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前川 仁志 院長の独自取材記事

前川歯科クリニック

(大阪市淀川区/東三国駅)

最終更新日:2020/01/21

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大阪メトロ御堂筋線・東三国駅から徒歩9分の場所にある「前川歯科クリニック」。2012年に開業して以来、近隣の住民はもちろん、土日祝の診療には御堂筋沿線からも患者が訪れている。日中は明るいやわらかな光が差す待合室には観葉植物が置かれ温かな雰囲気。今回、患者への負担が少ない「ミニマルインターベンション」を心がけ、「患者さんと一緒にお口の健康を守っていきたい」と語る前川仁志院長に、開業に至った経緯や診療方針などを語ってもらった。
(取材日2019年12月25日)

勤務医と訪問診療の経験から、歯の健康に貢献したい

どんなきっかけで歯科医師をめざされたのですか?

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特に身内に医療関係者がいたわけではなかったのですが、中学生の頃には「医師ってかっこいいなぁ」と思っていました。何となく医療に興味を持っていたのでしょうね。高校になって真剣に進路を考えた時に医療を職業にしたいと考え、大阪歯科大学を受験しました。卒業後は、大阪歯科大学附属病院の一般歯科診療と口腔外科で1年ずつ研修医として経験を積みました。特に口腔外科では、親知らずの抜歯により患者さんが笑顔になる瞬間を何度も目の当たりにし、歯科医師としての大きなやりがいを感じました。ここで磨いた抜歯の技術は、現在の治療にも役立っている場面が多く、身につけておいて良かったと思っています。

勤務医と訪問診療の経験をお持ちなんですね。

2003年からは大阪・東住吉の歯科クリニックで5年、大阪・住之江の歯科クリニックで2年勤務しました。そんな時、友人から訪問診療の紹介があったんです。もともと高齢者と接することが好きなこともあり、一度チェアサイドから離れてトライしてみようと。歯科医院での治療は虫歯や歯周病を完治させることが目的ですが、訪問診療では口腔内の清掃や入れ歯の調整などがメインで、これまでとはまったく異なる診療となりました。寝たきりの方は治療を施しにくい体勢のため、治療内容が限られてしまうこともあり、どうしたら今以上においしく食事を楽しんでいただけるかを考えながら治療に取り組みました。歯科の診療だけでなく、お茶を飲みながら会話をすることもあり、私が訪れることが患者さんの心の慰めになっているように感じました。孫や息子が来たみたいに喜んでくださるので、少しでも社会に貢献できているのかなと思いましたね。

この場所での開業を決められた理由をお聞かせください。

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40歳までには開業したいと常々考えていたため、少し前の39歳で開業しました。以前に勤務医として働いていたクリニックが大阪の南側だったことから、何となく町の雰囲気も知っているため、そちら方面のほうが開業しやすいいかなとも思ったのですが、ふと「大阪の北はどうかな?」と頭に浮かんだんです。「大阪の大動脈といえば、やっぱり地下鉄の御堂筋線だろう」と、毎週日曜にビデオカメラを持って、今日は中津、次は西中島南方……といった具合にとひと駅ごとに降りては、うろうろ歩き回る日々が続きました。比較検討した結果、いいなぁと思ったのがこの東三国です。マンションが多くたくさんの人が住んでいる住宅街であること、周りにはコンビニエンスストアや当時はスーパーもあったことから立ち寄りやすいと感じたことが、ここで歯科医院を開く決め手となりました。

患者に優しいミニマルインターベンションを心がける

クリニックとして大切にしていること、得意とする治療は何ですか?

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患者さんは20~30代の男女、50代の男性が多いため、歯周病や入れ歯といった悩みは少なく、虫歯の悩みで来院されることがほとんど。なるべく痛みがないように、そして患者さんへの負担が少ないようにと「MI(ミニマルインターベンション)」を心がけています。特に力を入れているのがコンポジットレジン治療です。銀など金属の詰め物で治療すると強度もありますが、最近は「見た目がちょっと」と敬遠される患者さんも少なくありません。コンポジットレジン治療は、歯科用の白いプラスチックで埋めて光で固めるので、見た目も美しく、その日のうちに治療を終えられますし、余分なところを削らなくてもいいのがメリットです。もちろん虫歯の位置にもよりますが接着が外れにくい角度であれば、ミニマルインターベンションの概念にのっとってレジン治療を行っています。

患者さんに負担をかけない治療はほかにもありますか?

歯の神経が入っている管(根管)から虫歯に侵された神経を除去する根管治療を行う時に、超音波振動を利用するステンレススチール製のファイルという器具を使用しています。手で回して使う歯科用ハンドリーマーに比べて、歯の中でドリルが折れるリスクを軽減できると考えています。さらに、虫歯で失われた歯を補うためにコアと呼ばれる歯の強度を保つ台を歯の中に挿入する際には、当院では「レジンコア」を積極的に採用しています。コアは取れにくく、いざ取り外すときに取れやすいことが重要なのですが、レジンコアはねじ式になっており、メタルコアと比較すると深く差し込むことが可能。そのため安定性が高いのです。まずは根の中にいる細菌をしっかり消毒して洗浄。少しでも細菌が残っていると根の中で虫歯菌が広がって痛みが再発してしまうため、この治療を何度か行って、しっかり根の中の細菌を取り除いていきます。

設備面でのこだわりを教えていただけますか?

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歯科治療に使用する器具は唾液や血液に触れます。ほかの患者さんの歯の削りかす、血液、唾液が、いろいろな機械器具を介して、感染症を引き起こす可能性があるからです。患者さんに安心できる治療を受けていただきたいという想いから、当院では徹底的な滅菌対策を実施。道具はすべて使い回しせず、1人の患者さんの治療が終わるたびに交換し、使用済みのものは個別にパックに詰めてから滅菌しています。

忙しい人でも通いやすいよう、土日祝も診療

患者さんとのコミュニケーションで心がけていることは何ですか?

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患者さんへの説明は専門用語を使わず、わかりやすく伝えることを心がけています。そのためにホワイトボードは大切なツールで、今の歯の状態を図解して説明するために使用します。最近は皆さんスマートフォンで調べることも多いので、治療名を書いて、「インターネットで調べるようでしたらこの言葉で検索したら詳しく載っていますよ」ともお伝えすると、皆さんの理解も深まるようです。以前勤務していたクリニックでは、いろんな患者さんと接するためにはコミュニケーション能力が重要であることを教えていただきました。そして訪問診療では患者さんの気持ちに寄り添うことの大切さを実感しました。その経験を生かしてコミュニケーションを取りながらより良い治療を提供していきたいですね。

ところで、クリニック内にたくさん楽器があるのはどうしてですか?

高校時代から熱烈なロックキッズで16歳でギターを始めてから、徐々にいろんな楽器に手を出すように。休診時間には院内の奥に置いてあるドラムを叩いたり、キーボードやギターを弾いています。ちなみに院内でかけているBGMも自分がセレクトしたもの。普段は歌がないインストゥルメンタルが多いですが、ある時オーケストラが奏でる昔の映画音楽をかけたとき、高齢の患者さんが「学生の時によく聞いた」「懐かしい」と喜んでいただけたのがとてもうれしかったですね。楽器以外では、帰宅後に毎日中学の社会や、英会話の勉強をしています。学生時代は理系の勉強ばかりしていたので、今さらですが文系の知識を深めたいと思って。毎日少しずつしか進まないのですが、歯科医師として集中している時間とは別のことに集中することで気分転換になるような気がします。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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日頃から歯ブラシで丁寧なブラッシングをくまなく行うことはとても大切。歯周病や虫歯のリスクを減らせて歯科医師いらずの状態になれるので、ホームケアでも頑張っていきましょう。当クリニックでは半年ごとに定期検診を案内しています。歯石取りでの歯周病予防、くすみ取りで歯を白く、高濃度フッ素塗布で虫歯予防を行います。いつまでもご自身の歯で食事を楽しんでいくためにはどれも欠かせない要素です。当クリニックは平日19時まで診療しているほか、土曜・日曜・祝日も診療。平日は忙しくなかなか時間が取れない方も休日にゆっくり通院していただけます。ぜひ一緒にお口の健康を守っていきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/1万5000円

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