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前川 仁 理事長の独自取材記事

昭島駅前耳鼻咽喉科

(昭島市/昭島駅)

最終更新日:2021/02/05

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JR青梅線・昭島駅前にある「昭島駅前耳鼻咽喉科」。大きな水槽がある広々とした空間は、感染症対策が徹底され、各種の飛沫拡散防止策のほか、予約システムを導入し院内で待つ時間を極力減らすなど、患者・スタッフともに安心して過ごせる環境を整えることに努める。診療では、上咽頭擦過療法をはじめとした新しい治療法や検査を積極的に導入。その背景には、最新の医学を学ぼうと診療の合間や休日を縫って勉強会に足を運ぶ前川仁理事長の、医療に向ける熱い思いがある。症状を丁寧にヒアリングしアドバイスする診療スタイルで、日々多くの患者に向き合う前川理事長に、これまでのキャリアやクリニックの診療の特色について話を聞いた。
(取材日2020年11月18日)

患者の満足度を重視、来て良かったと思える診療を

先生はなぜ医師になろうと思われたのですか?

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中学高校時代にアレルギー性鼻炎に悩まされ、治療を受けていました。勉強を頑張らないといけない年頃なのに、体調の不調で集中できないのがつらかったのです。その体験を通し、せっかく勉強するなら医師になって、こういう症状に悩む人を治したいと思うようになりました。耳鼻咽喉科は道具を使わないと見えない場所ですが、使えば直接見ることができます。推測するのではなく、目で見て判断できるのです。必要に応じてエックス線写真も撮り、きちんとその情報に基づいた診断をすることで、自信を持って治療にあたっています。

クリニックに来られる患者さんの年齢層や主な主訴について教えてください。

お子さんから若い方、ご高齢の方まで幅広い年代の方が来院されており、各年代に多い症状に対応できる検査機器や治療機器を備えています。例えば、ご年配になればなるほど、難聴や耳鳴り、めまいが増えますので、聴覚機能検査やめまい検査ができる設備を充実させていますし、若い方はアレルギー性鼻炎をはじめとした鼻の症状の方が多いので、レーザー治療や舌下免疫療法が行える環境を整えています。喉の訴えは年代を問わず多いので、がんや腫瘍を見落とさないように内視鏡を使って検査しています。お子さんは治療の際に不安がることもあるのですが、子どもの相手が得意なスタッフもたくさんいます。お子さんでも怖がらずに治療が受けられるように、皆で協力しています。

診療の際に心がけていることはありますか?

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「前と変わりません、元気です」と言われても、「あの症状はどうですか? 以前はこうでしたが、今は症状が出ていませんか?」と、積極的に掘り下げて聞くようにしています。せっかく来ていただいたからには、何か一つでも有益な情報を持って帰っていただいきたいので、注意したほうが良いことや避けるべきことなどをお伝えし、「来て良かった」と思っていただけるように努力しています。貴重な時間を割いて来院され、お金も払ってくださっているわけですから、患者さんに満足していただきたいと考えています。

先進の医療を積極的に学び、取り入れる

上咽頭擦過療法を開始されたと伺いました。これはどのようなものなのですか?

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上咽頭擦過療法は慢性の上咽頭炎に対する処置方法です。鼻の奥のアデノイドという部位に炎症があると、倦怠感や絶えず鼻や喉の後ろに嫌な感じがする慢性的な症状を来します。今まではお薬を出していたのですが、なかなか薬が作用しにくい場所なのか、症状の改善が難しいという問題がありました。新しく導入した上咽頭擦過療法では、長い綿棒を使って炎症を起こしている上咽頭に塩化亜鉛という溶液を塗布します。この時、炎症部位を刺激することで、粘膜の修復しようとする力を促すという仕組みです。この処置は数回にわたって受けていただきますが、当院では15回ほど行うケースが多いですね。

ほかにも新しい検査や治療法を積極的に導入されているそうですね。

最近ですと、睡眠時無呼吸症候群の検査と治療も開始し、ご自宅で検査・治療が受けられます。睡眠時無呼吸症候群は昼間眠くなるだけでなく、放置すると心臓に負担がかかり、命に関わる病気になるリスクがあります。朝すっきり起きられない、日中眠くなる、集中力が続かないという症状があれば検査が必要です。睡眠時無呼吸症候群に限らず、新しい治療法が出れば患者さんにフィードバックしていきたいと考えています。ですから、自分の思考が古くならないように勉強が欠かせません。自分ができないことをされている先生を見つければ習いに行っていますし、勉強会にも積極的に参加して最新の知識を学び、当院でもできる治療があれば、できるだけ患者さんにご案内するようにしています。

先生は日本レーザー医学会レーザー専門医でもいらっしゃいますね。

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耳鼻咽喉科の医師でレーザー専門医を取得しているのは珍しいかもしれません。僕がいた防衛医科大学校がレーザー治療を積極的に行っていたこともあり、数々の技術を学びました。アレルギー性鼻炎に関しては僕自身も悩んでいたことから、当院ではなるべく多くの治療手段を用意しようと考え、舌下免疫療法・レーザー治療・内服薬と点鼻薬の治療を受けていただけます。2020年から新しく使用できるようになった皮下注射も適応のある方に行っています。

厳格な感染症対策で、安心して通える環境づくりに注力

箱根ヶ崎と青梅に分院を開設されたそうですね。

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2020年4月と6月に分院として「箱根ヶ崎耳鼻咽喉科」と「青梅駅前耳鼻咽喉科」を開設し、連携して地域医療に従事しています。当院には以前からとても遠くにお住まいの患者さんが何人も来てくださっていたのです。理由を聞くと「近くに耳鼻科のクリニックがない」とのことでした。僕は登山が好きで奥多摩の山にもよく登るのですが、ある時、山から街を見下ろし「こんなにたくさんの家があるのに、この地域には耳鼻科クリニックがほとんどない。皆さん困られているのではないだろうか」と思ったのです。それなら、この地域のこともわかっている僕がお役に立てればと思いました。

分院とどのように連携されていますか?

分院の開設には、新しい検査機器を導入したかったという背景もあります。耳鼻科用のCTを導入したかったのですが、スペースの問題でここでは難しい。そこで分院に導入することにしたのです。以前はCT検査が必要になると、設備がある病院までわざわざ行っていただくというご不便をかけていたのですが、今は箱根ヶ崎の分院でCTが撮影できます。僕も「こういう状態でここを見たいので、ここにターゲットを絞って撮影してほしい」というように細かい指示を出した紹介状が書けるので、より精度の高さを追求した検査結果を得られるようになりました。反対にレーザーはこちらにしかないので、レーザー治療を受けに分院から来られる方もいます。治療後の通院は引き続き分院で受けられるようにするなど、患者さんに負担をかけない体制づくりに努めています。

新型コロナウイルスの感染予防として、どのような対策をとられていますか?

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椅子や備品の随時消毒、24時間換気と出入り口開放、窓口にビニールカバーを設置するなど、考えられる限りの対策をしています。スタッフの検温や健康チェックも欠かしていません。患者さんも受付時に検査し、熱があれば別室に案内して速やかに診察を行っていますし、院内のいろいろな場所をパーティションで区切ったりカーテンやついたてを設置したりして飛沫感染防止に努め、患者さんにとって少しでも安心できる空間づくりに努めています。また、院内の空きスペースを隔離スペースに造り替えもしました。診察前に院内で長く待たずに済むよう、予約システムも導入しています。ホームページでもこまめに情報提供をしていますので、ぜひご覧ください。感染症対策はこれからもどんどん新しい方法が出てくるでしょう。目にしたものは積極的に取り入れていきたいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

感染症を恐れて医療機関の受診を先延ばしにしていたら、もともと持っていた慢性疾患が悪化してしまうリスクがあります。急性疾患であればなおさらです。早く病気を見つければ、早く治療が始められ、早く治療を始めれば早く楽になると思います。テレビを見ていると不安になると思いますが、当院でもできる限りの感染症対策をしています。慢性的な病気に限らず、われわれがお手伝いできる病気に関しては、できるだけのことをします。お困りのことや気になる症状があれば、気軽にご相談ください。

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