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デジタル化でより精密に
他の歯を守るためのインプラント治療

内藤デンタルクリニック

(野田市/川間駅)

最終更新日:2023/09/14

内藤デンタルクリニック デジタル化でより精密に 他の歯を守るためのインプラント治療 内藤デンタルクリニック デジタル化でより精密に 他の歯を守るためのインプラント治療
  • 自由診療

抜歯が避けられないとき、次に考えなくてはならないのは抜いた後のこと。抜けたままでは食事が取りにくい、しゃべりにくいといった生活上の問題だけでなく、口の中の力のバランスが崩れてしまうため他の歯に悪影響が及び、次々と歯を失う原因にもなってしまうという。そんなとき、他の歯に負担をかけにくいインプラント治療は有用な治療手段となる。今や多くの人が知るインプラント治療だが、患者にとって外科手術となるだけに不安が多いのも事実。可能な限り歯を残すことを追求した治療を実践し、マイクロスコープを活用した精密な根管治療を行う「内藤デンタルクリニック」の内藤孝一院長は、抜歯後の次の一手としてインプラント治療に力を注ぐ。だがインプラント一択ではなく、選択肢の一つと語る内藤院長に、治療の詳細を聞いた。

(取材日2023年7月5日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qインプラント治療はどのような時に行われますか?
A

当院では最初からインプラント治療を行うことはなく、まずは、ご自身の歯を残すべくマイクロスコープを使った根管治療などさまざまな手段をご提案します。しかし歯の根が割れてしまっていると、もう対処のしようがなく、延命処置はできてもいずれ抜歯になります。その場合、次に考えるのは残りの歯をいかに守るか、寿命を延ばすか、ということ。そういう意味でインプラント治療は、残りの歯への負担を抑えることにつながる良い治療法です。しかし、あくまでもお口の中の力のバランスを取るために行うのであって、万能だとは考えていません。またお口全体の歯周病が重度であったり、土台となる骨に問題があったりする場合にはお勧めしません。

Qこちらでのインプラント治療の特徴を教えてください。
A

当院のインプラント治療はすべてデジタル化し、より精密に正確性と安全性を追求しています。これまで多くの歯科治療は歯科医師自身の経験や勘といったものに頼りがちで、マイクロスコープを使わない治療では目視での確認も細部まではできませんでした。それが治療成績のばらつきの原因でしたが、当院では口腔内スキャナーでお口の中を詳細にデータ化し、3Dの立体画像で確認。さらに歯科用CTで骨の構造などのデータを収集。客観的かつ精密なデータをもとに処置前に3Dシミュレーションを行います。インプラント治療は実際の手術に至るまでの過程が9割。事前準備をしっかりすることがとても大切です。

Q治療に対して不安がある患者さんも多いと思います。
A

高額な外科手術ですし、骨に直接金属のくいを打ち込むようなものですから、不安や疑問があるのは当然です。なんでも気軽にご相談いただきたいのですが、不安がある方に「怖くないよ」とお話しするだけでは説得力がないでしょう。事前に3Dシミュレーションを行うなど実際の施術前にできるだけ多くの情報を開示して、不安を解消できるよう努めています。また当院は徹底的なデジタル化で精密なインプラント治療に努めていますが、それらのデータや機器類を使いこなすのも当然技術力を要します。技術や材料も日々進化しますので、時には診療をお休みして海外まで学びに行くなど努力を続けています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1インプラント治療が適用となるかどうかチェック
内藤デンタルクリニック インプラント治療が適用となるかどうかチェック

同院では、抜歯後の補完方法についてはインプラントのみにこだわらず、噛み合わせを重視しながら患者と相談して治療方法を決める。患者の要望をヒアリングした上で、噛み合わせが適切か、口腔内スキャナーや歯科用CTで検査。奥歯の噛み合わせが適切な高さで保たれているかどうかが重要とのこと。噛み合わせが安定せず噛み合わせがぐらついていると、残っている歯の寿命を縮めかねないという。

2詳細な検査、治療方法の提案・相談
内藤デンタルクリニック 詳細な検査、治療方法の提案・相談

インプラント治療を行うことになった場合は、口腔内スキャナーによるスキャンデータと歯科用CTのデータを統合し、インプラント体がきちんと埋め込めるのかどうか、どの位置にどの角度でインプラント体が埋め込まれるのか骨密度や骨の深さなどを考慮して実際の治療イメージを詳細にシミュレーションする。この段階での詳細かつ精密な検討がインプラント治療の予後を大きく左右するという。

3口腔内のデジタルデータからサージカルガイドを作製
内藤デンタルクリニック 口腔内のデジタルデータからサージカルガイドを作製

3Dシミュレーションでインプラントを挿入する位置を精密に割り出したら、次はあらかじめサージカルガイドという埋入位置決め用の装置を作製することになる。正確性を高めつつ極力誤差や侵襲を抑えた施術を行うために、このサージカルガイドは非常に重要な役割を果たしているという。

4インプラント埋入からかぶせ物の装着へ
内藤デンタルクリニック インプラント埋入からかぶせ物の装着へ

施術時はサージカルガイドに従ってインプラントを埋入。抜歯してすぐに埋入するため、歯を取り換えるようなイメージだ。施術自体は本数にもよるが、1本であれば10分程度で済むという。事前に詳細な検査・検討・データ化・シミュレーションがされているため、施術自体はガイドに従って行うだけ。施術後は仮歯を装着して帰宅。約1ヵ月から半年後、インプラント体が骨と結合したのを確認してから、最終的なかぶせ物を装着する。

5メンテナンスをリスタート
内藤デンタルクリニック メンテナンスをリスタート

同院ではインプラント治療後は月に1回程度の通院メンテナンスを推奨。大切なのはインプラントをケアの中心にするのではなく、何のためにインプラント治療を行ったのかということを理解し、治療で整った口の中の良好な状態・力のバランスを維持することに注力することだという。今ある歯を大切にすることを意識しながら、日々のケアと定期メンテナンスを行うことが大切なのだという。

ドクターからのメッセージ

内藤 孝一院長

私は、インプラント治療はあくまでも今ある歯を守るための一つの手段と考えています。またどんな治療も正確で緻密な治療を意識しており、根管治療でマイクロスコープを用いているのもその一環です。口腔内スキャナーなどを用いてデジタル化を徹底したインプラント治療のように、お口の中の状況を精密に把握することは、長持ちする治療を行うために欠かせない要素ですし、患者さんに客観的なデータをお示しすることで安心していただきたいという思いもあります。ぜひ今あるご自分の歯を長く健康に保っていただくために、ご自分にとってより良い治療方法、歯科医院をお選びください。当院ではセカンドオピニオンも大歓迎。お気軽にご相談ください。

内藤 孝一院長 内藤デンタルクリニック

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/28万円~、マイクロスコープを用いた根管治療(1本)/3万3000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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