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ストレスへのセルフケアを学ぶ
復職をめざすリワークプログラム

南浦和駅前 町田クリニック

(さいたま市南区/南浦和駅)

最終更新日:2019/12/10

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  • 保険診療

ストレス社会といわれる現代では、心の問題を抱え治療やケアを必要とするニーズが拡大している。そうした心のトラブル解消やケアの方法の1つに、リワークプログラムがある。主に、ストレスによって働くことが難しくなってしまった人の復職や社会復帰支援を目的に、仕事をしていく上で想定されるストレスに自分自身で対応し耐えていく方法などを身につけていく、心のリハビリテーションともいえるもの。「精神科の治療だけでは社会復帰できず、もう一押し必要な方にお勧めしています」と話すのは、「南浦和駅前 町田クリニック」の町田なな子院長。誰もが必要になる可能性があるにも関わらず、一般にあまり知られていないリワークプログラムについて、具体的にどんなサポートが受けられるのかを聞いてみた。 (取材日2019年11月16日)

認知行動療法や集団精神療法などを活用し継続的な職場復帰をめざす心のリハビリテーション

Qリワークプログラムとはどういうものですか?
A
1

▲経験豊富なスタッフたちがそろっている

精神疾患が原因で休職している労働者に対して、職場復帰・社会復帰に向けたリハビリテーションを実施する医療機関や公共の障害者支援センターなどで行われるプログラムです。以前は「リワーク」というと居場所的な色合いが強く、卓球などレクリエーションのような内容がメインでした。しかし現在は、ずっと通い続けられる場所というよりも、復帰後のストレスに耐えられるだけのノウハウを習得したら社会復帰を促していく役割が求められるようになり、当院のような心理療法を主体とする施設が主流になっています。また、単に復帰するだけでなく就労を継続することが目的なので、復職した後、継続してフォローすることも重要な視点だといえます。

Q具体的にはどんなことを習得していくのでしょう?
A
2

▲たくさんのプログラムが組まれている

いろいろありますが、まず1つは社会的スキルの獲得ですね。複数人によるグループワークや認知行動療法などの心理療法を通じて、自分も他人も認めながらコミュニケーションをとる方法を身につけていきます。グループワークでは他の人と協力・連携するプログラムもあるので、それが居場所づくりや仲間づくりへとつながり、一人で治療を受けるよりも早く回復しやすくなると考えられています。また、朝からリワークに通うことで生活リズムの乱れや昼夜のリズム逆転を防ぐというのも、実は意外に大きなことなんです。並行してプログラムで生活習慣の改善法を学んでいけば、心身とも健康な状態を保ちやすくなるでしょう。

Qこちらで取り組んでいるプログラムを教えてください。
A
3

▲解放感のあるグループワークルーム

職場復帰という意味で中心になるのは、認知行動療法と復帰準備の2つになります。認知行動療法は、例えば「こうあるべき」というかたくなな心を「こうでなくてもいい」などとものの見方や捉え方を変えることでストレスを軽減していこうという療法を指します。当院では、対処すべきストレスとはどういうものかを知っていただくため、まず認知行動療法の基礎を勉強するところから入ることが多いです。復帰準備とは、休職にいたった経緯を振り返りつつ、一人ひとりの職場の状況で起きるストレスにどう対処ができるかを考えるプログラム。職場ロールプレイや具体的な課題の解決など、復帰に直結した支援をしていくようなトレーニングを行います。

Qプログラムはほかにもあるのですか?
A
4

▲積極的に発言する機会を設けている

当院では、曜日によって認知行動療法、復帰準備、自己理解、小グループでのディスカッションや復職後のフォローアップ、さまざまな心理療法を紹介する日などに分かれています。種類は20前後になるでしょうか。ここまでたくさん用意している医療機関はそう多くはないと思います。先ほど申し上げた認知行動療法と復帰準備は2本柱ですが、それ以外のプログラムを多数用意しているのは、社会復帰のきっかけになるヒントを幅広く提供したいと考えたからです。休職の原因である「物事の受け止め方の癖」と職場で感じたストレスの組み合わせは一人ひとり違いますから、約20のプログラムから最適な内容を選んでいただけます。

Q多彩なプログラムを用意していること以外での特徴は?
A
5

▲それぞれの立場からサポートする体制がある

アットホームながら適度な負荷のあるプログラムの実施、実際の職場の上司と連携したサポートのほか、心理師同士が密に連携して利用者の方と密接に関わっていることも特徴で、心理面のフォローをこまやかに行っていることだと思います。また、利用者の方々が意見交換する機会を意識的にたくさん設けているのも特色といえるでしょう。きちんとした発表の場から小グループでの意見交換まで、緊張や不安といったストレス負荷の大小さまざまなシチュエーションを用意しています。利用者の方にとって一番の力になるのは、他の利用者の言葉。プログラムを卒業する方の最後の言葉に刺激を受け、意欲を高めるケースは非常に多いんです。

ドクターからのメッセージ

町田 なな子院長

診察時に医師と1対1で受けるアドバイスと少量のお薬だけでは、ある程度は改善をしていっても社会復帰するまでには至らないという方に、集団精神療法でもあるリワークプログラムをお勧めしています。ご家庭で過ごしている時には安定していても、会社での就労に問題なく耐えられるというわけではありません。その2つの差を埋めようとするのが目的です。再就労や職場復帰に限らず、産後うつや家庭の悩み、人付き合いでの悩みを抱えている方などにも対応しています。近年は社会的な認知が進んで受診のハードルも下がっているようで、「ママ友から紹介されてとりあえず来ました」という方も。何か気になることがあれば、気軽にご相談ください。

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