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自律神経失調症とうつ病
TMS治療という新しいうつ病治療も

新宿ストレスクリニック 品川本院

(港区/品川駅)

最終更新日:2020/12/09

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自律神経失調症やうつ病というと、病気自体に対する理解度が低いがゆえになんとなく他人事と思いがちだろう。しかし実は誰でもかかるかもしれない病気で、特別なことは何もないという。正しい知識を持つことで、周囲のすでに罹患している人たちのことを理解しやすいのに加え、自分が自律神経失調症やうつ病になりそうなときに自覚できたり、身近な人の変化に気づいてあげられたりすることに役立つだろう。長年、精神科の医師として多くの患者を見守り、快方へ導くために尽力してきた「新宿ストレスクリニック 品川本院」の渡邊真也院長に、自律神経失調症やうつ病とその治療法について詳しく話を聞いた。 (取材日2020年11月26日)

自律神経失調症とうつ病に対する正しい知識を身につけて。パートナーのようなクリニックを見つけてほしい

Q自律神経失調症とはどのような病気なのでしょうか?
A
1

▲自律神経失調症についてわかりやすく説明してくれる渡邊院長

自律神経とは、交感神経と副交感神経の2つからなります。自律神経失調症とは、言葉どおりその自律神経を構成する交感神経と副交感神経のバランスが悪くなってしまう病気です。人間の神経は繊細で、その交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、いわゆる不定愁訴と言って、なんとなく気分がすぐれない、頭が重い、だるい、といったさまざまな症状が出てきてしまいます。体調がすぐれなくて内科を受診すると、うつ病の可能性がみられることも多いようで、心療内科や精神科の受診を勧められて来院する患者さんもたくさんいらっしゃいます。

Qうつ病とはどのような症状の出る病気ですか?
A
2

▲患者の話を遮ることなくしっかりと丁寧に聞いてくれるので安心だ

うつ病は脳の一部である前頭葉という部位の機能が低下する病気です。判断力、記憶力、集中力が低下したり、不安感が強くなったり、同じことをぐるぐると考え続けてしまったり、体全体の調子がなんとなく悪くなる、などの症状がみられることが多いですね。基本的に元気がなくなってしまう病気です。睡眠障害や摂食障害が出ることもあります。こちらも、なんとなく体調がすぐれなくて内科を受診し、うつ病の疑いで心療内科や精神科の受診を勧められていらっしゃる患者さんも多いんですよ。出てくる症状は自律神経失調症と似ていますが原因はまったく違いますので、しっかりとした診察で的確な診断に結びつけることが重要になってきます。

Qうつ病はどのようにして治療をするのですか?
A
3

▲うつ病は治ることが望める病気。治療法は服薬やTMS治療など

まず大切なのは、うつ病に至った原因、今現在患者さんが抱えている問題点を明らかにすることです。カウンセリングをしっかりすることで判明につながるケースも多いのですが、なかなかわからないこともあります。うつ病に対しては開発されてから歴史の長いお薬が数種類あります。どうしても服薬期間が長くなりがちですが、治ることが望める病気ですから安心してください。外科手術のように患部を切り取って一気に処置する、というものではありませんが、少しずつ安定したり、少し戻ってみたりを繰り返しながら快方へと向かっていくものです。近年では服薬治療のほかにも、TMS治療という磁気を利用する新たな治療法も出てきました。

Qうつ病の薬物療法について詳しく教えてください。
A
4

▲治療法ごとにメリットデメリットの説明を丁寧に行う

うつ病の薬物療法は、服薬期間は長くなりがちで、半永久的にお薬でコントロールを図っていく場合も多いですね。基本的に毎日服薬していただきます。抗うつ薬は広く使われている薬がありまして、全国どこのお医者さんでも処方していただけると思いますから、治療期間が長くなり主治医を変更しなくてはいけないときでも継続した治療が受けやすいのはメリットですね。デメリットとしては、吐き気やめまい、体重増加などの副作用が出る方がいらっしゃることです。またお薬をやめると中断症候群と呼ばれる依存症に似た症状が出る方もまれにいらっしゃいます。

QTMS治療とはどのような方法なのですか。
A
20201208 5

▲患者の心理・社会的な要因に沿って専門的に関わりながらサポート

うつ病は脳の前頭葉の機能低下によって起こりますから、その前頭葉の機能を回復させれば理論上は快方へ向かう、または治るわけです。TMS治療は、前頭葉に磁気の刺激を与えて、うつ病を改善する目的の治療法です。イメージとしては椅子に寝て頭を磁気によって刺激される感じです。頭部への刺激を感じる方はいらっしゃっても、痛みを感じるほどではないのが一般的なようです。この治療法の良いところは副作用がほとんどない、体の負担に配慮した治療といわれるところです。長期間お薬を飲まなくても良いのもメリットといえるでしょうね。また、薬物療法に比べて、短期間でうつ病の改善が見込める方が多いのも特徴です。

ドクターからのメッセージ

渡邊 真也院長

薬物療法は時間をかけゆっくり快方へ向かっていくイメージ、TMS治療は短期間に一気に処置するイメージの治療法です。日本の精神疾患に対する治療はどうしても薬に頼りがちな傾向がある中で、長期間服薬しない治療法が出てきたことは患者さんへの負担軽減という意味でも喜ばしいことです。一人の医師としてお勧めしたいのは、薬に頼りすぎずきちんとしたカウンセリングも行ってもらえるクリニックの受診。統合失調症や双極性障害など精神疾患の中にはお薬が欠かせないものもありますが、その調整や見極めは専門知識のある医師でないと難しいものがあります。ぜひ良いパートナーといえる医師やクリニックを見つけてください。

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