当院の新型コロナウイルス感染症対策について

コロナが流行し始めた頃からPCR検査場に出務しておりますが、その経験から強く感じたことは、このコロナ感染予防対策、クラスター予防対策には、なんといっても「換気」が重要だということです。
何を今さら、と思われるかもしれませんが、マスク、手指消毒、ソーシャルディスタンスはすぐに実行可能でも、「換気」はなかなか対応困難であることも多いと思います。前者で咳を浴びるなどの直接暴露を予防出来たとしても、空間に充満・浮遊したウイルスを吸ってしまう間接暴露のリスクは残ります。結局、これが原因でクラスターとなってしまうケースも少なくないと思います。やはり「換気」で吹き飛ばしてしまうことが大切です。「ウイルスの暴露量と感染」の関係からも、定時で静かに窓を開けるだけではなく、扇風機で吹き飛ばし、頻回に外気とそっくり入れ替える、そんなイメージが大切ではないかと感じます。夏でも冬でも同様です。
ご自宅や職場では、「換気」、しっかり出来ていますか?

  • 当院では、マスク、手指消毒は当然のこと、特にこの「換気」に十分力を入れております。
  • 受付・会計・待合室は第1種換気としてロスナイにて給気と排気を機械換気にて⾏っています。
  • 部屋の容積は86.1㎥で換気機器の能⼒は410㎥/hとなっており1時間に約4.7回空気を⼊れ替えています。
  • またその他レントゲン室のトイレの排気用に給気式天井扇にて新鮮外気を待合室に360㎥/hを⼊れています。
  • 合わせると1時間に約9回分待合室に新鮮外気が導⼊されています。
  • 建築基準法では1時間に0.5回空気を⼊れ替えることになっており、待合室等の換気量は建築基準法の18倍となっております。
  • また待合室に設置の三菱電機製ロスナイLGH-N25CS2はオプションのアレル除菌フィルターというものもあります。
  • ⼈⼯酵素で、菌、ウイルスおよび花粉などのアレル物質の活動を抑制し、フィルター表⾯を清潔に保ちます。
以上に加え、待合室、レントゲン室、診察室奥通路、リハビリ室などに扇風機を設置し、常時稼働させ、空気が淀みなくながれることで換気効率をアップさせております。
これにより、万が一感染された方が来院されても、ウイルスを吹き飛ばし、できる限り他の方へは感染させない、そのような環境を構築しています。

院長

【画像】CO2測定器による室内環境の管理とチェック各所へのアルコール設置

私たちの取り組み

2012年、在宅診療に特化した医院として開業

退院はしたものの自宅での介護に実感がわかない、支援制度の存在も知らないと途方にくれる患者様や家族が多い中、
患者様の生活全般に寄り添う治療を実践してきました。

画像:診療の様子

チーム医療により、患者様の細かな情報を共有しながら包括的な治療を実施

内科や整形外科の医師が6人、リハビリテーションを行う作業療法士や理学療法士の他、鍼灸マッサージ師や薬局、ケアマネジャー、訪問看護ステーションとも連携を図り、ご自宅でも通院時と変わらない治療やリハビリテーションを受けていただける環境を整えています。

画像:診療の様子

訪問エリアを限定し、
医療の質を維持していくことに尽力

週に1~2回自宅に訪問し、患者様を診察しており、体調やストレス、悩みなどをお聞きしながら心と体のケアを行っています。
訪問させていただいている患者様の急変時には、24時間体制で往診を行っています。

画像:地図イメージ

2021年、外来の整形外科を開院

院長の専門である整形外科やリハビリテーション科を訪問診療と外来診療の二本柱にすることで、より強力な医療体制を整えてまいります。

画像:外観イメージ