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チーム医療で患者や家族を支える
在宅医療に携わるスタッフの仕事

宮川ホームケアクリニック

(岡崎市/美合駅)

最終更新日:2019/12/12

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  • 保険診療

いつ、どこで、どのように人生の最期を迎えるか。多くの人が望むのが、住み慣れた家で、家族とともに過ごしたい、ということだろう。「宮川ホームケアクリニック」はそんな願いを、病院や訪問看護ステーション、介護の分野と連携しつつ在宅医療を専門として支えている。同院は宮川尚之院長の他、精神科の山本崇正先生、訪問看護に精通した看護師の吉家直子氏、クリニック内で診療をサポートする熊谷信孝氏をはじめとする、事務員兼同行員が、一丸となって働いている。根底にあるのは、「患者さんが最後まで住み慣れたご自宅で、ご家族と共に、穏やかに過ごしてほしい」という願いだ。そんなクリニックスタッフの思いを、宮川院長に具体的に聞いた。 (取材日2018年11月12日)

「最期まで自分らしく過ごしてもらいたい」、思いを一つにチームワークで支える在宅医療

Q精神科の医師として、在宅医療での仕事を教えてください。
A
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▲精神科の医師である山本崇正先生

【山本崇正先生】非常勤として月2回、主に高齢者施設を訪問し、認知症の方の診察、投薬にあたっています。薬の加減には経験も必要で難しい部分もありますね。高血圧、高脂血症、糖尿病など生活習慣病の診療も行います。精神病院とは違い、症状が軽い方が多いですが、もし治療をしないと認知症が進んで不穏や徘徊が出現することもあり、定期的な診察と投薬で穏やかに過ごすお手伝いができていると思います。表情が明るくなり、会話もできるようになって、ご家族や職員の方に喜ばれることがうれしいですね。ご本人に「来てくれてありがとう」と喜ばれることも。精神科の医師がもっと在宅医療に関わることが願いです。

Q訪問看護師の仕事の内容について教えてください。
A
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▲訪問看護の経験が豊富な吉家直子氏

【吉家直子さん】宮川先生とは別で患者さん宅へ訪問しています。訪問看護ステーションからの連絡を受け、一緒に訪問することもありますね。在宅医療の現場は非常に学びが多く、私は診療に携わる傍ら大学院でフィジカルアセスメントを学び、医師と同じように問診などを行って所見をとり、検査・治療を考察できるスキルを習得。これを生かし、在宅医療の発展に貢献していきたいです。心がけているのは、患者さん本位であること、ご家族の気持ちに寄り添うこと。患者さんの中には、自分は迷惑をかけているのではと感じたり自分のことより私たちを気遣ってくださったりする方もいます。ご自身を否定せず、尊厳を持って過ごせるように努めています。

Q事務兼同行員の仕事についても教えてください。
A
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▲熊谷信孝氏は患者家族とも密に関わっていく役割を担う

【熊谷信孝さん】私はクリニック開業の頃より主に、診療費の集金に携わっています。時々運転手として同行したり、患者さんに必要なものを届けたり、レントゲン撮影の準備などもします。診療費は1ヵ月ごとの精算で通常は同行スタッフが現金で頂くのですが、患者さんが入院に切り替えたり、施設に入られたり、あるいは亡くなったりして在宅医療を継続されなくなった場合は、私が直接伺うことになります。ご家族にお会いすると「皆さんの協力で、家で看取ることができました」と感謝の言葉を頂くこともあり、「知り合いにも勧めます」と言われることも。現場に関わる先生やスタッフの医療の丁寧さや心遣い、連携の力が生きているのかなと感じます。

Qより良い医療の提供のために、工夫されていることはありますか?
A
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▲スタッフ一丸となって真摯に医療に向き合っている

【宮川尚之院長】在宅の患者さんに関わる情報共有サイト“いえやすネット”活用による他事業者間とのスムーズな病態把握、電子カルテや血液検査機器導入による迅速な対応も可能になりました。開業から6年がたち、クリニックも日々変化しています。患者さんの状態変化の激しい中、スタッフは常にどうしたら決められた時間に円滑な診療ができるかを考え、先を読んで仕事をしています。今後在宅医療に関わる医師をはじめ、スタッフの増加を期待しつつ、患者さんサイドに向けて、在宅医療は「難しくはないんだよ」といったことがわかってもらえるよう、当クリニックが架け橋となるべくPRを、もっともっとしていけたらなと思います。

ドクターからのメッセージ

宮川 尚之院長

当院には、志の高いメンバーが集まったと思っています。ここでは、指示待ちではなくて、自分で考えて自分で動くということが基本スタイル。小さなクリニックですので、例えば電話をしている人の会話を聞いて状況判断し、それに合わせて準備をするなど、みんなで力を合わせて働きやすい職場環境をつくっている感じです。それぞれが専門性をさらに高めるべく意欲的に仕事をしており、頼もしく、また感謝しています。患者さんのご自宅や施設へ赴くスタッフたちは、患者さんの病気の面ばかりでなく、前回より回復したところや良いところを見つけることも心がけていますので、訪問を楽しみに待っている方も多く、こちらも励みになりますね。

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