全国のドクター8,992人の想いを取材
クリニック・病院 161,454件の情報を掲載(2020年2月24日現在)

  1. TOP
  2. 兵庫県
  3. 神戸市中央区
  4. 元町駅
  5. 上野内科・糖尿病内科クリニック
  6. 糖尿病専門クリニックで受ける個々の患者に合わせた糖尿病診療

糖尿病専門クリニックで受ける
個々の患者に合わせた糖尿病診療

上野内科・糖尿病内科クリニック

(神戸市中央区/元町駅)

最終更新日:2019/05/10

4main 4main
  • 保険診療

糖尿病はいまや国民病ともいわれ、国内の患者は糖尿病予備軍と合わせて約2000万人いるとされている。特に糖尿病全体のほとんどを占めるといわれる2型糖尿病は、欧米型の動物性脂肪が多くカロリーの高い食事、日常生活における活動量・運動量の減少が原因とされ、さらに増えるおそれもあるそうだ。糖尿病は放置すると全身に及ぶ合併症が出現しうることもある病気だが、日頃から生活習慣に注意して、疑わしい場合はすぐに医療機関を受診することで、悪化を防げる病気でもある。診療が必要となった時、ためらうことなく受診できるよう、「上野内科・糖尿病内科クリニック」の上野尚彦院長に、早期治療の重要性や糖尿病診療の流れについて語ってもらった。(取材日2019年4月12日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q糖尿病の種類について教えてください。
A

糖尿病には1型と2型があります。1型の発症ピークは小・中学生で、血糖値を下げるインスリンが枯渇してしまう病気です。原因不明の特発性のものと自己免疫性のものがあります。内服薬では血糖値を下げることができず生命に危機が及ぶので、注射によって外からインスリンを補います。一方、2型は糖尿病全体のほとんどを占め、遺伝的な要因や食べ過ぎ、運動不足といった生活習慣が複合的に重なって発症します。最近は若年での発症も見られますが、中年期以降に多い病気です。インスリン作用不足などによって高血糖状態が続き、神経や血管、臓器がダメージを受けることも。進行するとさまざまな合併症が現れます。

Qどんな症状があれば受診したほうがいいですか。
A

高血糖状態になると、尿に糖分が漏れて一緒に水分も奪われてしまいます。このため、多くの方が喉の渇きを感じ、多尿・頻尿になります。また、食事をすると血管の中は高血糖になりますが、糖が組織に入らずエネルギー不足になって倦怠感を感じやすくなります。こういった症状が見られる場合はすぐに受診することをお勧めします。また、検診で異常を指摘された場合も要受診です。医療機関によって差はありますが、シビアなところでは血糖値が100以上、HbA1c値が5.6%以上になると糖尿病や予備軍の疑いがあるとされます。この程度では症状はほとんどありませんが、受診が遅れると状態が悪くなることもありますので早めの受診が必要です。

Q糖尿病専門のクリニックを受診するメリットを教えてください。
A

糖尿病に関する新しい知識と診療経験が豊富であること、合併症診断の検査機器も備え、適切な診断・治療を実践できることだと思います。糖尿病は動脈硬化をはじめ、腎臓や神経の障害などさまざまな合併症を伴うことのある病気です。治療では合併症を引き起こさないこと、悪化させないことが大切。合併症の危険度や進行度をしっかり捉え、適切に対処するためには多くの治療経験が必要です。また、合併症予防には血糖値のコントロールだけでなく、血圧、コレステロール値なども関わるので当院では包括的な診療を実践しています。インスリン注射が必要な場合も患者さんの予後を少しでも改善するため、希望を聞きできるだけ安全で楽な方法で行います。

検診・治療START!ステップで紹介します

1予約後、来院して問診票を記入する

クリニックは予約制で、受診の際は電話で予約を行う。受診に際しては、検査に関わるさまざまな確認事項、伝達事項などがあるので、メールなどでの予約は受けつけていない。来院したら、まず問診票を記入する。質問の内容は、これまでかかった病気や、近親者の糖尿病の有無、飲酒や喫煙の有無とその量、食生活や運動、実感している症状など。問診票に記入した内容をもとに、糖尿病の危険度が判断される。

2必要な検査を受ける

糖尿病が疑われる場合は検査を受ける。血液検査によって血糖値、HbA1cの値がチェックされ、検尿によって尿への糖の出方、腎臓に問題がないかなど確認される。クリニックでは迅速検査の機器を備え、すぐに検査結果がわかるようになっている。血糖値は変動するので情報を素早く確認して総合的に判断し、的確に対応するよう努めているという。さらに血糖値の変化を見る糖負荷試験を行えば、正常か異常かがより明確に判断できる。

3医師による診断

迅速検査による血糖値、HbA1c値、尿検査の結果が患者に報告され、病気の状態について詳しい説明が行われる。血糖値だけでなく、尿検査の結果もすぐにわかるので腎臓の合併症やある程度の肝臓の状態、糖代謝の状態、尿路感染についても評価される。また、血圧の測定、聴診器による診察の所見、打鍵器と呼ばれるハンマーを使った神経の状態チェック、後日結果がわかるコレステロール値や中性脂肪値なども総合して診断される。

4管理栄養士による栄養指導

病気が進行していてすぐ治療が必要という場合でなければ、診療当日または診療後できるだけ早いタイミングで管理栄養士による栄養指導を受ける。すぐに薬に頼るのではなく、まず患者自身に生活改善に取り組んでもらうことがクリニックの基本方針。実際に食生活を見直しただけで状態に変化が見られることも少なくないそうだ。生活改善で思うような結果が期待できない、生活改善に取り組めないという場合は薬による治療が検討される。

5定期通院

基本的に1ヵ月に1回が、定期通院の目安となる。血糖値や体の状態を適切に判断するために、通院ごとに血糖値やHbA1c値などのチェックが行われ、検査結果や診察の所見などを通して、合併症のリスクについても診断が行われる。体重が増えているなど、糖尿病を治療していく上で好ましくないことがあれば、再度、栄養指導が行われることもある。

ドクターからのメッセージ

上野 尚彦院長

職場などの健康診断で「血糖値が高め」と指摘された場合、糖尿病予備軍の状態になっていることがほとんどです。その段階でも、動脈硬化などの合併症が始まっていることがあります。早期に食事や運動などの生活習慣を見直さないと、半数以上の方が糖尿病になってしまうといわれています。早期に治療を開始しないと動脈硬化が進んで心筋梗塞、脳梗塞、足病変などのリスクも高くなります。特にご両親や兄弟、近い親戚に糖尿病の方がいらっしゃる場合は要注意。糖尿病は早めの対策が重要で、予防するためには、予備軍の段階で何らかの行動を起こすことが大切です。医療機関で検査を受け、生活習慣の見直しに取り組まれることをお勧めします。

20190508 dr
Access