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歯科治療もデジタル化が必要
歯科用CAD/CAMシステムの利点

よしぞえ歯科クリニック

(新潟市江南区/亀田駅)

最終更新日:2021/11/29

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  • 保険診療
  • 自由診療

医療の世界は日進月歩。長年採用されている伝統的な治療がある一方で、新たな機器・設備の誕生により、少しずつ形を変えている治療も多い。歯科用CAD/CAMシステムは、補綴分野において治療の精度や効率を高めている機器の一つ。歯科治療のデジタル化に取り組む「よしぞえ歯科クリニック」でも、かぶせ物の設計・削り出しなどの場面で大いに活用しているという。CAD/CAMシステムについて「性能はもちろん、当院のコンセプトである『予防型の審美』を行う上でも有用だと思いました」と話すのは吉副毅院長。より良い治療のため、実の弟である歯科技工士とともに常に研鑽に励む歯科医師だ。同院にある機器の中でも今回はCAD/CAMシステムに焦点をあて、導入の経緯やメリット、主な使用シーンについて聞いた。

(取材日2021年11月10日)

機械も人間もアップデートを。デジタルの力を借りながら、将来の虫歯予防にもつながる精密な補綴治療を実現

Q歯科用CAD/CAMシステムとは、どのようなものなのですか?
A
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▲こちらのクリニックで使用している歯科用CAD/CAMシステム

かぶせ物の設計と、実際に削り出して作製するミリングという工程をコンピューター支援によって行えるシステムです。最大の特徴は、専用の3D光学カメラを使って口腔内の動画を撮影できること。印象材を患者さんのお口に入れ、固まるまで待つという従来の型採りが不要になり、特に嘔吐反射がある方の負担軽減が期待できます。セラミックやプラスチックのブロックからかぶせ物を削り出すため、内部に不純物が侵入しないのも利点です。また、銀歯は型採り、模型作製、鋳造という手順を踏む中で精度が低下してしまいます。反面、歯科用CAD/CAMシステムはその心配がなく、100分の1ミリ単位の精密さでかぶせ物の作製が可能です。

Qそれをなぜ、クリニックに導入しようと思われたのでしょうか?
A
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▲診療のデジタル化に積極的に取り組む吉副毅院長

システム自体は15年以上前から知っておりました。ただ、当時の光学カメラの性能ではモノクロの静止画しか撮れませんでしたので、精度的に少々物足りないと判断したんです。そこから時がたち、CAD/CAMシステムに関するセミナーに参加した際、性能が大幅に向上したと聞いて2018年に導入を決意しました。加えて、当院のコンセプトである「予防型の審美」の実現に必要な機器だと思ったのも理由です。かつての私は「外から見えない部分は銀歯、見える部分はセラミック」という考えでした。しかしセミナーを経て、セラミックを審美のみならず口腔全体の虫歯・歯周病のリスクを下げるためにこそ使うべきだと思い、導入に至りました。

Q院長の弟さんは、CAD/CAM専属の歯科技工士と聞きました。
A
3

▲院長の弟である吉副直樹さんがCAD/CAM専属の歯科技工士

弟は父の歯科医院で働いていた経験を生かし、当院のセラミック専門の歯科技工士として治療を手伝ってくれています。かぶせ物は一般的に、院内で型採りしたものを歯科技工所に送り、1~2週間後に完成物が届くという流れで作製します。その点、当院は全工程を院内で完結するため、衛生的で精度の高いかぶせ物を短期間で提供することが可能です。また、CAD/CAMシステムはコンピューターでかぶせ物をデザインできますが、機能を使いこなせるかどうかは扱う人間次第。より完成度の高いかぶせ物を作るために、当院では歯科技工士が最終仕上げを行っており、歯科医師と歯科技工士の双方の専門性を生かせる体制を整えました。

Qどんな患者さんにCAD/CAMシステムを勧めていますか?
A
4

▲ファーネス(電気炉)を使って、より強度の高いかぶせ物を作製

お口の中に銀歯が入っているすべての方にお勧めしたいですね。銀歯治療には金属アレルギーのリスクがあることに加え、銀歯を外したら中で虫歯が広がっていたというケースも多いです。現在は自由診療のセラミックやジルコニア以外に、CAD/CAM冠という強化型プラスチックを用いた白いかぶせ物が保険適用されています。セラミックはプラークがつきにくいため虫歯の再発リスクが低く、適切な治療を行えば長く使い続けることが期待できます。銀歯がある方は、その数だけ詰め物では対応できない大きな虫歯があったということ。将来の口腔全体の健康を考えると、より虫歯が再発しにくく見た目も自然な材料にしたほうがメリットが大きいでしょう。

Qインプラント治療にも、デジタル技術を役立てているそうですね。
A
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▲より良い治療のため、デジタル技術も駆使し常に研鑽を続ける二人

当院は予防歯科に注力する歯科医院ではありますが、残念ながら歯を失ってしまった患者さんには、デジタル技術を駆使したインプラント治療をご提供しています。その際にもCAD/CAMシステムを活用し、人工の歯にあたる上部構造の作製と、インプラント本体と上部構造を接続するアバットメントを設計しているのが特徴です。顎の骨にインプラントを埋めてから上部構造をかぶせるまでをすべてデジタル上で管理することができます。それ以前の手術工程でも、インプラントの埋入位置を決めたらデータをもとにサージカルガイドをお作りするなど、デジタルを駆使して安全性に配慮した治療を行えるように取り組んでいます。

ドクターからのメッセージ

吉副 毅院長

歯科治療は時代とともにより良く変化しており、歯科医師が知識や技術をアップデートしなければ提供する治療は古いままです。患者さんのためを思えば、新しくて良いものを取り入れるのは当然のこと。その一環として、当院ではデジタル化を進めています。CAD/CAMシステムといった装置も、使いこなせないと意味がありません。日頃から歯科技工士と議論し、学会やセミナーにも一緒に参加し、改善案を出し合いながら診療に反映させています。歯科技工士が身内で気兼ねなく話せること、より良い治療のため常に研鑽していることは当院の強みです。銀歯や虫歯の治療でお悩みがありましたら、デジタル歯科治療に精通する当院にぜひご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯科用CAD/CAMシステムを用いたかぶせ物治療/セラミック:3万3000円~ ジルコニア:6万6000円~、インプラント治療/39万6000円~

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