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阿部 洋太郎 院長の独自取材記事

丸の内 帝劇デンタルクリニック

(千代田区/有楽町駅)

最終更新日:2021/10/12

阿部洋太郎院長 丸の内 帝劇デンタルクリニック main

帝国劇場の入るビルの地下2階にある「丸の内 帝劇デンタルクリニック」。東京駅からも有楽町駅や銀座駅からもアクセスが良いため、遠方からの患者が多いというのもうなずける。開業して5年がたち、「なるべく削らない健康的な」審美面に配慮した歯科診療を求めて同院を訪れる患者が増え続け、現在はそういった審美面に配慮した診療が専門のクリニックとなっている。院長の阿部洋太郎先生は、休みの日も新しい素材の研究や勉強会などで、プライベートな時間を取るのが難しいというほど勉強熱心。「患者さんには、より良い方法で受けていただく権利があると思っています」と話し、一貫して低侵襲の診療の提供にこだわり続ける。その思いを聞いた。

(取材日2019年10月3日)

極力、歯や体に負担の少ない方法で行うことが大切

こちらのクリニックは審美面に配慮した診療が中心だそうですね。その特徴を教えてください。

阿部洋太郎院長 丸の内 帝劇デンタルクリニック1

開業当時は幅広く診療をしていたのですが、この5年ほどの間に審美面からの歯科診療をご希望の患者さんがどんどん増え、最近は九州や沖縄、金沢など遠方からおいでになる患者さんもいらっしゃっています。現在は審美面からの診療を専門としていますが、必要な場合には虫歯治療ももちろん対応しています。審美歯科の特徴としては歯をなるべく削らない、できるだけ体に優しい方法を選択肢としてご紹介するようにしています。多くの患者さんは歯の見た目をきれいにしたいとおみえになりますが、やはり専門家ではないのでご存じないこともたくさんあります。削らないで済む方法があることをご紹介すると、「ここに来てよかった」と喜ばれることが多いです。そういった知識をお伝えするのも私たちの役目かなと思っています。

新しい方法などを積極的に取り入れていらっしゃるのでしょうか。

私は新しい物がすべていいという考えではなく、導入には慎重なほうだと思っています。新しい技術や素材が出てきても、他に先駆けてすぐ導入するというよりは、一定の実績ができてきていて、確信が持てるようになってから、取り入れるようにしています。歯科も医療ですから、リスクのあるものは極力避けたほうがいいという考えです。逆に言うと、当院で行う診療は、しっかり導入時に確認して患者さんの体に優しい方法だと確信が持てた内容であると言えるかと思います。

具体的な内容についてお聞かせください。こちらのホワイトニングの特徴は?

阿部洋太郎院長 丸の内 帝劇デンタルクリニック2

ホワイトニングは審美歯科の入り口としてハードルが低く、デメリットが少ないため、いろいろな方にお勧めできる方法です。いろいろなメーカーからいろいろな製品が出ていますが、当院では安全性にこだわった製品を使っています。審美歯科というと、女性の患者さんが多いイメージがあるかと思いますが、私たちのクリニックは丸の内という場所柄もあって、男性の患者さんも多いんですよ。ホワイトニングをご希望の方もたくさんおみえです。

ラミネートベニアについて教えてください。

当院で行っているラミネートベニアは、これまで一般的に行われてきていたラミネートベニアやセラミックを用いたかぶせ物と異なり、天然の歯を削らないか、削ってもほんの少しで行えるのが特徴です。加えて、ラミネートベニアの素材も進化していて、従来よりも強度が強くなってきたので、お勧めしやすい方法になってきたと思っています。審美面からだけのために歯を削るのは、やはり歯の健康を損なうことでもったいない。患者さんの体に負担の少ない方法で行うのが望ましいと思っています。全国的に見てもまだ扱っている歯科医院はそれほど多くないためか、関東近県はもちろんのこと、福岡や仙台、金沢、新潟などからも受けにいらっしゃってますね。

患者は、より良い方法での診療を受ける権利がある

歯列矯正ではマウスピース型の装置を用いているそうですね。

阿部洋太郎院長 丸の内 帝劇デンタルクリニック3

はい。ワイヤーを用いた矯正では、ワイヤーを装着するために歯の表面にブラケットという金具を貼りつけるのですが、これが歯の負担になって、時にはダメージを与えてしまうこともあります。矯正を行っている間に歯磨きなど手入れがしにくいため虫歯になってしまったり、矯正装置の痕がついてしまったり、矯正中は口元が気になったり、というデメリットがありました。マウスピース型の装置の場合、歯へのダメージは少なく歯列矯正を進めていくことができますので、当院に限らず、歯列矯正の際の主流になってきているのではないでしょうか。最近は、前歯だけに行う矯正方法も出てきました。当院では矯正専用に3Dのデジタルスキャナーを使用していますので、より期間を短く、精密に進めていけるようになっています。

診療の際どのようなことを大事になさっていますか。

患者さんお一人お一人で抱えている問題は違います。症状の程度も異なりますし、ある程度の選択肢をお考えになっている患者さんもいらっしゃれば、まったく何もわからないまま来院なさる患者さんもおいでです。患者さんが何を望んでいらっしゃるのか、まずご希望をしっかり伺うことを大切にしています。その上で、患者さんがご存じないことがあれば、ご説明するのもわれわれの役目です。歯科医療の技術は日々進歩していますので、例えば、歯をあまり削らずに進められる方法があるというように、より良い方法をご紹介したいです。先ほどもお話ししたように、私は新しい方法がすべて良いとは思っていませんが、一人ひとりの患者さんにとって、良いと思える方法で診療を受ける権利があるとも思っています。これはいいと確信が持てる方法を幅広く提案していけるような歯科医師でありたいですね。

それを伝えるため、どのような工夫を行っているのでしょうか?

阿部洋太郎院長 丸の内 帝劇デンタルクリニック4

ご相談の時間を十分に取るようにしています。最初のご相談は女性スタッフが伺うことが多いです。6人いる女性スタッフは全員歯科衛生士の資格を持ち、審美歯科についての知識も経験も豊富な者ばかりです。特に審美歯科の場合、女性の患者さんが多く、女性同士のほうがご希望を話しやすいこともあると思います。まず広く大きく、全体的にお話を伺ってから、ポイントを私とスタッフで確認していくようにしています。もちろん、口腔内の衛生管理は欠かせませんので、皆、相談だけでなく歯科衛生士としても活躍してくれていますよ。

徹底した衛生管理。診療台にも殺菌した水を使用

クリニック全体で徹底していることについて教えてください。

阿部洋太郎院長 丸の内 帝劇デンタルクリニック5

衛生管理に関してはかなり気を使っています。特に診療の際に使用する水については殺菌水システムを導入して、細心の注意を払っています。これは院内の水全体をきれいにしていくシステムで、診察台でもその殺菌した水を使っています。歯科医院で行う診療はミクロ単位で行われるような細かい作業もあります。ですので、診療に用いる水についても衛生面にこだわることは大切だと思っています。

ところで先生はなぜ審美歯科を専門になさったのでしょうか。

若い頃はちょうどその頃インプラントが普及し始めたということもあって、その先端の治療技術を学びたい、やりがいのある症例を扱いたいという気持ちがありました。以前の勤務先もインプラント治療が専門でしたし、留学したハーバード大学でもインプラント治療と歯周病治療のプログラムに参加して、その分野を専門にする先生方から直接教えていただく機会を持ちました。ただその後、実際の現場で経験を積むうちに、先進的な技術も大事だけれど、現実的には患者さんにとって負担の少ない、安全で信頼性の高いと思える方法にこだわって提供することが必要なのかなと思うようになっていったんです。患者さんからのご相談も多く、それが現在の当院での診療スタイルにつながっているかなと思います。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

阿部洋太郎院長 丸の内 帝劇デンタルクリニック6

審美面からの歯科診療は、単に歯をきれいにすればいいというものではなく、患者さんご自身の歯や健康にダメージを与えることなく、患者さんが思い描くゴールに向かって進めていくことだと考えています。できるだけ体に優しい方法で行えれば、ご自分の歯を長く維持させていくことにもつながります。審美歯科がどこまで必要なのか。完璧にしていくために大がかりなことをする必要があるのか、そのために健康なご自身の歯を削る必要があるのか。そういったことをよく考えることが大事で、必ずしも大がかりなことをしなくてもいいと思いますし、適切な計画を立て行っていくのが、患者さんのためでもあると思っています。なるべく体に優しい方法できれいにしたいとお考えでしたら、ぜひ一度ご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ラミネートべニア/セラミック:1歯4万円~9万円、ジルコニア:1歯4万5000円~11万円、ホワイトニング/上下20本1回2万円~、マウスピース型の装置を用いた矯正/14万円~90万円、裏側ワイヤー矯正/50万円~100万円、インプラント/37万円~41万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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