名古屋血管外科クリニック

名古屋血管外科クリニック

相川潔先生

下肢静脈瘤は日帰り手術で治す
手術の流れと手術後のケア

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保険診療

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下肢静脈瘤とは、脚の静脈の弁が壊れ、こぶのできる病気だ。命に関わる病気ではないが、見た目が悪く、むくみやだるさといった症状がある場合、手術をすることでより良い生活を送れるようになる。検査や手術と聞くと不安に思うかもしれないが、現在は日帰りで行える手術が普及し、手軽に治療ができるようになった。下肢静脈瘤の手術に力を入れる「名古屋血管外科クリニック」には脈管専門医であり、下肢静脈瘤治療部門の部門長も務める相川潔先生をはじめ、血管診療技師の資格や弾性ストッキングコンダクターといった、下肢静脈瘤の治療に役立つ資格を持つスタッフが在籍しており、より専門性の高い治療を受けられる。相川先生に下肢静脈瘤とはどのような病気か、検査から手術法、術後のケアについて話を聞いた。(取材日2016年8月8日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

下肢静脈瘤とはどのような病気なのでしょうか?

一言で言うと、静脈に負荷がかかることで静脈内の弁が壊れ、血液が逆流して静脈にこぶができてしまう病気です。女性に多く発症し、高齢の方や妊娠出産を契機に発症することがあります。調理師など、長時間動かずに立ち仕事をしている方がなりやすく、男女ともに発症するリスクがあるといえます。下肢静脈瘤はそのままにしておいても出血したり破裂したりすることは少なく、命に関わるようなことはありません。しかし下肢静脈瘤は見た目も悪く、むくみやだるさ、人によっては痛みを感じるため、生活に制限を感じる場合もあります。手術をすると症状は軽くなり、生活の質も上がるため、治療することをお勧めしています。

手術にかかる時間や流れについて教えてください。

当院ではレーザーによる日帰り手術をメインに行っています。流れとしては、まず症状を訴えている患者さんに超音波検査機器(エコー)による検査と問診を行います。検査で下肢静脈瘤と診断され、治療を希望する場合は手術日を決めて、手術日に改めて来院していただきます。手術は、前後の処置や手続きなどを含めて1時間半程度で終了します。手術後の再診も数十分で済むため、働きながら治療に取り組みやすくなりましたね。近年、レーザー治療が保険適用となったため以前と比べ費用面の負担も軽くなりました。技術の進歩や、保険が適用されたことで気軽に手術を受けられるようになったといえますね。

手術に注意が必要な場合もあるのでしょうか?

服用している薬によっては、すぐに手術ができない場合もあります。下肢静脈瘤の手術で最も気を付けなければいけないのが、術後に発症しやすい合併症の一つである深部静脈血栓症、いわゆるエコノミークラス症候群です。内服薬の中には血栓症を起こしやすい薬もあり、服用中の患者さんの場合はレーザー手術を行うことができないため、弾性ストッキングで症状を緩和させて、薬の服用が終了してから手術を行う場合もあります。注意というわけではありませんが、夏場だと弾性ストッキングによってかぶれてしまうこともあるため、手術時期についても相談が必要かと思います。

検診・治療START!ステップで紹介します

血管診療技師による超音波診断で不調の原因を探る

初診ではエコーを使用し詳しく状態を検査する。血管検査のエキスパートである血管診療技師が検査をし、下肢静脈瘤の有無はもちろん、静脈だけでなく動脈の状態など、下肢の血管全体を把握し下肢静脈瘤以外にも不調の原因となるものがないかを確認する。同院では事前に患者の症状をヒアリングした上で超音波検査を行い、医師の診察に移るため、比較的コンパクトな時間で検査を終えることができる。

弾性ストッキングコンダクターによる使用法レクチャー

手術を行う前に、弾性ストッキングの着用方法をレクチャー。弾性ストッキングとは、下肢を圧迫することで下肢静脈瘤の症状を緩和させるもの。手術後一定期間着用が必要で、着用方法を間違えると効果を妨げるだけでなく症状の悪化や合併症を起こしてしまうこともあるため、弾性ストッキングコンダクターの資格を持つスタッフから、正しい着用方法を教えてもらう。着用が難しい場合は補助具の使用をすすめることもあるようだ。

ヒーリング音楽を流し、リラックスした空間で手術

手術では局所麻酔を使用し、静脈内にレーザーファイバーを入れ、静脈の内部にレーザー光線を照射して悪くなった静脈を治療する。患者はレーザー光線から目を守るため専用のサングラスを着用。サングラスにより視界をふさがれてしまうが、常に動作に合わせてスタッフが声をかけてくれるため患者の不安感は少ないだろう。手術中はヒーリング音楽を流すなど、患者がリラックスできる環境を整えている。

手術後の処置を通して、術後の過ごし方などを説明

手術後、包帯を巻いた上で弾性ストッキングを着用。包帯を巻くことで止血と、麻酔によるむくみを抑える働きがある。また、気を付けなければいけないのがエコノミークラス症候群などの合併症の発症だ。包帯と弾性ストッキングを次回再診時まで継続して着用することで、合併症の発症を防ぐ。処置後は特に休息などは必要なく、手術と手術後の処置などを含めても1時間半程度と短時間なのも特徴だ。

合併症が出ていないか経過を確認

手術の翌日または翌々日に行われる経過観察では、エコー検査によって合併症の問題がないかを確認。患者には痛みなど違和感がないかを聞き、特に問題がなければ次回診察は1ヵ月後となる。術後2週間は、日中は弾性ストッキングを着用して、術後の合併症を防ぎ、痛みを軽減させる。

ドクターからのメッセージ

相川 潔先生

むくみから下肢静脈瘤を疑い、検査を受ける患者さんも数多くいらっしゃいます。そのすべてが下肢静脈瘤というわけではなく、生活習慣や、もっと別の病気の可能性もあります。全身健康を守るためにもむくみという症状を切り口に、気軽に検査を受けてもらえればいいのではないかと思います。治療方法も日々進歩してきており、より手軽に治療できるようになってきました。これまで育児や仕事で入院の時間を取れなかった方でも、日帰りで手術ができるようになったので、ぜひ検討してほしいですね。

読者レポーターのメッセージ

藤井 美菜さん

短い時間で下肢静脈瘤だけでなく他の疾患まで視野に入れて検査をしてくださると聞いて、自分の体のことを知るためにも検査を受けてみたいと思いました。専門の資格を持つスタッフの方が検査やアドバイスしてくださるのも安心ですね。手術中は何をされているのかわからず不安になるのでは、と思いましたが、先生やスタッフの方が優しく話しかけているのを目にして、緊張せずに手術を受けられそう、という印象を覚えました。命に関わる病気ではないとはいえ、むくみの症状や見た目は日々の生活の中で気になるもの。日帰り手術で症状や見た目が改善されるのであれば、もっと気軽に検査や手術にトライしてみてもいいのではと思いますね。

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