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子どもの近視にも
近視補正のためのオルソケラトロジー

大原ちか眼科

(福岡市中央区/赤坂駅)

最終更新日:2021/11/12

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  • 自由診療

スマートフォンやタブレット端末など電子機器の普及、それに伴う外遊びの減少といった生活環境の変化によって、子どもの近視が増加傾向にあることを知っているだろうか。そして新型コロナウイルス感染症の流行に伴う外出自粛もそうした状況に拍車をかけている中、子どもの近視補正を目的としたオルソケラトロジー治療を進めているのが「大原ちか眼科」だ。就寝中に特殊なコンタクトレンズ様の器具を目に装用し、眼球の形状を変えることで、視力の補正をめざすこの治療法は、日中は裸眼で生活できることがメリットだ。「近視は将来的に目の病気を引き起こすリスクを高めます。兆候があれば早めの相談を」と話す大原千佳院長に、オルソケラトロジーの治療法やメリット、安全面や費用について詳しく話を聞いた。

(取材日2021年10月13日)

日中は裸眼で過ごせるオルソケラトロジー。近視による目の病気のリスクにまで目を向ける

Qオルソケラトロジーはどのような方が対象になりますか?
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▲近視が強くなる前に相談をしてほしい

黒目の角膜を削り視力の回復を図るレーシックに対して、オルソケラトロジーは特殊な形状のコンタクトレンズをつけたまま眠ることで黒目の形状を変化させていく方法です。大人の方では日中に裸眼で過ごせる治療法として認知されていますが、近視のお子さんに対しても慎重処方が条件とはなりますが、お勧めしたい治療となります。中でも10歳以下から近視が始まったお子さんは、10歳以上から始まった場合よりも進行が早いといわれるので要注意。近視が強くなりすぎるとオルソケラトロジーの治療対象からも外れてしまいます。保護者の方がきちんと管理できれば5〜6歳から治療できるので、早期治療を検討しましょう。

Q治療のメリットについても教えてください。
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▲オルソケラトロジーについて話す院長

日中の間は眼鏡やコンタクトレンズが不要というメリットがあります。現在は、眼球の形状変化を防ぎ近視を抑制する目的での応用も期待され、研究が進められています。近視が進行してしまうと、眼球の網膜や神経、黄斑などの部分が変形してしまい、構造上、弱くなってしまう。そうなると視力を矯正しないとものが見えにくいというだけではなく、白内障や緑内障、網膜剥離などの目の病気にかかりやすくなりますからね。仮性近視という目周辺の緊張による近視は治ることが見込めますが、眼球の変形による近視は治すことができません。だからこそ早く進行を防ぐことが大切で、その一端をオルソケラトロジーが担えるのではないかと注目しています。

Q治療はどのように進めていくのでしょうか?
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▲一人ひとりに寄り添った診療を提供してくれる

まずは問診でお話を伺った上で目の検査を実施します。視力検査はもちろん、仮性近視かどうかを診断した上で、オルソケラトロジーによる治療ができるようであれば、実際にレンズを装用した状態で1時間ほど寝ていただきます。その上できちんと角膜の形の変化が見込めるか、見え方が変わるか、お子さん本人がつけたまま寝られるかなどを確認した後、レンズをオーダー。4〜5日でレンズが届くので、それから取り外しの練習をし実際につけて治療を始めます。1週間後に来院いただき、目の状態や見え方などをチェック。以降は2週間後、1ヵ月後と間隔をあけながら、最終的には3ヵ月に一度、目の状態を確認し、目の成長が終わるまで治療を続けます。

Qオルソケラトロジーの安全面や費用も気になるところです。
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▲子どもの将来を見据えた治療を重視

以前は年齢制限がありましたが、2017年からは慎重な使用を条件にお子さんにも処方できるようになりました。就寝中に装用するためぶつかってレンズが割れるということはほぼありません。また目の裏側にレンズが入るのではと不安に思われるかもしれませんが、まぶたはポケットのような形状になっているためレンズはきちんと出てきますよ。初年度にかかる費用が、検査代とレンズ代。2年目は3ヵ月に一度の検査代のみです。レンズは基本2年間使用するので、3年目は検査代に加えレンズ代が必要になります。当院ではすぐに治療を中止した場合に備えて、保証システムも設けています。

Q装用中のケア方法や日常生活で気をつける点は?
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▲資料やパンフレットを使ってわかりやすく説明

オルソケラトロジーの治療で注意する点は、おおむねハードコンタクトレンズと同じです。レンズのケア用品を使ってタンパク除去を行い、清潔な手で着脱する、定期検診を受けること。近視は遺伝要因もありますが、環境要因として近くのものを長時間見る、外で遊ばないということが挙げられます。お子さんでもスマートフォンで動画を見たり、携帯ゲーム機を使って遊ぶ機会が増えていると思いますが、なるべくテレビに映すなど、少しでも大きな画面にして遠い距離で見るようにしましょう。また外に出てバイオレットライトを浴びることも重要です。コロナ禍で難しい面もありますが、家に閉じこもらずに外で遊ぶ機会を増やすように心がけてください。

ドクターからのメッセージ

大原 千佳院長

オルソケラトロジーは近視が進行してしまうと成果が期待できないので、まずは自分のお子さんの目の状態を知ることが大切です。5〜6歳までに視力の発達は終わってしまいますから、視力検査ができるようになる3歳から定期的に眼科を受診しましょう。そこで近視があれば、オルソケラトロジーによる治療を検討してもらえればと思います。オルソケラトロジーによる治療ができる機会を逃さないためにも、お子さんが小さなうちからかかりつけの眼科を見つけましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オルソケラトロジー治療:検査代/10万円(初年度)、検査代/2万円(2年目以降)レンズ代/2万7500円(1枚)

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