全国のドクター9,295人の想いを取材
クリニック・病院 158,642件の情報を掲載(2024年4月20日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 川崎市川崎区
  4. 川崎駅
  5. 医療法人社団 翠会 高柴歯科
  6. 高柴 重幸 院長

高柴 重幸 院長の独自取材記事

高柴歯科

(川崎市川崎区/川崎駅)

最終更新日:2023/03/24

高柴重幸院長 高柴歯科  main

「この町のかかりつけ医として、ゆりかごから墓場まで責任もってお世話したい」と語るのは、「高柴歯科」の院長・高柴重幸先生。自身が生まれ育った思い入れのある土地で開業して19年。地元に対する高柴先生の決意表明といっても過言ではない。相手の話に真摯に耳を傾け、わかりやすい言葉を選んで取材に応じる高柴先生の姿に、年齢を問わず多くの患者が信頼を寄せるというのも思わず納得だ。また、同院を「治すのではなく、ケアする場所」と捉えて定期検診に通う患者も少なくないという。「実は取材とかは苦手で……」と恐縮しつつ、人柄のにじみでるような温かい笑顔で応じてくれた高柴先生に、開院の思いから今後の展望までじっくりと話を聞いた。

(取材日2015年8月19日/更新日2023年2月21日)

自分が生まれ育った町だからこそ、誰よりも患者を思う

地域に根差した歯科医療に、長らく注力してきた歯科医院だと伺いました。

高柴重幸院長 高柴歯科 1

川崎は私にとって生まれ育った土地で、実家のすぐ近くのこの場所で開院したのが1996年のこと。早いものでもう26年近くになります。おかげさまで親子3代で通ってくださる患者さんもいらっしゃいます。いまだにカルテ番号が1桁の方が来てくださることには感慨深いものがありますね。開業するなら絶対に川崎でと思っていたので、地域のかかりつけ医として地元の皆さんに少しでも恩返しができているとしたらうれしいですね。

開院からそれほどたつとは思えない明るくて気持ち良い院内ですね。至る所にうれしい配慮を感じます。

初めは2台のユニットでスタートしましたが、今は6台でやっています。開院当初から変わらないのはプライバシーに配慮して各ユニットをパーティションで区切っていることと、スタッフと患者さんの通路を分けた動線分離の設計です。患者さん専用の通路を設けることでお母さんがお子さんの治療に立ち会ったり、車いすでの移動が可能となり多くの方に喜んでいただいています。他にもバリアフリーの設計、ウォーターサーバーの設置など、スタッフと相談しながら初めて来られる方はもちろん、体の不自由な方や小さなお子さん連れの方などどなたにも安心してくつろいでいただけるよう工夫しています。また、ホームページから現在の待合状況を確認できるようにするなど、少しでも患者さんの気持ちに寄り添えるよう、常に患者さん目線で物事を考えるようにしています。

インフォームドコンセントを大切にした高度な歯科医療をめざしていると伺いました。

高柴重幸院長 高柴歯科 2

患者さんの中には私が子どもの頃からお世話になっている近所の方や友人も大勢います。また、「歯科医院は怖いところ」と思っている中、勇気を振り絞って来てくださる方もいらっしゃいます。せっかく来てくれた患者さんに悲しい思いだけはしてもらいたくない、みんなの笑顔を守りたい。そんな思いで一人ひとりの患者さんと向き合っています。初診の方はまず私が最初に診て、ご希望を伺った上で担当医を決めます。そしてモニターで口腔内や虫歯の状態を見ながら治療についてなるべくわかりやすく説明します。そして治療しないとどうなるか、どのような治療をするのかなども、アニメーションを使って具体的に説明します。治療が終われば、治療の前と後の写真を見比べていただきます。そうすると治療した箇所がどのように変化したかがとてもわかりやすいので、喜んでいただけるのではないかと考えています。

デンタルIQの向上で、「治す」から「ケアする」へ

真摯に歯科医療と向き合っていらっしゃる先生ですが、学生時代はどのように過ごされたのでしょうか。

高柴重幸院長 高柴歯科 3

大学では演劇部と弓道部に所属していて、弓道部では主将も務めました。弓道は競技人口が少ないからか、学校という枠を超えた交流もさかんで、歯科医師になった今でも不思議なくらい元弓道部という方とのご縁が多くて互いにびっくりすることもあります。部活もそうですが、それ以外の面でも先輩方にとてもよくしていただき、恵まれた人脈のおかげで充実した学生時代を過ごせることができたと思っています。卒業してから5年ほどで開業したのですが、当時は学生の頃から治療に携わる機会も多く、開業までにたくさんの症例を経験していたのであまり不安に感じることはありませんでした。先輩方によくしていただいた分、今度は私が後輩たちの役に立てるよう臨床研修指導医としても活動しています。

歯科材料についてもこだわりがあると伺いました。

大学時代、歯科治療においては何をするにしてもまず「歯科材料」のことを知らなくては本当に良い治療はできないと思うようになり、歯科理工学に進みました。歯科材料についてもメーカーを通じて先端の情報に接してきました。いろいろな専門分野の先生がいらして皆さんそれぞれ素晴らしい治療をされていますが、歯科材料については意外によく知らないまま使っている先生も多いようです。2014年にCAD/CAM冠が保険適用になった時は、早期に導入しました。当院の基本は保険診療ですが、より良いものを幅広くそろえることで患者さんの選択の幅が広がり、結果として大勢の方にご満足いただけているのだとしたらうれしいですね。

予防歯科にも力を入れていらっしゃるそうですね。

高柴重幸院長 高柴歯科 4

はい。治療後のお口の状態をモニターでご覧いただく際も、自然とこのいい状態をできるだけ長くキープしようという気持ちになってもらえたらと思っています。どんなにいい治療も先立つものは患者さんの気持ちです。「できれば行きたくない場所」である歯科医院が、行けばこんなにきれいにしてもらえると納得していただくことで「行くのが楽しみな場所」に変わります。私たちはそのような意識を「デンタルIQ」と呼んでいます。「治す場所」から「ケアする場所」へ。このような考え方に賛同して、最近は定期検診に来てくださる方が増えてきているのはうれしい限りですね。

かかりつけ医として、いいものを、いい関係をより長く

先生ご自身がご自分やお子さんの歯の健康を守るために気をつけていらっしゃることは?

高柴重幸院長 高柴歯科 5

大学生の子どもが2人いるのですが、私は普段帰宅するのは夜中ですし、休日も講習会の仕事で忙しくしているためほとんど会えない生活です。せめて朝食だけは一緒に取るようにしているのですが、最近は子どもたちも忙しくすれ違ってばかりで反省しています。自分の健康のために特に気をつけていることはないのですが、子どもたちの歯だけは小学6年生になるまで親が磨いていました。おかげで2人とも虫歯知らずです。お子さんが小さいうちだけでなく、せめて小学校の間は親が仕上げ磨きをしてあげられると良いですね。それからブラシ選びも大切です。ついつい使い続けてしまう方が多いようですが、ブラシは先端でしか歯を磨くことができないので、毛先が開いて来たらすぐに取り替えるようにしてくださいね。

多大な信頼を集めていらっしゃる先生が今まで患者から言われてうれしかった言葉を教えてください。

やはり「思いっきり口を開けて笑えるようになった」などと喜んでいただけた時がこの仕事をやっていて一番うれしい瞬間ですね。また、「おかげでまたカラオケで思いっきり歌えるようになったよ」と喜んでいただけた時も本当にうれしかったです。喜んでいただけたということは、私の治療に心からご満足していただけたということ。つまり、患者さんのニーズに応えることができたということです。患者さんのさまざまなニーズにきめ細かくお応えできるよう、スタッフ一同これからも励んでいきたいと思っています。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

高柴重幸院長 高柴歯科 6

最近はホワイトニングを目的に来られる方が増えてきたので、ニーズに幅広く応えるために、ホワイトニング専門部署と完全個室の分院を開設しました。また、通院が困難になってきたご高齢の患者さんのために、これからは訪問診療にも力を入れたいと思っています。長年お付き合いしてきた地元の患者さんは私も責任をもって最期まで診たいですし、患者さんだって気心の知れた歯科医師のほうが安心できるのではないでしょうか。これからも地域のかかりつけ医として、「ゆりかごから墓場まで」ではありませんが、皆さんのさまざまな人生のステージに柔軟に対応していきたいと思っています。口の悩みは人には言いにくいもの。だからこそ何でも話せる人間関係を築くことから始めてみてはどうでしょうか。些細なことでも、どうぞお気軽に声をかけてくださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/1万6500円~、セラミックインレー(1歯)/7万1500円~、インプラント(1歯)/38万5000円~、小児矯正/27万5000円~、成人矯正/66万円~88万円

Access