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松田 大輔 院長の独自取材記事

辻堂ステラ歯科

(藤沢市/辻堂駅)

最終更新日:2024/02/29

松田大輔院長 辻堂ステラ歯科 main

辻堂駅西口より連絡通路を進んだ先のビル4階にある「辻堂ステラ歯科」は、2014年に松田大輔院長が開院したクリニック。「歯科らしさ」をできるだけ抑えることに努めた院内は、白とパステルカラーを基調としたリラックスできる空間だ。小児から高齢者まで幅広い患者が気軽に立ち寄れる歯科をめざし、一般的な治療はもちろん、インプラント治療や矯正まで、患者の多様なニーズに対応。中でも注力するのが小児歯科で、待合室にはDVDを備えたキッズスペースを確保し、家族で気軽に来院できるよう配慮する。機器に関しては、先鋭の設備を整え、常に進化した歯科治療を提供できるよう努力を重ねる。予防歯科にも精通し、「歯を大切にすることは、一番手軽で続けやすく誰にでもできる健康管理」と語る松田院長。診療への想いをたっぷり話してもらった。

(取材日2022年9月7日)

リラックスした雰囲気の歯科医院らしくない空間を

とても明るい院内ですね。どんなところにこだわったのですか?

松田大輔院長 辻堂ステラ歯科1

大人の方はもちろん、お子さんも気軽に立ち寄れる歯科クリニックにしたかったので、いわゆる「歯科らしさ」は控え、なるべくやわらかい雰囲気でリラックスしていただける空間づくりに配慮しました。白を基調にミントグリーンやオレンジなどカラフルな色を足していく方針を設計段階から決めていました。また、機器が並ぶワークテーブルは患者さんの目に入らないようアシスタント側に設置できる新しいタイプのチェアにしましたので、あの独特の器具を見て緊張されることもありません。キッズスペースも用意していますから、小さなお子さん連れの親御さんも安心してお越しいただけるでしょう。

機器など設備面も充実を図られていますね。

まず特徴は、マイクロスコープでしょうか。細い歯の根の治療を精密に行う際に役立ちます。歯の中の肉眼では見えない根の入り口を探したり、細かな修復を行ったりする際には欠かせないアイテムだと考えています。他にもパウダーで歯面の着色を落としたり、ブラシの超音波振動で汚れを落としたりといった審美面に配慮した施術を行う機器も取りそろえています。さらに、最近では2種類のレーザーを活用しています。これは痛みや出血が少ない治療に役立つため、時間の短縮と治療による負担の軽減にもつながります。また、CAD/CAMシステムを導入したので、セラミック製の詰め物やかぶせ物などの補綴物を、コンピューター制御によって短時間で精密に作製することができます。このシステムに付随しているスキャナーを使って、補綴だけでなく矯正に使ったり、歯並びの記録を行ったりとさまざまな場面で役立っています。

ところで、開業に踏み切られたきっかけは何だったのですか?

松田大輔院長 辻堂ステラ歯科2

歯周病の治療と予防歯科に、もっと力を注ぐためです。歯周病は専門的に研鑽を積んできた分野でもあります。今や現代病の代表といっても過言ではありませんよね。歯周病は単純に歯を失うだけではなく、さまざまな全身疾患の原因の一つになるともいわれており、心筋梗塞や動脈硬化などとの関連もたいへん注目されています。僕は、できるだけ歯を温存しながら全身疾患にも注意していきたいと考えていますが、それは大学病院時代から医科と連携して治療する経験が多かったことの影響が大きいかもしれません。地域の中でも患者さんが安心して受診できる場になればいいと思い開業しました。

小児歯科に注力、食育アドバイスで虫歯を減らしたい

力を入れている治療は何でしょうか?

松田大輔院長 辻堂ステラ歯科3

一般的な治療もそうですけど、特に小児歯科に力を入れています。小さいお子さんには、ブラッシングの指導などをして治療の練習を重ねてから少しずつ慣れてもらいます。開業時の内装をつくる段階から、圧迫感が出ないように開放的な明るいイメージにするなど、お子さんの恐怖心を少しでも取り除きたくて、環境づくりから配慮したんですよ。また、気に入っていただければご家族がそろって来てくださることもあります。若い親御さんの中には、審美面を気にされる方もいらっしゃいます。そういった患者さんには、できるだけメタルフリーの治療を心がけ、セラミックを使った治療を提案するようにしています。

子育て中の親御さんにアドバイスしたいことがあるそうですね。

「食育」が、かなり重要なファクターだと思っています。フッ素を塗ったり、口腔内の清掃も重要ですが、食育によって虫歯を減らすことにつながるのではないでしょうか。小さなお子さんを持つ親御さんは、間食にお菓子や清涼飲料水をどうしても与えがちです。お菓子やジュースにはまってしまうと子どもは歯止めがききません。これは子どもの頃に改善していかないと、大人になって習慣を変えるのはなかなか難しくなってきます。子どもの胃は小さいですが、食べ物は成人と同じスピードで消化されます。間食はお菓子を与えるだけではなく、1日4回~5回の食事と考えてください。

マウスピース型装置を用いた成人向けの矯正も始められたとか。

松田大輔院長 辻堂ステラ歯科4

CAD/CAMシステムと歯科用CTを組み合わせることで、マウスピース型装置を用いた成人向けの矯正がより精密にできるようになりました。これらによって、歯槽骨の確認から可能ですので、歯を動かすことによる歯肉退縮のリスクにも配慮できます。矯正に関しては、大学病院時代から一緒に働いてきた矯正を専門とする先生と連携して取り組んでいます。

できる限り歯を残す保存治療や予防で患者の負担を軽減

診療で大切にされていることは何ですか?

松田大輔院長 辻堂ステラ歯科5

患者さんには何でも気軽に話していただくということしょうか。そこから、お人柄やライフスタイルなどその方についての情報をキャッチしていきます。ブラッシングの指導の仕方についても、この方ならこうお伝えすればスムーズだなと考えられますしね。何げない世間話でも構いません。これまでの歯科治療に不満を持ってお越しになられる方もいらっしゃいますが、こういう場合僕は何にどんな不満や不安があったのかをお話からピックアップすることで、より満足度の高い治療につながるのではないかと考えています。冒頭でも申し上げましたが、歯科医院らしくない内装にしたことも、できるだけリラックスした雰囲気の中で話しやすい空間にしたかったからなんですね。

先生の治療においてのポリシーも教えてください。

極力、歯を残すようにしています。おそらく他の歯科医院だと抜歯になるケースや、破折している歯などを保存していくことが僕のこだわりです。そのためにはやはりレーザーは欠かせないと感じていますね。開業以来ずっといろいろな文献などを参考にして、どうしたらうまくいくかを考えながら試行錯誤してやってきました。今では、セカンドオピニオンとして相談しに来てくださる患者さんも増えていますね。

これからの展望をお聞かせください。

まずは虫歯や歯周病を徹底的に予防することです。そうすれば治療を最小限に抑えることができます。これからはCure(治療)ではなくCare(予防)の時代。僕が考えるのは、インプラントや入れ歯というものはあくまで食べるための最終手段だということです。ごはんが食べられなくなると人は生きていけません。まずはご自身の歯で食べること、そして適切な手入れをして、丈夫な歯で過ごして人生を全うできるようサポートすることが一番の目標です。ですからやはり予防がとっても大事ですね。患者さん一人ひとりが快適に暮らしていくクオリティーオブライフを上げていく手助けをしたいと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

松田大輔院長 辻堂ステラ歯科6

虫歯や根っこの膿、歯周病などは自覚症状のないうちに進行するケースも多いです。歯周病など口腔内の炎症は心筋梗塞や動脈硬化のほか、金属アレルギーなどにも関係しているのです。健康といえば、皆さん胃や肝臓など内臓を大切にしようという意識はお持ちですよね。きっと歯を思い浮かべることは、まずないのではないでしょうか。ですが、食べ物をよく噛んで小さくすることで内臓への負担を軽くすることもできるんです。歯を大切にすることは、実は一番手軽で続けやすい誰にでもできる健康管理だと思っています。以前のように削って詰めるだけが歯科医院の役割ではありません。病気予防の第一歩として、最初は半年に1〜2回ぐらいのペースでも大丈夫です。ぜひ歯科医院を有効活用していただきたいものですね。当院は、常に進化し続ける歯科でありたいと思っています。小児から高齢の方まで幅広い年齢層のニーズにお応えしますので、気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/85万円~、インプラント治療/60万円~、セラミック製のかぶせ物/8万円~(素材によって費用は異なる)、セラミック製の詰め物/6万円~(素材によって費用は異なる)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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