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前川 仁 院長の独自取材記事

昭島駅前耳鼻咽喉科

(昭島市/昭島駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR昭島駅の駅前ロータリーの目と鼻の先にある「昭島駅前耳鼻咽喉科」。院内の待合室に置かれた3つの大きな水槽には、色鮮やかな熱帯魚が泳ぎ、清潔で洗練された広々とした空間が、患者の気持ちをリラックスさせてくれる。院長を務めるのは自身もアレルギー性鼻炎で悩まされたという経験を持つ前川仁先生。患者の痛みを理解し、ともに根治をめざそうと励ましてくれるドクターだ。忙しい合間を縫って、医療機器や治療法の研究にも余念がなく、その姿勢に患者への誠実な思いを感じた。これまでの経歴、多くの人が悩むアレルギー性鼻炎の治療や、患者への心配りを大切にするクリニックの診療について語ってもらった。
(取材日2016年6月24日)

病院に劣らぬ先進の医療設備と治療法で根治をめざす

医師をめざしたきっかけは何ですか?

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僕自身が小さい頃からアレルギー性鼻炎で悩まされていて、しょっちゅう近くの耳鼻科へ通っていたので、今度は僕が同じように困っている患者さんを助けたいと思い、医学部受験をめざすようになりました。防衛医科大学校を選んだのは、募集要項に「各地へ訓練に行く機会がある」と書いてあったから。親と山登りをしたり、剣道を続けてきたアクティブな僕にとって、こんな楽しそうな大学はないと思い入学を決めました。卒業後は防衛医科大学校病院で研修を受けました。一般的な診療だけではなく、扁桃腺や副鼻腔、喉頭や頭頸部がんなどのオペも積極的に行っていました。僕が小さい頃にかかっていた耳鼻科のイメージとは異なり、研修医を始めた当初は驚いたのを覚えています。その後、自衛官として各地を回り、救護活動や訓練も行いながら、同時に勉強をしなければならなかったのは大変でしたが、僕自身それを楽しんでいましたし、いい経験をすることができました。

その後、開業されたのでしょうか?

自衛隊中央病院での勤務を経て開業しました。開業するにあたっては、多くの方に来ていただきたいと思っていたので、駅前の立地を選び、充実した設備を整えるためにも広いスペースのクリニックにしようと思いました。そして、「開業医だからできない」ということをなくし、できるだけ病院に勤務していた頃に近い環境をめざしました。新しい治療の採用や機器の導入に時間のかからないことが開業医のメリットでもあるので、当院で対応できる治療、そのための設備はすべてそろえているつもりです。開業して今年で4年がたちましたが、昭島は施設の整った明るい街で、患者さんも真面目に診療に通ってくださる方が多い印象を受けています。そんな患者さんの期待に応えるためにも、新しい治療をすぐにフィードバックできるよう、診療の合間を縫ってなるべく多くの医学雑誌に目を通し、自分の思考が古くならないように日々勉強しています。

どのような症状の患者さんが多いですか?

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年配の患者さんは耳鳴りのお悩みが多いです。当院では内服薬の処方だけでなく、鼓膜マッサージやレーザー治療を新たに取り入れ、補聴器の先生とも連携して治療を行っています。中高年層ではアレルギー性鼻炎、花粉症、副鼻腔炎、風邪の症状での来院が多いです。花粉症やダニによるアレルギー性鼻炎でお困りの方には、舌下免疫療法やレーザー治療を積極的にお勧めしています。お子さんの多くは、風邪や気管支炎、中耳炎で来院されます。その際は、なるべく親御さんに耳の中の状態をモニターでお見せして、常に現状をお伝えしながら治療を進めるようにしています。

3つの治療法でアレルギー性鼻炎にアプローチ

多くの方が悩まされている花粉症についてはどのような治療を行っていますか?

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スギ花粉だけでなく、ダニに対する舌下免疫療法を始めて1年が経過しましたが、今後もっと周知していきたいと考えています。僕も昔は症状がつらくなる度に耳鼻科へ行って、皮下の免疫注射を打ってもらっていましたが、それはとても苦しいことでした。ですが、この治療法は、患者さんにとって苦痛が少ないですし、投与日程もきちんと出ていますのでスケジュール管理がしやすいという利点があります。また最大の特徴として、内服薬による治療と異なり、その免疫が体内に残るので、現在、症状を抑えていける治療法ではないかと考えてます。

先生はレーザーの専門家でもいらっしゃいますね。

耳鼻科の医師において、日本レーザー医学会レーザー専門医を掲げるまでレーザーを専門にやられてきた方は少ないかと思います。防衛医大はレーザー治療を積極的に行っていた施設なので、僕がそこで学んだ技術を患者さんに還元したいと思いました。舌下免疫療法は内服で変化が現れるまでに時間を要する保存的な治療法なのに対し、レーザーは即時性のある外科的な治療となります。鼻詰まりや、通年性アレルギー性鼻炎でお悩みの方に向いています。1年から数年は有効と考えられるので、可能であれば花粉症の症状の現れる前の1月までに治療を行うとその年は楽に過ごせるでしょう。アレルギー性鼻炎に関しては僕自身も悩んでいたことから、なるべく多くの治療手段を用意しようと考えていました。現在、内服薬・点鼻薬による治療、舌下免疫療法、レーザー治療の3つを用いて、患者さんのご希望を伺いつつ、その方に合った治療を行っています。

診療する上で心がけていることはありますか?

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見た目での判断だけでなく、必要に応じてレントゲンも撮り、きちんとその情報にもとづいた診断をすることで、自信をもって治療にあたっています。そして、その人に合った投薬日数、投薬量で、オーダーメイドの診療を行っています。非常に体格のいい人に少ない抗生剤を与えても効果はあまり望めませんからね。それから、治る見込みのある病気に関しては、患者さんに治療にどれくらいの時間を要するかを最初にお伝えしています。そうすることで完治まで長くかかりそうな病気でも安心していただけますし、なかなか治らなくても途中で不安を感じることなく根気強く通ってくださいます。自分が小さい頃につらかった思いを患者さんがしなくて済むように、どうしたら患者さんが喜んでくれるかを常に考えています。

待合室の設備、スタッフの対応にも見られる心配り

とても雰囲気の良いクリニックですが、スタッフの方と接する上で心がけていることがあれば教えてください。

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スタッフへは特別何か指示しているわけではありません。患者さんは皆さん何かしら困ったことがあって来院されているわけですから、気持ち良く帰っていただけるよう丁寧に接したいと僕自身思っていますし、僕がスタッフの見本でいられるよう、常に自分自身を顧みるよう心がけています。あと人員の確保も重要です。スタッフの人出が足りないために、患者さんに十分に丁寧に説明できないということがあってはいけませんから、少なくとも常時8人は対応できるようにしています。

院内に入ると、とてもきれいな水槽が目に入りますが、これは先生のご趣味ですか?

先輩のクリニックを訪問した際にヒントを得て、「患者さんの癒やしになればいいな」と、当院にも大きな水槽を3つ設置しました。一番大きな水槽には、熱帯魚が主人公の人気アニメ映画に登場していた魚たちがほとんどの種類入っているので、子どもたちは喜んで眺めていますね。また、旅先で気に入った魚を見つけると僕は必ずその名前を控えて、帰ってきてから他の魚との相性も考えつつ、それをクリニックの水槽に入れるようにしています。最近では、宮古島を訪れた際の宿泊先の水槽で白黒のクマノミを見て、その縞模様がとてもかわいいと思い水槽に加えました。もともと僕は動物が大好きで、金魚、鯉、メダカ、亀、うさぎと、自宅で飼える範囲のものは結構飼っています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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当院は木曜日の午前と午後も診察しているので、遠方からお越しくださる方も多いです。また、なるべく会社帰りの方にも通っていただけるよう、水曜日を除く平日は18時30分まで開けておりますので、それまでに受付をしてくださればどんなに混んでいても診させていただきます。また、診療時間外でやむを得ず救急を要する事態が発生した場合は、ご相談いただければと思います。「病院へ行きたいけど待ち時間も長いし大変」という患者さんのご要望に応えられるよう、今後も病院へ行かずとも治せる治療をめざして精進してまいりたいと思っています。

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