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虫歯や顎関節症の予防にも
歯のある豊かな人生につなげる矯正治療

太紀デンタルクリニック

(仙台市若林区/六丁の目駅)

最終更新日:2022/06/20

太紀デンタルクリニック 虫歯や顎関節症の予防にも 歯のある豊かな人生につなげる矯正治療 太紀デンタルクリニック 虫歯や顎関節症の予防にも 歯のある豊かな人生につなげる矯正治療
  • 自由診療

仙台市営地下鉄東西線六丁の目駅から徒歩約3分の場所にある「太紀デンタルクリニック」。齋藤太紀院長が2014年1月に開業した同院では、小児から年配者まで年齢を問わず矯正治療に取り組んでいる。「歯並びや噛み合わせの状態が良くない『不正咬合』は、歯周病や虫歯、顎関節症の原因にもなり、体全体へと影響を与えることも。そこで有用となるのが矯正治療です」と齋藤院長。抜歯矯正も多い中、歯の役割を守り、体への影響を考えて非抜歯矯正を推奨するなど、患者のその先の人生を見据えたアドバイスを行うのが同院の特徴でもある。「大事なのは矯正治療を受けることではなく、まず歯を失う原因と対処法があることを患者さんが正しく知ること。その最初の一歩に貢献したいのです」と笑顔を見せる齋藤院長に、詳しく話を聞いた。

(取材日2022年6月1日)

不正咬合が虫歯や歯周病、顎関節症の原因になることも。矯正治療で改善をめざし未来につなげる

Q矯正治療を始めるのに適したタイミングはありますか?
A
太紀デンタルクリニック ゆったりと配置された診察室

▲ゆったりと配置された診察室

特に決まりはなく、その方の年齢や状態に合わせた矯正の方法を提案しています。小児の場合は発育期に顎や顔面骨格の発育を促すことで、不正咬合を防いでいくこともできます。まだワイヤー矯正ができない乳歯の時期であっても、歯にかぶせ物をして噛み合わせに高さを出すことで顎の発育を促す「オーバーレイ」という方法もあります。大人の方では60代で矯正治療を受けている方もおられますよ。不正咬合が虫歯や歯周病、顎関節症の原因になっている可能性と、治療しない場合のリスクをきちんと説明した上で、治療を行うかを患者さんに考えていただきます。大事なのはそういうリスクがあることを患者さんが「知る」ことです。

Q矯正治療を検討する上で知っておくべき点はありますか?
A
太紀デンタルクリニック 丁寧に患者に説明を行う齋藤院長

▲丁寧に患者に説明を行う齋藤院長

歯並びが整えば、おのずと機能も整う。これを「機能美」と呼び、矯正治療はそれをめざす治療と言えます。当院では患者さんの要望や意思に寄り添う姿勢を大切にしていますが、要望が医学的に適しているとは限りません。そんな場合は「その対応は難しいです」と正直にお伝えしますし、こちらの気づきも患者さんにお伝えしています。治療を怠れば将来的に義歯(入れ歯)になるリスクも高まりますが、適切な治療を行っていれば高齢になってもご自分の歯で食事を楽しむこともできるでしょう。歯を残し、機能を維持することは、患者さんの人生を豊かにすることにつながる。その方法のひとつが矯正治療なのだと考えています。

Q矯正治療で心がけている点について教えてください。
A
太紀デンタルクリニック 同院では矯正治療の相談からじっくり対応する

▲同院では矯正治療の相談からじっくり対応する

歯の1本1本には役割があると考え、非抜歯矯正を推奨しています。多くのワイヤー矯正では小臼歯を抜歯しますが、そうなると小臼歯が持っていた役割が果たせなくなり、噛み合わせの数も減り、歯のアーチも数cm単位で減ってしまいます。そうすると、抜歯した部分を補うため奥歯が倒れてしまって噛み合わせがずれてしまう、顎が痛む・動かすと音が鳴るといったの顎関節症の症状が出るなど、体にさまざまな不調和が起こる可能性が出てきます。まれに生活に支障を来すほど重い症状が出る方もおられるので、当院ではリスクを少しでも減らした矯正治療を行いたいと考えています。

Q矯正治療を始める前の検査には、どのようなものがありますか?
A
太紀デンタルクリニック 矯正治療前の噛み合わせ検査に使用する機器

▲矯正治療前の噛み合わせ検査に使用する機器

歯の型採りやセファロ(頭部エックス線規格写真)の撮影、顔の周りにつけて顎の動きを分析する顎機能検査などを行います。外からは見えない顎関節の部分と、噛み合わせの動き、両方を見て診断していく必要があります。上下の歯が正常に噛み合っているとしても、それを支える顎の関節に不調和があると、頭痛がするなどの顎関節症の症状が出ることもあります。歯並びだけ治療を完結するのではなく、それを支える周囲の構造も分析していく必要があります。そうすることで、歯だけではなく顎・体までの全体的な調和をめざせるのです。また当院をセカンドオピニオンとして活用していただいても良いと考えています。

Q矯正治療では、どんな器具を使うのでしょうか?
A
太紀デンタルクリニック リテーナー(保定装置)。左:下顎、右:上顎

▲リテーナー(保定装置)。左:下顎、右:上顎

先ほどお話しした乳歯のお子さんの矯正などを除き、当院では表側にワイヤー装置をつける最もスタンダードな矯正治療を行っています。ワイヤー矯正には、意図したところへ歯を動かしやすいというメリットがあります。そのため歯の機能まで考えると、やはり矯正にはワイヤーが適していると当院では考えます。また通常の矯正治療が終わった後は、「リテーナー」という着脱可能な保定装置を1年ほど装着していただきます。治療後の状態を維持していくためにも、食事以外の装着をお願いしています。これは小児・成人の矯正であっても同じです。

ドクターからのメッセージ

齋藤 太紀院長

不正咬合にはさまざまなリスクがあり、それを取り除いていくための方法として矯正治療がある。将来的に「噛める歯」をたくさん残せる可能性を高めることにつながる。このことをまずは患者さんに知ってほしいというのが、私の根源にある願いです。なので必ずしもすぐに治療を受けてほしいというつもりはなく、知識があれば「何も教えてもらえなかった」という「歯医者嫌い」の患者さんも減らせるかもしれません。気になることがある方はぜひ、相談だけでも構いませんので足を運んでみてください。そうして30年後、40年後に「あの時、矯正治療を受けて良かった」と笑顔になる方が増えるよう、皆さんの声に応える治療を提供していくつもりです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

一期治療(小児):30万円、二期治療(小児):50万円、成人矯正:80万円、オーバーレイ:10万円、調整管理料…一期治療(小児):3000円、二期治療(小児):5000円、成人矯正:5000円

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