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寺本 清峰 院長の独自取材記事

てらもと歯科医院

(名古屋市東区/尼ヶ坂駅)

最終更新日:2021/10/12

寺本清峰院長 てらもと歯科医院 main

名鉄瀬戸線の尼ヶ坂駅から徒歩約8分、閑静な住宅街に構える「てらもと歯科医院」。寺本清峰(てらもと・きよたか)院長は2004年に愛知学院大学歯学部卒業後、同学部付属病院第一補綴学講座で補綴学を学びながら瀬戸市のクリニックで矯正を学び、その後大府市のクリニックでも勤務医として研鑽を積んだのち、2012年に開業。クリニックの診療スペースはすべて個室でプライバシーに配慮、患者用のロッカーやクローゼットも用意されている。同院が特に力を入れているのは予防歯科。診療のモットーは、自分の家族に勧めたい治療をすることだという。「健康な歯を維持していくために最良の治療を患者さんに提案していきたい」と語る寺本院長に、診療方針や歯科医療にかける思いなどを詳しく聞いた。

(取材日2019年8月19日)

予防歯科に力を入れ、問題のない口腔環境を維持する

開業までの経緯を教えてください。

寺本清峰院長 てらもと歯科医院1

2004年に愛知学院大学歯学部を卒業し、同大学歯学部付属病院の第一補綴学講座専科専攻生になりました。2006年からは同講座の非常勤助手として、学生や実習生に教えたり大学病院での診療をしながら補綴学について学びました。その間、大学病院が終わった夕方や土曜日の午後から夜7時まで、瀬戸のクリニックで3年間、矯正についても勉強していたんです。この3年間で、本当にがむしゃらに手を動かしていろいろなことを見て学び続けると同時に、勉強会などを通して人脈も大きく広がり、私にとって財産となっています。その後、築いた人脈をきっかけに大府市の松下歯科医院で勤務することとなりました。こちらでは主にインプラント治療を中心に幅広く研鑽を積んできたと思っています。2012年にはこの地で開業する運びとなりました。

開業されていかがでしょうか?

この辺りにもともと住んでいたことがあったので、親しみ深いですね。バスレーンの向こう側は本当の城下町だったところで、歴史がある古い家が多い地域なんですよ。それに比べてこちら側は、後から発展してきた地域で、もちろん長く住んでいる人もいますが、銀行や企業の寮も多くあり転勤族も多く、人の入れ替わりが意外と多いエリアだと感じています。また、当院の患者さんはこの地域の方だけではなく、患者さん同士の紹介で北区や守山区、昭和区などの方からもわざわざ来てくださる方がいらっしゃいます。遠くからでも私を選んで来ていただけるのはありがたいことですね。

患者さんの主な症状や力を入れている治療内容は何ですか。

寺本清峰院長 てらもと歯科医院2

歯が痛いので治療をしてほしいという救急的なこともありますが、どちらかというと「今は痛くないけれど、先々心配だから診てほしい」と患者さん同士のご紹介で来られる患者さんが多いですね。それは当院で力を入れているのが予防歯科だからだと思います。お子さんの場合なら、今は虫歯はすごく少なくなっていますから、定期的にチェックをして虫歯のない状態を維持していくことも予防の一つだと考えています。また、悪くなり始めた人を正常なラインまで上げて、それを維持していくというのも予防措置。そういう意味では、定期検診で歯科衛生士が歯ブラシ指導をするのも予防の一つですし、歯並びが悪いお子さんの場合には矯正をして歯並びを整えていき、口の中の環境を良い方向に導いていくのも将来の虫歯や歯周病の予防につながることだと伝えています。

患者の気持ちに寄り添い、責任ある仕事を

先生の診療のモットーはどのようなことでしょうか。

寺本清峰院長 てらもと歯科医院3

自分の家族に勧めたい治療をするということです。そのためには一人ひとりの患者さんに対して時間をきちんと取ることが大切だと考えています。時間をとるためには、私たちも約束の時間を守りますが、患者さん側にも予約時間を守っていただくこともお願いしたいです。そして、なぜその歯が悪くなったのかを考えて、どのような治療が必要なのかをしっかりお話しします。例えば、患者さんが虫歯だから削ってほしいと来院されても、自分の家族だったらこの歯は削らないと思うような場合は、削らない選択肢をお伝えします。ほかにも、設備にしても機器の消毒レベルにしても、自分の子どもを安心して診られるだけのものをそろえるということもこだわりの一つですね。プロとして責任のある治療をするということを常に念頭に置いています。

小さな子どもの矯正にも取り組まれているのですね。

はい。受け口の場合などは、早ければ3歳ぐらいから始めます。人間の顎は上顎が先に成長し、下顎は第2次性徴期の頃になって後追いで伸びてきます。ですから早い時点で矯正装置を使って上顎の成長を促しながら、下顎の成長の抑制を図り、正常に近づけることをめざしていきます。一方で、出っ歯気味のお子さんだったら7~8歳の頃からお勧めしています。下顎の成長はこれからなので、上顎の成長を抑え、下顎の成長を促進することを目的とした装置をつけるというような方法もあります。矯正をご相談される親御さんは「少しでも今できることをしてあげたい」と思っているはずですから、そういうお気持ちには応えていきたいですね。

診療台は完全個室ですが、何か理由があるのでしょうか?

寺本清峰院長 てらもと歯科医院4

やはりプライバシーに配慮しているというのが一番の理由です。他の患者さんの目を気にせず、落ち着いてゆっくりと治療を受けていただくことは重要なことだと考えます。また、当院は基本的に予約制ですので患者さんを待合室でお待たせしないような診療体制を取っています。広い待合室で長く待っていただき、数をこなしていくような診療ではなく、ゆとりを持って一人ひとりの患者さんに接していきたいという考え方です。待ち時間がほとんどないのも当院の特徴の一つですね。患者さんにも早めに来ていただくことをお願いしていますし、皆さんもそれを理解してくださっています。すべては患者さんにクオリティーの高い治療を提供するという目的の達成のためですね。

健康な歯を維持するために、最良な医療の提供をめざす

噛み合わせも重視されているそうですね。

寺本清峰院長 てらもと歯科医院5

噛み合わせが悪いと体がゆがむことにもつながり、いろいろな影響が出てくることが多いんです。特に現代社会では姿勢が問題になることがすごく多くて、その理由の一つに筋力の低下があると感じます。力を入れようとするには食いしばる必要がありますが、歯がないと食いしばれませんよね。歯が正しく噛み合っているということは力を出すために必要な条件なんです。また、噛み合わせが悪かったり顎関節症だったりすると虫歯になりやすいだけでなく、身体のゆがみからくるさまざまな症状を引き起こすことにもつながります。それらを改善に導くために、矯正や入れ歯、インプラントなどの方法を用いて、できるだけ正常に近づけていくご提案をしています。

拡大鏡を使っての診療や減菌にもこだわりをお持ちと伺いました。

当院では可能な限り歯を削らず、患者さんへの負担をできるだけ軽くするために拡大鏡を使った診断、治療を行っています。歯科医療も経験と勘というようなことがいわれていた時代もありましたが、やはり検査機器を使って科学的な診断、治療をしていくのが大切です。そのためには、まずシンプルに視診ですね、見てわかるというのが第一です。拡大鏡を使うことできれいな仕上がりがめざせたり、治療部分が長持ちすることや、削る部分を必要最低限にとどめることなどが期待できたりします。また、スタッフも拡大鏡を使用することで、チェックのクオリティーの向上がめざせるなど多くのメリットがあります。減菌についても、ヨーロッパ規格のレベルの機材を導入したり、院内全体の衛生管理を徹底したりして、院内感染の防止に努めています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

寺本清峰院長 てらもと歯科医院6

今後もレベルの高い医療の提供に努め、患者さんが気軽に通い続けられるようなクリニックをめざしていきたいです。患者さんに改めて知っておいていただきたいのは、歯は1回しか生えてこないということ。替えがありませんから、まず、歯を悪くしないことが第一です。食生活や歯磨きの習慣など、歯が悪くならないような環境づくりをして、定期的にクリニックで点検、メンテナンスを受けてほしいですね。当院では健康な歯を維持していくために最良な治療を提供していきたいと考えています。気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正/88万円~、入れ歯/33万円~、インプラント/1本:44万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/93万5,000円~
※症例によって異なりますので、詳しくは医療機関にお問い合わせください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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