全国のドクター8,855人の想いを取材
クリニック・病院 161,497件の情報を掲載(2020年1月21日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 高槻市
  4. 高槻市駅
  5. 砂野歯科医院
  6. 砂野 彰宏 院長

砂野 彰宏 院長の独自取材記事

砂野歯科医院

(高槻市/高槻市駅)

最終更新日:2019/08/28

20190329 bana

高槻市中心街から南へ下った住宅地、川添の町に「砂野歯科医院」が開業したのは1995年のこと。以来、地域密着の歯科診療の拠点として、近隣住人のホームドクターとしての役割を担い続けている。「駅までバスで15分という地域ですから、できることはなるべく近所で済ませてあげたいという思いです」と話すのは、院長の砂野彰宏先生。九州歯科大学や京都大学で研鑽を積み、インプラント治療や矯正治療、先進的な口腔外科治療などを早くから実践。あくまでも患者の立場に立った息の長い歯科治療をめざして地道な努力を重ねている。そんな砂野院長に予防の重要性や診療時の心構えなど、自身の考えをざっくばらんに語ってもらった。
(取材日2019年3月18日)

最大の目標は、生涯、自分の歯で食べられること

この町に開業した理由は?

1

私は京都で研修を受けていた時期がありますが、その頃にたまたま通りがかって空いている場所を見つけたというのがこの町に歯科医院を開いたきっかけです。当時は富田団地や周辺の住宅に若いファミリー層がたくさん住んでいて子どもの数も多かったのですが、それから24年がたって学校の数が減り、全体的に年配の方がかなり増えてきた印象ですね。そういう皆さんに向けた地域密着の歯科医院というのが当院のスタンスです。現在、歯科医師は私を含めて常勤が3人と研修医が1人で、同時に数人の患者さんを診療しています。

こちらの基本コンセプトを教えてください。

最大の目標は、生涯にわたってご自身の歯で食べていただくことです。かつては60代になると半数ぐらいの人が入れ歯になっていました。今ではそれが80代まで延びてきていますが、やはり80代の歯では食べにくかったり、本人は噛めていると思っていても実際には満足に噛めていなかったりすることも多いので、そのあたりを見逃さないことが大切です。また、それぞれに理想的な治療法というものがあるわけですが、それ相応の費用や時間がかかりますから、いろいろな治療法の中から患者さんに選択していただいて、そのオーダーに従った治療を行うようにしています。保険での診療をほぼオールマイティーに対応しつつ、もっと踏み込んだ治療を望まれる場合は自費診療など、それぞれのリクエストに応じた提案をするようにしています。

地域診療で大切な部分は何ですか?

2

地域でやっていると患者さんとは長いおつき合いになりますから、まずは事実を正直にお伝えすることですね。私も自分の行った治療を、その後10年、20年と見ていかねばなりませんから、最初からきちんと説明をして、その方に合った治療を選んでいただく必要があります。もちろん、「今はとりあえずここだけ治して」というオーダーもありますが、「そのうち腰を落ちつけてやりましょう」と提案するようにはしています。あとは矯正治療など、遠くまで足を運ばなくても一通りのことはなるべく当院で行えるようにしていますが、必要であれば矯正専門のクリニックを紹介しています。

先進的な治療よりも、まずは悪くさせないこと

院長は予防に力を入れているそうですね。

3

近頃はご高齢でも予防に関心のある方が多く、歯科衛生士の勤務状態にもよりますが、チェアの2、3台は常に予防枠で埋まっている状態です。予防があってこそ自分の歯を残すことができますからね。80歳で自分の歯で食べようとすれば、予防がしっかりしていないとなかなか実現できません。現在、当院では3Dで撮影する歯科用CTやレーザー装置、マイクロスコープなどを診断や治療に活用しています。私自身、予防は診療の柱の一つと考えていますから、皆さんにも定期的にメンテナンスに来ていただきたいと思っています。

こちらではインプラント治療も行っていますね。

インプラント治療も実際の歯と同様に、最終的に抜くまでが治療なんですね。抜かずに済めば何よりで、私が行ったものでは開業当時から24年間保っているケースもあります。重要なのは、自分の歯を残さないとインプラント自体も保たないということで、そうやって「歯を残す」ということに主眼を置いているうちに、インプラントに至るケースは次第に減っていきました。現在のインプラントはどれも10年はクリアできる品質になっていますが、それでも適応症の問題がありますから糖尿病や高血圧、骨粗しょう症などがあれば保たない場合もあります。しかし、世の中にはどうしても分厚いステーキが食べたいという人もいますから、リスクを承知でインプラントを選ぶのも、その方の一つの選択かもしれません。

歯周病に関しては、どのようなアプローチがありますか?

歯周病については悪化させないことが最優先で、悪くなったときには細菌検査などを行い、その原因をしっかり調べることが重要です。当院ではプラークや歯石除去の他、歯周外科治療も行っていますが、当然その必要がない状態に保つことが一番です。歯周組織再生誘導材料を用いた歯周病の治療を行っても、グラグラした歯を誰もが残せるという訳ではありません。結局のところ普段のブラッシングなどのプラークコントロールが基本ですから、当院でも予防や指導には力を入れているわけです。

診療時に心がけていることは?

4

まずは患者さんにリラックスしていただくことと、その方の本音を聞き出すということです。噛めていないのに「噛めています」と言ってみたり、もっと治療してほしいと思っているのに「これでいい」と言ってみたり、人というのは本意でないことを口にしてしまうことがあるものです。それを読んであげることですね。また、私には言えなくてもスタッフには話せることもあるようで、それをちゃんと理解してあげることも必要です。患者さんに合う治療の選択肢を説明した上で、必ずご自身の要望をお聞きし治療に入ります。冗談ですが「お任せにすると、寿司屋と一緒で高くなりますよ」と言うようにしています(笑)。

自分の歯は自分で守る。それが健康の基本

出身大学は九州でしたね。

5

私は香川県の出身で、もともとは医師になろうとして医学部の受験に失敗し、それで香川大学の法学部へ進んだのですが、結局は中退して九州歯科大学に入り直しました。九州の下宿でゴロゴロしていたところに先輩がやってきて、そのまま勧誘されて入ったのが空手部です。歯科大だから大したことはないだろうと思っていたのですが、本格的な練習が毎日あって、すごくハードでしたね。それで全九州や全日本の大会にも出場し、全日本では東京の武道館で試合をしたこともあります。大学卒業後は南茨木の歯科医院に勤め、その後に京都大学口腔外科の研修医となりました。助教授について回ってインプラント治療や人工骨の再生療法などを知ったのはその頃です。

ご家族について教えてください。

妻も歯科医師で、開業してからずっとここで一緒に診療をしています。パートナーとして私のやっていることは理解してくれていますから、その存在はありがたいものです。現在、私は高槻市歯科医師会の業務で当院を抜ける機会も多いのですが、後を安心して任せられるのは彼女のおかげですね。現在、医師会で力を入れているのは訪問歯科を含めた病診の連携で、歯科医師の手が足りないことなど課題はまだまだたくさんあります。ちなみに私たちには娘と息子がいて、娘は東京の歯科大に通っています。将来、どのような医療をめざすかはまだわかりませんが、今はただ静かに見守っていたいと思います。

最後に、読者へ向けたメッセージをお願いします。

6

開業から20数年、今から思えばあっという間でした。最初にも言いましたが、当時と比べると本当に多くの方が自分の歯を残すようになったと思います。ただ、今も変わらないのは、やはりそうやってご自身の歯を守っていかないことには、たとえどんなに治療法が進化しても限界があるということです。ですから、予防にせよ治療にせよ、悩んでおられるようでしたらいつでも気軽に相談に来てください。大きな技は出さないかもしれませんが、基本に忠実にこつこつとお応えしていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/30万円~、矯正(ワイヤー矯正・マウスピース型の装置を用いた矯正)/60万円~、歯周組織再生療法/4万円~、セラミック治療/8万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access