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小澤 勇介 理事長の独自取材記事

ウィズ歯科クリニック

(柏市/南柏駅)

最終更新日:2022/09/14

小澤勇介理事長 ウィズ歯科クリニック main

「歯医者は怖い場所ではないと知ってほしい」という思いを胸に、患者にとって通いやすいクリニックづくりに心を砕く「ウィズ歯科クリニック」の小澤勇介理事長。その思いが反映された院内は明るく開放的な雰囲気で、まるでリゾートホテルを思わせるような空間だ。また診療では、予防歯科を軸に可能な限り歯の神経を残す歯髄保存治療に尽力しており、患者の将来を見据えた診療姿勢で多くの人々の口の健康を守ってきた。そんな快適な院内環境づくりと歯科知識の啓発を通して、歯科医院に対するマイナスイメージの払拭に努める小澤理事長と、明るい笑顔で理事長を支えるスタッフたち。その姿からは、「患者さまの未来を守りたい」というクリニックとしての熱い志が感じ取れた。

(取材日2017年5月10日)

「20歳まで虫歯ゼロ」を実現するための環境づくり

明るい雰囲気の院内ですね。設計面でのこだわりを教えてください。

小澤勇介理事長 ウィズ歯科クリニック1

クリニック名の「ウィズ」という言葉には、「患者さまとともに、スタッフとともに」という思いを込めています。そのため、患者さまはもちろん、働くスタッフにとっても居心地の良い場所となるような設計にこだわりました。特に意識したことは、歯科医院らしくない歯科医院にすること。実は私自身もそうなのですが、クリニックに入った時に感じる消毒臭を嗅いだだけで気がめいってしまうという声はよく聞きますよね。そのため、薬品を選ぶ際には臭いの観点からも注意を払っているんです。またリラックスして治療を受けていただけるよう、院内ではアロマも焚いています。さらに、外からの光がたっぷりと入るよう、クリニックの前を通る道路に面して窓を多く設け、天井は吹き抜けとなっていることもこだわりの一つです。

どの年代の患者が多いですか?

一番多いのは親御さんが20~30代のファミリー層ですね。そのため、当院では親子で通いやすい環境づくりにも力を入れているんです。キッズルームやおむつ交換台を設けるのはもちろん、保育士資格を持つスタッフが親御さんの治療中に生後6ヵ月~未就学までのお子さんを預かるサービスも実施しています。また治療室は半個室となっており、それぞれのスペースを十分に確保していますので、ベビーカーのまま入ることができます。お子さんが治療を受けている時に、傍らで見守っていただくことも可能ですよ。治療の面では小児歯科専門の歯科医師が2人在籍していますので、難しい症例であっても、大規模病院へ行くことなく専門的な治療を受けられる体制が整っています。小さなお子さんを連れて一日がかりで遠方の病院へ通うことは、決して楽なことではありませんからね。

なぜそれほどまでに、親子で通いやすい環境づくりに力を入れているのですか?

小澤勇介理事長 ウィズ歯科クリニック2

当院では、0歳の子が20歳になるまで虫歯ゼロであることをめざしています。そのためには「歯医者さんは怖い場所ではない」ということを知ってもらい、子どもの頃から歯科医院でのケアを習慣づけてもらうことが大切。それが将来のお口の健康を守ることにつながりますから。そして、歯科医院は怖くないと思ってもらうためには診療時のコミュニケーションも重要です。そのため当院では、治療の選択肢をきちんと提示して患者さま自身に治療法を選んでもらう、専門用語はなるべく使わずわかりやすい言葉で説明するなど、「患者さまと一緒に治療を頑張っている」という思いを忘れないように診療に臨んでいます。

より精密で安全な治療をめざし、設備の充実にこだわる

小児歯科のほかに注力されている治療はありますか?

小澤勇介理事長 ウィズ歯科クリニック3

当院には各治療分野に専門の歯科医師が在籍しており、小児歯科だけでなく一般歯科、口腔外科、予防歯科、審美歯科、インプラント治療など幅広い分野の治療に対応しています。中でも、できるだけ歯の神経を残す歯髄保存治療には注力していますね。虫歯が進行し神経まで達してしまうと、通常は神経を抜く処置を行いますが、当院では歯の内部の症状や痛みを考慮した上で可能な限り神経を残すことを心がけています。というのも、神経を抜くと血液供給がなくなるため歯に栄養が送られず、歯が割れやすくなるんです。また知覚もなくなるので、再び虫歯になったときに発見が遅れてしまうことも。このように神経を残すことの重要性をお伝えするようにしています。広く関東一円から来られる方や、セカンドオピニオンを求めて足を運んでくださる方もいます。

歯髄保存治療などの細かな処置を行うには、充実した設備も必要ですよね。

そうですね。そのため当院では、治療には3~6倍のルーペや肉眼の約20倍で患部を観察できる歯科用マイクロスコープを導入しました。これにより、従来であれば抜歯が必要と診断されるような状態でも、歯を残せる可能性が高まりました。また、最近希望される患者さまが増えているインプラント治療では、歯科用CTで撮影されたデータをもとにコンピューターでインプラントの埋入位置をシミュレーションし、埋入用のテンプレートを作成した上で手術する方法を取り入れています。この方法を用いることで適切な位置にインプラントを埋入できるだけでなく、歯茎を切開する必要がないため患者さまの負担軽減にもつながります。オペ室には2台のモニターを設置しているので、CTと2Dのエックス線検査機で撮影した写真を同時に見ることも可能です。こうした先進の設備を生かして、より精密な治療へとつなげています。

専用のカウンセリングルームがあると伺いました。

小澤勇介理事長 ウィズ歯科クリニック4

歯髄保存治療に限らず、当院では初診時に主訴となぜ当院を選ばれたのか、どんな治療を求めていて、どんな治療は避けてほしいのかといったことを詳しく聞き、その上で専任コーディネーターがカウンセリングルームでお話を伺います。さらに初診時だけでなく、治療の途中経過などをこの部屋でご説明する場合もあります。いくら丁寧な説明をされても、診察台の上で顔にタオルをかけられた状態では耳に入らないですからね。最近では専任コーディネーターを指名して、相談にだけ来る患者さまもいるほどです。また、毎回の治療の前後には口内写真を撮影して、エックス線写真なども使いながら治療の進行具合の説明を行っています。

歯科医院は痛い、怖いというイメージを払拭したい

歯科医師になろうと思ったきっかけを教えていただけますか?

小澤勇介理事長 ウィズ歯科クリニック5

お恥ずかしい話ですが、私自身の口腔ケアが甘かったため、小さい頃から学生時代まで歯科医院通いが欠かせませんでした。そのため歯科医院がもっと通いやすい雰囲気の場所だったらいいのにとずっと感じていたのですが、高校生になり進路を真剣に考えるようになった時、「自分が歯科医師になって患者さまが楽して通えるような歯科医院を立ち上げよう」と考えるようになっていったんです。今思えば、それが歯科医師になろうと思ったきっかけですね。

休日はどのように過ごされているのでしょうか?

自分でも「仕事も趣味も歯科」だと思えるほど、新しい技術を学んだり、治療方法の研究をしたりするのが楽しくて仕方がないんです。そのため研修会や勉強会に参加することも多いですね。また経営や人事、一人ひとりのスタッフのキャリア形成といった経営面の勉強も欠かせませんから、開業してからはプライベート返上で仕事に没頭してきました。しかし最近では親が子どもと向き合える時間も限られていると感じ、超朝型に生活リズムを切り替え、特に休日は早朝に自分の勉強、仕事などを済ませ、日中は子どもたちと過ごす時間を大切にしています。

では最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

小澤勇介理事長 ウィズ歯科クリニック6

ある雑誌で読んだのですが、50〜70代の方に「人生で一番後悔していることは何か」と聞いたところ、多くの方が「歯の定期検診を受けなかったこと」だと回答したそうです。年齢が上がるほどその人数も増加しているといい、自分の歯があることの大切さを失ってから気づく方がまだまだ多いのです。ですから私は、歯科医院は痛い思いをする場所、行くのが面倒な場所という印象を払拭して、いつでも気軽に来られるところというイメージを一人でも多くの方に持ってもらいたいのです。当院では歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、受付スタッフ、滅菌スタッフなど、それぞれの専門分野に特化したスタッフが「誰もが通いやすい歯科医院」をめざして、クリニックをさらに快適な場所にするための工夫や知識・技術の研鑽に努めています。定期検診を受ける習慣を持つことがお口の健康につながりますので、ぜひ気軽に足を運んでいただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円~、骨造成/5万5000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/11万円~、セラミックインレー/4万4000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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