友枝 亮 先生の独自取材記事
友枝歯科・矯正歯科クリニック平尾
(福岡市中央区/薬院大通駅)
最終更新日:2023/01/16
薬院駅より徒歩約7分の場所に位置する「友枝歯科・矯正歯科クリニック平尾」。2013年の開院以来、患者一人ひとりへの心からのおもてなしとエイジングケアの提供を理念に、歯から始まる健康的な生活と美容を考えたトータルな診療を行い、多くの信頼を集めている。同院を開業した友枝亮先生は、一般歯科はもちろん、矯正歯科や審美歯科といった幅広い診療に力を入れ、特にホワイトニングについては専門的に研鑽を重ねてきたスペシャリストだ。「これまで培ってきた知見を生かして、患者さんにとって有益な美と健康の情報を伝えながら、歯科治療の新しいモデルをつくっていきたい」と笑顔で話す友枝先生に、クリニックの特色や診療方針、今後の展望などについてざっくばらんに語ってもらった。
(取材日2020年6月2日)
歯の治療だけでなく、美と健康をトータルサポート
クリニックではどんな理念を掲げていますか?
日本では定期検診の重要性が浸透してきているにもかかわらず、歯科の受診率が低いのが現状です。それは、「痛い」「怖い」といったイメージの定着が原因だといわれています。開業を決意した時に、そんな先入観を払拭したいと考え、当クリニックでは五感に訴える癒やしと“おもてなし”を提供し、“エイジングケア”をめざした美と健康のトータルな診療を実践していくことを理念としています。そこで患者さん一人ひとりの心に寄り添うコミュニケーションを徹底し、心地良い時間を過ごしてもらうよう各設備にもこだわっています。待合室は白と青を基調とした地中海風のリゾート感あふれる空間デザインに。クリニック内には、癒やしのサウンドが流れ、ソファーのようにくつろげる診療ユニットも完備しています。
スタッフ全員でコミュニケーション力を磨いているそうですね。
当クリニックでは、毎月2回ほど外部講師を招いて、全スタッフがコミュニケーションやマナー、心理学の徹底指導を受けています。私自身も心理カウンセリングを専門的に学んだ経験があるので、ことあるごとにおもてなしの大切さを説いています。何より重要なのは傾聴の姿勢と、それぞれの患者さんに合った話し方や伝え方です。歯や健康、美容の悩みは、まさに千差万別。だからこそ、その人の立場になって親身に考え、どんな場面でも相手に寄り添った対応が欠かせません。あらゆる患者さんが気軽に来院され、明るい気持ちで帰っていく。そんな歯科診療を提供できるよう、スタッフ一同、力を合わせて努めています。
先生の診療方針を教えてください。
まず初診の際は、口の中の状態を確認後、お悩みやご希望を細かくお聞きし、状況に応じてエックス線や写真の撮影なども行います。もちろん、緊急処置が必要な場合は、その場で施します。次の受診時にセカンド・カウンセリングを実施し、現状の口全体の問題点と改善点を30分から1時間ほどかけて詳しくご説明。その後、歯の治療、美と健康に関するご要望や予算・期間を考慮した最適と思われるプランをご提案し、同意を得てから進めます。ヘルスケア情報の提供のほか、常駐する管理栄養士による栄養指導や生活改善の指導といった健康面のサポートを積極的に行っていくのが当クリニックの特徴の一つです。さらに、治療したら終わりではなく、定期的な歯のメンテナンスを通じて、より豊かな人生をサポートするのが私たちの存在意義だと考えています。
白く美しい歯へ導き、人生をより明るく豊かに
どういった層の患者が多いですか?
当クリニックのある場所は、福岡の都心である天神に近い薬院・平尾エリア。県内でも特に人気を集める住宅地で、暮らしへのこだわりや美容・健康の意識が高い方々が多く住まわれています。患者層としては、そうした近隣の方が大半ですが、経営者や個人事業主の方も割といらっしゃいます。年代は30~50代の方が多く、その6割は女性の患者さんです。もちろん、お子さんやご年配の方にもご利用いただいています。主訴としては、一般歯科が5割、矯正歯科や審美歯科、ホワイトニングのお悩みが5割といった印象ですね。西鉄天神大牟田線の沿線に位置し、交通の利便性が良いので、遠方から来院される方も珍しくありません。だからこそ、信頼に応えられるよう、常に適切な診療を心がけています。
特に力を入れている診療は何ですか?
ホワイトニングですね。私たち歯科医師の診査、診断のもと専門的にホワイトニングを学んだ歯科衛生士とともに施術にあたります。一般的にホワイトニングは、時間がかかるしつらい施術を我慢しないといけないというイメージがあるかもしれません。しかし、先進のホワイトニング機器を導入している当クリニックでは、多くの場合1回の施術につき約20分という短い照射時間で、施術を終えることができます。薬剤の濃度を抑えられ、痛みなどの違和感の軽減を図ることができるのも特徴です。歯の着色や黄ばみの原因は、人によってさまざま。それを見極めて、適切な施術をご提案します。最長30分まで無料でカウンセリングを行っているので、気軽にご相談いただければと思います。
ホワイトニングについて専門的に学ぼうと思われたのはなぜですか?
先にも述べましたが、歯科受診には、「痛い」「怖い」といったイメージがあります。患者さん自身もネガティブな気持ちで来られることが少なくありません。しかし、歯を白くきれいにしたい場合はどうでしょう。新しい自分に生まれ変わるような気分で、生き生きと前向きな気持ちで歯科クリニックに足を運ぶのではないでしょうか。そこで、歯科治療と美容、この2つの知見を深めれば、歯科医師としてより多くの患者さんの支えになれると考えたのが動機ですね。最初は歯の治療で訪れても、話をするうちに審美歯科やホワイトニングに興味を持つ方もいます。入り口はどちらでも良くて、私たちの提案でその方の笑顔が増えるなら、それに越したことはありません。そのための専門性は多面的なほうが良いと思っています。
常識を変える、新しい歯科治療の形をつくる
歯科医師を志したきっかけは何ですか?
熊本県に実家のある私は、歯科医師家系の3代目。祖父も父も歯科の開業医として、地元の患者さんの診療にあたっていました。幼い頃は2人が働くクリニックに行くこともありました。いつ訪れても目に飛び込んでくるのは、患者さんたちに「ありがとう」と感謝される姿。そんな光景は誇らしくもあり、自然と私も人の役に立つ仕事がしたいと思うようになりました。子どもの時に描いた夢のままに、九州歯科大学に進学。卒業後は、数ヵ所のクリニックに勤務し、30歳の時に分院の院長を任されました。約20人のスタッフをまとめながら診療にあたった経験が自信となり、2013年に当クリニックを開院しました。
歯科医師としてのやりがいをお聞かせください。
当クリニックでは、一般歯科治療に留まらない美と健康のトータルケアの提案を行っているので、患者さんがご自身の潜在的な希望に気づかれ、よりポジティブに気持ちが変化していくケースを目の当たりにすることがあります。例えばこれまでには、当初は歯の痛みや詰め物の脱離などで受診され、カウンセリングによって審美歯科やホワイトニングの気軽さや期待できる効果に惹かれ、実際に施術を決断した方が少なくありません。診療に満足され、内面的にも明るくなった姿を見るとやりがいを感じます。「出会えて良かった」と感謝されることもあり、そんな言葉一つ一つがさらに技術を高めていく糧になっています。
最後に今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。
私は歯科医師として修得してきた知見や技術を、診療だけでなく、より幅広く有効活用すべきだと考えています。端的に言うと、例えば情報の提供・発信などです。医療人は、専門性を深める中で得てきた多種多様な情報を持っています。それを黙々と治療だけに使うのではなく、積極的に人々に伝え、啓発していくことで、病気の予防や健全な生活、ひいてはより豊かな人生に役立てられると思っています。そのためには、最新の情報にアンテナを張り、吸収することも欠かせません。これまでの常識の枠を超え、当クリニックがそんな新しい歯科診療のモデルとなれるよう、今後も挑戦し続けます。
自由診療費用の目安
自由診療とは矯正/39万8000円~、セラミック/被せ物15万315円~、セラミック/詰め物6万5450円~、ホワイトニング/3万6300円~、インプラント治療/48万4000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。