工夫をする

高齢になっても歯を失わないようにするためのアドバイスはありますか?

村田拓也先生 ムラタデンタルクリニック3

近年では、歯ぎしりや食いしばりで歯を駄目にする人が増えています。知らず知らずのうちにストレスがかかっているのだと思いますが、もともと歯周病がある上に、歯ぎしりや食いしばりで強い負荷がかかると、歯はたちまちダメージを受けて脆くなってしまいます。歯の本数が減ってしまうと、残っている歯でお口全体を支えなければならないため、余計に負担がかかってしまいます。そうならないために、やはり、歯科医院での定期的なメンテナンスに加え、しっかりと歯を磨く、不摂生な生活をしないなどのセルフケアが重要です。

診療時に大切にしていることは何ですか?

村田拓也先生 ムラタデンタルクリニック4

患者さんの中には、歯科医院が怖いという方や、お口の中を触られることに抵抗がある方も多いので、患者さん一人ひとりが抱えている不安や怖さ、緊張をできる限り取り除くことを考えながら診療を行っています。また、当たり前ですが、治療前は必ずゴールを明確にした治療計画を立てます。これは、長期治療の症例でもスポットの場合でも同じです。そうしないと、患者さんは何回も予約を取り、一体いつ治療が終わるのだろうと不信感を持ってしまいますから。当院では基本的に担当性をとっているので、1人の歯科医師が1人の患者さんのお口を責任持って診ていきます。最初に治療の経過やゴールを見えるようにしていくことは、後々の治療のモチベーションにもつながることになるからです。その際の説明も、淡々とするのではなく、雑談を交えるなど、患者さんがリラックスできる雰囲気をつくれるように心がけています。

口腔外科も一般歯科治療も両方得意でありたい

大学卒業後はどのような修行をされたのでしょうか?

村田拓也先生 ムラタデンタルクリニック5

大学卒業後は東京医科大学病院の歯科口腔外科に所属していました。そこで、外科的なことを勉強しつつ、外勤日を使って、一般のクリニックで一般歯科治療を行っていました。当時から、口腔外科の歯科医師は一般歯科治療が下手だと言われていたので、そう思われたくないと思ったからです。両方ともしっかりと治療できるようになりたいという気持ちが大きかったですね。休日にも外勤日を入れて、ひたすら自分を追い込み、一般歯科治療に励んでいました。今でも自分の勉強は欠かさず行っていて、ついこの間まで大学院に通っていました。臨床をやりながら研究をし、学位を取るというコースがあり、すごく大変だったのですが、無事に博士号を取得することができました。

仕事がオフの時はどのように過ごされていますか?

以前はアルペンスキーをやっていましたが、今は遊びでスキー場に行く程度です。現在は釣りにはまっています。ルアーフィッシングなので、釣れた魚はリリースします。なぜ釣りにはまったかというと、新型コロナウイルスの流行以降、仕事が終わっても仲間たちと飲みに行くことができず、仕事終わりの夜にできる趣味はないかなと思い、釣りに行くようになりました。僕の周りには釣り好きの同級生が多く、教えてもらいながら始めました。仕事終わりに2〜3時間釣りをしながら、友人と無駄話をするのも楽しいですね。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

村田拓也先生 ムラタデンタルクリニック6

調布で口腔外科治療といったら「ムラタデンタルクリニック」だよねと言われるくらいにしたいです。ありがたいことに、最近は親知らずの抜歯や外傷など、外科的な治療が必要な患者さんを近隣の歯科医院の先生方が紹介してくれるようになり、少しずつ当院のことが周知されつつあるのかなと思っています。患者さんたちに伝えたいことは、かかりつけ医が見つかるまでは、いろいろな歯科医院に足を運ぶのもありだと思います。自分に合った歯科医院を見つけるには、通院しやすい場所であることは絶対条件です。加えて、先生との相性もあるので、検診や治療を利用して受診することをお勧めします。先生の治療の腕も重要ですが、どの先生もやり方が違うだけで間違ったことはしていません。しっかりと意思疎通ができる先生と巡り合ってほしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療(上部構造含む)/44万~(部位によって異なる)、骨造成(1/3ブロック)/5万5000円、矯正/88万円~(部位によって異なる)、セラミック治療/13万2000円~、セラミックインレー/5万5000円~、インプラントを使用した義歯/インプラント2本の場合/99万円~(インプラントの本数によって異なる)

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