医療法人社団楓の風 在宅療養支援クリニックかえでの風

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宮木大院長

医療トピックス

住み慣れた自宅で受ける緩和ケア
相談するタイミングと注意点

医療法人社団楓の風 在宅療養支援クリニックか
えでの風

保険診療

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がんなどによって起きる身体的な痛みや精神的な痛みを和らげ、患者のQOL(生活の質)を向上させることを目的とした「緩和ケア」。以前は、末期がんで治療法がなくなったあとに行うというのが一般的だったが、近年はがんの発見時からケアを受けることが提唱されているようだ。通院中の病院や緩和ケア病棟のほか、自宅でケアを受けられる地域も広まってきた。しかし、自宅での緩和ケアはハードルが高いと感じている人は多く、そもそも自宅で受けられるということさえ知らないケースも少なくない。そこで、実際にどんなことが行われ、費用はどのくらいかかるのかなどを、東京都町田市・神奈川県相模原市を中心に在宅診療を行っている「在宅診療支援クリニックかえでの風」の宮木大院長に聞いた。(取材日2017年2月17日)

自宅で家族の一員としてすごせるのは大きなメリット。医療機関への相談は「がんの発見からすぐ」がお勧め

そもそも緩和ケアとはどういうものですか?

1 ▲24時間患者に異常があればすぐに対応してくれる 緩和ケアについてWHOでは、生命を脅かす疾患で問題に直面している患者とその家族に対して、痛みや身体的・心理的・社会的問題、スピリチュアルな問題に関して評価を行い、そうした問題が障害にならないように予防・対処することでQOLを改善することと定義しています。一般的には、がんになった方の身体的な痛みをお薬で軽減するものと思われがちですが、私は、病気によって起きるあらゆる障害を患者さんご自身で乗り越えるためのサポートが、緩和ケアではないかと思っています。身体の痛みだけではありませんから、心理的な痛みはカウンセラー、社会的な痛みはケアマネージャーと、さまざまな職種の人たちが関わるわけです。

相談するのに最適なタイミングはありますか?

2 ▲自分が必要と感じた時に診療につなげてくれるといったスタンス がんと診断された段階で連絡するのが一番だと思います。昔は、がんの末期で、できる治療がなくなって相談するものと思われていましたが、さまざまなメリットがあることから、近年は早い段階からの緩和ケアが提唱されるようになりました。例えば、抗がん剤の副作用など治療中の苦痛を和らげられますし、何より、今後どういう問題が一般的に起きて、それにどう対処していくかを知っておくことで、心の準備ができるのが大きいと思います。相談をしたからといって、すぐにケアをスタートしなくてもかまいせん。必要な時が来たら、改めて連絡すれば良いと思います。実際、当院では、ご相談いただいてすぐに診療につながっているのは、6割前後です。

具体的な費用について教えてください。

3 ▲在宅医療は保険も適用される 医療保険が適用されますので、その自己負担分をお支払いいただくという形になります。患者さんの状況やクリニックによって多少異なるとは思いますので、各クリニックにお問い合わせいただくと良いと思います。当院では、国で定められたいろいろな加算金を含んだ金額で、そこにプラス、交通費をいただいています。交通費は、時間帯や休日祝日に関係なく一律で、相談料はいただいていません。また、月2回訪問というのが一般的ですが、当院は、医学的に必要ないと判断した場合は、月1回にして経済的な負担を軽くすることも考えています。

在宅での緩和ケアを受ける際、何か気を付けることはありますか?

4 ▲分からないことがあれば、いつでも問い合わせてほしい 患者さんご自身やご家族が「こうしたいんだ」という思いを持っていただくのが大切で、極端に言えばそれだけで良いくらいだと思っています。そうした意向を汲み取って、患者さんやご家族のお手伝いをするのが私どもの使命ですから。そもそも、自宅での緩和ケアについて、知っている方は少数派。まずは、「うちの場合でも、在宅で診てもらるんでしょうか」というところから聞いていけば良いでしょう。どこに連絡すればいいかわからない場合、入院中なら病院の相談窓口や医療連携室で聞けば教えてくれます。入院されていない方は、市役所や区役所又、地域に「地域包括センター」といった名称の相談窓口がありますから、そちらで尋ねてみてください。

ドクターからのメッセージ宮木大院長

在宅医療が国の政策として推進され、近年はご自宅で緩和ケアを受けられる環境が整いつつあります。一方で、在宅の緩和ケアという選択肢があることは、まだまだ一般に浸透していません。病気などで外出が難しくなっても、今までのリズムを崩さずに日常生活を続けることができるというのは、在宅の緩和ケアならではのメリット。そして何より、「患者」ではなく、「家族の一員」として家族とともにあり続けられるのは、精神面でも大きいと思います。ハードルが高いと思われることもありますが、費用負担は思ったよりも少ないとおっしゃる方がほとんど。少しでも必要性を感じたら、思いきって一歩踏み出し、まず電話で尋ねてみると良いと思います。

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