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知っておきたい訪問診療のメリット
ソーシャルワーカーの役割

あい・ホームクリニック豊島

(豊島区/大塚駅)

最終更新日:2020/09/14

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高齢化に伴って年々利用者が増え続けている訪問診療。自宅で療養するには、医療だけではなく、快適な日常生活を送るためのさまざまなサポートが必要だ。さらに忘れてはならないのが、患者を支える家族へのケア。患者と家族が安心して過ごせるよう、24時間365日体制で幅広く対応している「あい・ホームクリニック豊島」では、医療ソーシャルワーカーが福祉的立場から患者と家族をサポートしている。田中昌一郎先生と、 ソーシャルワーカーの大野春奈さん、山口沙矢佳さんに、クリニックの訪問診療とソーシャルワーカーが果たす役割について話を聞いた。 (取材日2020年8月14日)

「どんな時でも決して一人にしない」、患者と家族を社会福祉の立場からサポートする伴走者

Qまずはソーシャルワーカーの役割について教えてください。
A
1

▲さまざまな悩みに対応していると話す大野さん

【大野さん】ソーシャルワーカーとは、患者さんが地域やご家庭において自立した生活が送れるよう、患者さんやご家族を「社会福祉」の立場からサポートする役割です。自宅療養中の心理的な問題から経済的な問題の解決や調整、スムーズな社会復帰の支援、退院後の生活のサポートなど、業務内容は多岐にわたりますが、実際に何をどこまでサポートするかは所属するクリニックによって異なります。当院におけるソーシャルワーカーは、一言で言えばマルチプレイヤー。医師や病院、看護師、ケアマネジャー、ヘルパーなど、患者さんやご家族と関わるさまざまなスタッフと連携しながら、患者さんにとって最善の環境が整うようサポートしています。

Q訪問診療において、どのようなサポートをしているのでしょうか?
A
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▲ソーシャルワーカーだからこそできることもある

【大野さん】退院支援や訪問スケジュールの調整、カルテの準備、診察用品の準備などさまざまですが、当院においてはご家族やケアマネジャーが抱えている相談の窓口になることが、私たちの大きな役割だと考えています。直接先生には言いにくいことでも私たちになら話せるということも多いので、親身に話を聞くようにしています。訪問診療では、患者さんを支えるご家族やケアマネジャーの協力が必要不可欠。そのサポートをするのが私たちソーシャルワーカーです。 【山口さん】ヘルパーさんは制度上、どうしてもできることが限られてしまいます。その点、私たちは自由度が高いので、患者さんのためにできるだけきめ細かな対応を心がけています。

Q患者や家族と接する時にどのようなことを心がけていますか?
A
3

▲患者との接し方も大切にしていると話す山口さん

【大野さん】どなたにも安心して訪問診療を受けていただけるよう、できるだけ不安を取り除くようにしています。例えば「家が散らかっている」「気難しい性格で困っている」といった相談には、高齢になれば掃除が行き届かないのは当たり前なので気にする必要はないことを説明したり、担当医を決める時は患者さんやご家族と相性の良さそうな医師を選んだりして配慮しています。 【山口さん】訪問するたびに大喜びしてくれて、「次はいつ会える?」と孫のようにかわいがってくださる患者さんもいます。患者さんの大半は私の祖父母と同じ年代の方なので、自分の身内と思って接しています。患者さんと気持ちが通じ合えた時は本当にうれしいですね。

Q同院ならではのトータルケアについて教えてください。
A
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▲チームで患者を支えるトータルケア

【大野さん】当院では高齢の患者さんや、末期がんの患者さんの看取りにも対応しています。患者さんやご家族には身体的な痛みや、不安や孤独感などの精神的苦痛、仕事や人間関係などの社会的苦痛、そして人生の意味を問うスピリチュアルペインがあるといわれています。これらの苦痛を取り除くために、多職種のスタッフが連携して対応するのがトータルケアです。 【山口さん】中には身寄りのない方もいらっしゃいますが、どんな時でも最後まで1人にしないのが私たちの務め。「寂しかったらいつでも電話してね」と伝えることもあります。どんな時も同じ思いで患者さんと向き合えるメンバーが集まるのが、当院の最大の強みだと思います。

Q最期まで自分らしく生きるためのサポートをされているのですね。
A
5

▲どんな時でも患者と家族に寄り添う

【大野さん】看取りには本音もあれば建前もあり、気持ちも揺れ動きます。次第に衰弱していく家族を見守るには覚悟が必要で、耐えられないという方も。そんなご家族の気持ちをケアするのも私たちの役目です。「つらいときは在宅チーム全体で支えるので一緒に頑張りましょう」と伝えると、ご家族も少し気持ちが楽になるようです。大切なのはどんな時も決して一人にしないこと。亡くなる直前まで好きなお酒を飲んだり、好きな物を食べたり、時間を気にせずご家族と一緒にその人らしい時間を過ごすことができるのは在宅ならではです。当院の訪問診療のモットーは「わが家に帰ろう」。私たちは最後の瞬間まで患者さんとご家族を支える伴走者です。

ドクターからのメッセージ

田中 昌一郎院長

当院には、ケアマネジャーや病院の退院支援担当者だけでなく、通院やご自分の健康に不安を感じる患者さんやご家族からの問い合わせも少なくありません。中には、「親が認知症のようだが、病院に連れて行こうとすると嫌がるので困っている」というようなご相談も。悩みや不安、苦痛の感じ方は人それぞれ。当院のソーシャルワーカーは、医療面だけでなく、さまざまな面から多角的に患者さんとご家族をサポートしています。初回面談の時、真っ先に伝えるのは、「困ったことがあったら、最初に電話してくださいね」ということ。どんな時も24時間体制で寄り添いますので、安心してご相談ください。

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