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リスクがある人にはきちんと受けてほしい
胃・大腸の内視鏡検査

ふじわら内科・小児科クリニック

(岡山市南区)

最終更新日:2021/10/12

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胃・大腸がんなどの早期発見に役立つ内視鏡検査。自治体ごとにがん検診が推奨されるようになってから、毎年多くの人がクリニックを受診している印象がある。しかし「ふじわら内科・小児科クリニック」の藤原大輔院長によると、検査結果を見過ごしてしまったために、後になって進行がんが見つかるケースもまだまだ多いそうだ。自覚症状がある人はもちろん、無症状の人も年齢や既往歴に応じて定期的な受診が必要と語る藤原院長。リスクのある患者が受診への一歩を踏み出せるよう、勤務医時代の経験も生かして苦痛の少ない内視鏡検査に注力しているという。そこで、内視鏡検査のメリットや受診のタイミング、実際の検査の流れや同院で行っている工夫について話を聞いた。

(取材日2021年6月23日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qどのような人が内視鏡検査を受けるべきですか?
A

胃痛や吐き気、胸やけ、食欲減退、体重減少といった症状がある場合は胃内視鏡検査、下痢や便秘、腹痛、下血などであれば大腸内視鏡検査をお勧めします。がん検診が推奨される年齢は地域ごとに異なりますが、当院としては胃・大腸ともに、40歳を過ぎたら定期的に受けるのが良いと考えています。胃がんのリスクはピロリ菌感染の有無に左右されるため、既往歴のある方は年に1回、ない方は2~3年に1回のペースでの受診が望ましいですね。また、便潜血検査で陽性が出た方は、その結果を見過ごしてはなりません。陽性者の中には本物の大腸がんの方がおりますので、発見が遅れて命に関わる事態に発展する前に大腸内視鏡検査を受けましょう。

Q内視鏡検査のメリットは何ですか?
A

何かしらの症状がある場合は、検査によって原因疾患の診断が可能です。一方、症状がないまま静かに進行する、がんなどの腫瘍性疾患の早期発見・診断にも役立ちます。臓器ごとに複数の検査がある中で、内視鏡検査は胃・大腸におけるゴールデンスタンダード、つまり診断精度が高い検査です。そのため、内視鏡検査で異常がなければ、その後の生活を安心して送れるだろうと思います。大腸内視鏡検査ならではのメリットは、大腸ポリープがあった場合に切除できる点です。大半のポリープは将来発がんする恐れがあるため、事前の対処で大腸がんのリスクを抑えられます。このように受けるメリットが多いからこそ、当院は苦痛の少ない検査に努めています。

Qこちらで苦痛軽減のためにしている工夫を教えてください。
A

精神的な苦痛に対しては、検査前に下剤を服用いただくためのお部屋を全室個室でご用意しています。検査時は、患者さんのご希望に応じて鎮痛剤の使用が可能です。ただ、当院の胃内視鏡検査では嘔吐反射が少ない経鼻も選択できるため、患者さんの中には、経鼻で鎮痛剤なしを選ぶ方も多いです。また、私は病院に勤務していた時から、大腸内視鏡検査を挿入する操作を得意としていました。実際の感覚は受けた人にしかわからないことですが、なるべく苦痛がないように検査を行う技術は身につけているつもりです。

検診・治療START!ステップで紹介します

1事前問診と予約

大腸内視鏡検査の場合は、問診のために事前の受診が必須となる。問診では症状や内服薬の有無を医師に伝え、診察を受けた後に検査の予約を取り、下剤を持ち帰ってその日は終了。予約はインターネットからでも可能だが、検査の3日前までには一度受診する必要があるそうだ。胃内視鏡検査を受ける場合は、予約をしていれば当日のみの受診で検査が可能。必要に応じて診察や問診、検査説明を受け、そのまま検査に移行する。

2検査前日

前日は、3食とも消化の良いものを摂取するように心がける。同院では検査食を使用していないため、スタッフが推奨の食べ物をアドバイスしているという。高血圧や糖尿病の薬、抗凝固薬などを服用している場合は、医師の指示に従って対応。大腸内視鏡検査の場合、就寝前には事前問診で渡された下剤を2錠飲み、翌日の検査に備える。

3大腸内視鏡検査の準備

受付を済ませたら、専用の部屋に移動して下剤を飲む。同院の下剤服用スペースは全室個室で、トイレやテレビ、ソファーなどが用意されており、プライバシーに配慮された空間でゆったり過ごせるそうだ。下剤によって腸内がきれいになったことを確認できたら、検査着に着替えて検査室へ。希望した場合には鎮静剤が投与され、準備が整ったら内視鏡検査が行われる。

4内視鏡検査の実施

大腸内視鏡検査の所要時間は10~15分が目安で、腸の状態やポリープの有無によって多少前後する。ポリープが見つかった場合、ほとんどのケースはその場で切除が可能だという。ただし、ごくまれに大きさや形状などの理由で院内切除が難しいケースがあり、その際は病院に再検査と切除を依頼するそうだ。胃内視鏡検査は、ピロリ菌感染の有無などを調べる場合を除き、5分ほどで終了する。

5結果の確認

検査結果が出たら、再度受診して説明を受ける。わかりやすい説明を行うための工夫として、同院では写真や模型を使ったり、検査結果が書かれた紙を渡したりしているのだという。進行がんがあった場合や、クリニックでは対応が困難な症例の場合は、提携先の病院を紹介される。希望する病院があれば、そちらに連絡を取ってもらうことも可能だ。

ドクターからのメッセージ

藤原 大輔院長

近年の日本の現状として、大腸がんの罹患率と死亡率は上昇傾向にあります。この原因は診断過程にあり、便潜血検査で陽性が出ても、精密検査を受けない人が非常に多いんです。特に内視鏡検査が未経験の方にはなかなかお越しいただけず、本当に陽性かどうか再度便潜血検査をしてほしいというご要望さえいただきます。しかし、腸内や便の状態は日ごとに違うため、大腸がんがあっても陰性が出ることもあります。再検査で安心しようとするのは危険ですので、きちんと内視鏡検査を受けましょう。当院では極力苦痛のない検査を実施しており、土曜の検査や胃と大腸の同時検査にも対応しています。少しでも気になることがあればぜひお越しください。

Dr

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃内視鏡検査/1万7000円~

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