池袋血管外科クリニック

池袋血管外科クリニック

梅澤久輝院長

頼れるドクター

医療トピックス

下肢静脈瘤の症状など血管疾患には
血管外科による専門治療を受診

池袋血管外科クリニック

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血管外科と聞いて最初に思い浮かぶのは「下肢静脈瘤」という人も多いのではないだろうか。確かに、血管外科を標榜するクリニックの大半は、下肢静脈瘤の治療に特化したところがほとんどだ。しかし、血管外科医の本来の役目は、下肢(足)だけに限らず体中をめぐる血管やリンパ管を司り、詰まりや逆流などといった循環障害をなくすこと。「池袋血管外科クリニック」の院長、梅澤久輝先生にお話を伺い、血管外科でできることとは何なのか、その役割を詳らかにしていこう。(取材日2015年2月12日)

下肢静脈瘤だけが専門ではない! 実は奥深い血管外科の役割

血管外科ってどのような診療科なのですか?

171543 mt 1 q1 1426140262 ▲カテーテルなどの医療進歩により、血管にまつわる多様な治療に関わる 開業のクリニックで血管外科を標榜しているところでは、多くの場合、下肢静脈瘤を専門にしているケースがほとんどです。そのため、「血管外科=下肢静脈瘤」と思われている方が多いのですが、実は血管外科の守備範囲は非常に幅広く、下肢(足)だけでなく上肢(腕)、腹部など、頭の中の血管を除く体中の静脈、動脈、リンパ管を扱う血管のスペシャリストなのです。疾患としては下肢静脈瘤をはじめ、深部静脈血栓症のような静脈疾患、下肢閉塞性動脈硬化症、大動脈瘤、頸動脈狭窄症などの動脈疾患、そしてリンパ浮腫などが挙げられます。当院では血管のエキスパート、そして外科としてのスキルを生かし、数ある血管疾患の中でも下肢静脈瘤と、クリニックレベルでは珍しい人工透析患者さんのための内シャント手術を二つの柱として掲げています。ケースによっては動脈の手術にも対応しています。

国内で1000万人にいるという下肢静脈瘤。やはり多さを感じますか?

171543 mt 1 q2 1426140262 ▲下肢静脈瘤手術1000件以上、内シャント手術3000件以上の治療実績を誇る そうですね。当院でも半数近くは下肢静脈瘤の患者さんです。ただ、罹患者数が多い一方で、医療機関を受診せずに放っておいてる方も多いようです。男女比は1:3で圧倒的に女性に多く、妊娠・出産の経験のある方、それも一人よりも二人、三人産まれた方のほうがなりやすいと言われています。長時間立ちっぱなしの仕事に就いているなど環境的な要因のほか、遺伝的要因でなる疾患でもあり、両親ともに下肢静脈瘤である場合は90%、片親だけでも45%といったデータも出ています。女性に多い病気ということに加え、クモの巣状に血管が浮き出てきたり血管がボコボコとしてきたり、むくんだりと外見に現れる症状があることから、肌を露出する春夏の時期になると、見た目を気にされて受診を決める方が増える傾向があります。

血管外科ならではのアプローチってどんなことでしょう?

171543 mt 1 q3 1426140262 ▲患者が日々感じる、痛みや症状を細かく聞いて判断する 下肢静脈瘤の症状のひとつであるむくみを例にとってみましょう。よく自己診断で「むくみがひどいので、これは下肢静脈瘤じゃないかなと思って来ました」という患者さんがいらっしゃいますが、実はむくみにも内科的な病気によるものと外科的な病気によるものがあります。内科的なものでは、心臓や腎臓、肝臓といった臓器の機能不全が関係し、両足いっぺんにむくみが表れることがほとんどです。一方で、下肢静脈瘤に代表される外科的なむくみの場合は、どちらか片方の足に起きるケースが一般的。それは、ある箇所のリンパ管が詰まっていたり、一部の静脈が逆流したりすることにより発生するむくみだからです。基礎疾患に内科的なものが潜んでいるのではないか、もしくは循環障害による下肢静脈瘤やリンパ浮腫なのではないかな、と血管外科の視点で正確に診断することがわれわれの重要な役割だと思っています。

下肢静脈瘤をそのまま放置しているとどうなるのですか?

171543 mt 1 q4 1426140262 ▲弾性ストッキングにもさまざまな形状とサイズが。最適な治療方法をアドバイス 下肢静脈瘤は命に関わるものではないので、歩けなくなったり足を切断しなければいけなくなったりということはないんです。ただ、そのままにしていれば、症状が少しずつ悪化しQOLが低下する可能性は考えられます。足がだる重い、むくむ、足が痛い、かゆい、足がつるといった症状のうち2つ以上当てはまる方は、専門の医療機関の受診をお勧めします。治療法は手術以外にもいくつか方法があり、足の状態やリクエストに応じて決めていきます。例えば、足を圧迫することで血流を改善する「弾性ストッキング」による治療のほか、静脈に細いファイバーを挿入し、熱により静脈を閉塞させる「レーザー焼灼術」、傷んだ静脈を抜去する「ストリッピング手術」、注射で薬剤を注入して静脈を閉塞させる「硬化療法」などがあります。手術はいずれも日帰りで行うことができます。

人工透析患者のための内シャント手術とはどのようなものですか?

171543 mt 1 q5 1426140262 ▲「モバイルCアーム」によるスムーズな血管造影で、精緻な処置が可能 内シャント手術は、慢性腎不全の方が人工透析を受けるにあたって必要で、動脈と静脈を縫ってつなぎ、持続的な血液採取を可能にする処置をいいます。腎臓内科が行っていることが多いのですが、内シャントとは別名、バスキュラー(英語で血管のこと)アクセスと言うぐらいですから、血管外科の得意分野でもあるのです。内シャント手術を受ける方は、そこに至るまでの病悩期間が長ければ長いほど、点滴や採血などにより血管をいじめてしまってボロボロになっているケースもあります。そんな中で、細い血管と血管をつなぐ処置を行うわけですから、血管のことをよく分かっていて慣れている医師かどうかというのが、手術時間や出来の良し悪しにつながってくると思いますね。

ドクターからのメッセージ

梅澤久輝院長

下肢静脈瘤クリニックの医師は実は微妙に専門分野が違って、半数が血管外科医で、残りは形成外科医と放射線科医なんです。極端な話をすると、下肢静脈瘤は、エコー検査を行わなくても視診や触診だけでも診断することが可能で、診断自体はそれほど難しくない疾患です。血管がクモの巣状になっていたりボコボコ感があったりと、わかりやすい症状が見た目に現れていますから。下肢静脈瘤のほとんどは静脈が逆流することで起こっている“一次性”のものなのですが、太い静脈が詰まってしまうことで生じる“二次性”のものもあって、そうなると診断も処置も難易度が高まり、より高度な専門性が求められます。下肢静脈瘤はそもそも血管の疾患で、われわれ血管外科医は血管疾患のエキスパートですから、より専門的な視点や技術を駆使して、患者さんの体に負担の少ない安全な手術を短時間で行うことには自信を持っています。先述したような症状があり、下肢静脈瘤かもしれないなと心配されている方は、ドクターのプロフィールなんかを参考にしながらクリニック選びをするといいかもしれませんね。

記事更新日:2016/01/24
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