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山田 光彦 院長の独自取材記事

モリシタ歯科医院

(大阪市天王寺区/桃谷駅)

最終更新日:2023/10/11

山田光彦院長 モリシタ歯科医院 main

大阪メトロ谷町線・四天王寺前夕陽ヶ丘駅から徒歩10分。大阪環状線・桃谷駅、近鉄大阪線・大阪上本町駅からバスに乗り「大阪警察病院」停留所を下車してすぐのところにある、「モリシタ歯科医院」。森下雅三(まさかず)理事長との縁で入職し、2023年1月に院長に就任した山田光彦先生は、多くの歯科医院で経験を積んできたベテラン歯科医師だ。学生時代から入れ歯専門の歯科技工士である父から学び、現在まで入れ歯治療を突き詰めてきたエキスパートでもある。同院で働き始めた理由と院長就任までの経緯、歯科医師になった理由や患者に接する際に心がけていること、山田院長が最も大切と考える予防歯科、院内設備についてなど幅広く話を聞いた。

(取材日2023年8月2日)

常に新しいものを取り入れたオールラウンドな診療を

これまでのご経歴やモリシタ歯科医院で働き始めた理由、院長就任までの経緯を教えてください。

山田光彦院長 モリシタ歯科医院1

1992年に大阪歯科大学卒業後、複数の歯科医院に勤務して経験を積み、2021年4月にモリシタ歯科医院に入職しました。勤め始めたのは、かつて同じ歯科医院で一緒に働いていた森下雅三理事長からお誘いいただいたことがきっかけです。当時から森下理事長の真面目な人柄と丁寧な診療をとても尊敬しており、今もなおその診療スタンスが一切変わっていないことから「この先生のもとならいい診療ができる」と思い、勤務を決めました。入職した時には考えてもいなかったのですが、2022年末に森下理事長から院長就任を打診され、ありがたくお引き受けしたというのがこれまでの経緯です。2023年1月より新体制で診療を行っています。

先生が歯科医療の道に進まれたきっかけは何ですか?

私の父が、入れ歯専門の歯科技工士だったことが一番のきっかけかもしれませんね。そのおかげで、子どもの頃から入れ歯自体がとても身近な存在になりましたし、父が作った入れ歯で患者さんが笑顔になっていく瞬間を目の当たりにすることもできました。思えば、歯科医師になると決めた私を後押ししてくれたのも父でしたね。大学時代も、大学を卒業して歯科医師になってからも、「入れ歯治療は人を笑顔にすることができる」ということを父から教えてもらったものです。今、実際に歯科医師として入れ歯治療を極めようと日々取り組んでいるのは、そうした環境にいたことが大きいと思います。

患者層や特色について教えてください。

山田光彦院長 モリシタ歯科医院2

当院があるのは住宅街のため、近隣エリアにお住まいの方が中心で、就学前のお子さんから学生、働き世代、ご高齢の方まで幅広い年齢層の方にご来院いただいております。当院の特色は、それぞれの患者さんごとの症状や事柄について、さまざまな角度から治療方法のアイデアが湧き出てくる、一つの視点にとらわれない診療を行っている点です。常に新しいものを取り入れながら、全年代の方に対応したオールラウンドな診療をご提供しているのが当院の強みではないでしょうか。診療体制は私と森下理事長との二診体制をとり、より幅広い視点から診療させていただいています。

治療に多くの選択肢を。入れ歯、インプラントにも注力

患者さんと接する際に大切にしていることは何ですか?

山田光彦院長 モリシタ歯科医院3

患者さんの中には、本当にその治療が自分に合っているのか迷われてしまう方も多いのではないでしょうか。そのため、当院ではできるだけ多くの治療の選択肢を提示しています。また、患者さんのご希望をしっかりと伺い、お気持ちに寄り添うことも大切です。例えば、歯がぐらついている患者さんがいたとします。そのとき、もし何も説明をせずに歯を抜いてしまったら、意図していなかった処置に困惑してしまうかもしれませんよね。ですので、患者さんの生活環境なども踏まえつつ、治療のメリット・デメリットを包み隠さずお伝えした上で、お一人お一人に合った治療法を選択するよう努めています。

入れ歯治療をされる際に、心がけていることを教えてください。

私は歯科技工士だった父の背中を見て育ちましたから、昔も今も「入れ歯治療を頑張らないといけないな」という気持ちは変わりません。当院では、なるべく患者さんのご希望や生活スタイルにお応えできるよう、保険適用の入れ歯から保険適用外の入れ歯まで幅広くご相談に応じております。もちろん、安易に抜歯をして入れ歯を入れることはありません。「本当に歯を残せないのか」「歯の根だけでも残して対処できないか」など、お一人お一人の状況を踏まえて、検討を重ねてから入れ歯作製へ進むことが大切です。一方で入れ歯は、作ってからが第2の治療ともいわれます。入れ歯作製後の使用感や「噛む」「話す」などの日常的な動作も確認しながら、しっかりアフターフォローをしていきたいですね。これから新たに入れ歯を作りたいという方はもちろん、すでにある入れ歯の調子が悪い、噛みにくいなどお困りの方も、ぜひ一度ご相談にいらしてください。

一方、こちらではインプラント治療にも力を入れているそうですね。

山田光彦院長 モリシタ歯科医院4

インプラント治療は森下理事長が担当します。入れ歯の長所としてメンテナンスの容易さや患者さんの体力的・経済的負担が少ないことが挙げられますが、すべての人に当てはまるわけではありません。例えば同じ場所の歯を失ったとしても、年齢や残っている歯の状態によって、インプラントを選択したほうが良い場合もあるのです。一つ一つの治療がオーダーメイドでなければならず、現在の生活スタイルや、持病の有無、今後のライフプランなどに合った治療を都度行っていく必要がある、というのが森下理事長の考えです。メリット・デメリットだけではない、患者さんが5年後・10年後に困らないような先を見据えた提案を大切にしています。

歯を延命するための鍵は「予防」。まずは定期検診を

予防歯科も大切にしていらっしゃいますね。

山田光彦院長 モリシタ歯科医院5

現在は予防の大切さが広く周知され、予防をしなければ歯の寿命が短くなるということは多くの方がご存じだと思いますが、自分事として患者さんに浸透していないのが実情です。そのまま放置しておけば歯は徐々に悪くなっていくこと、患者さん固有の環境に合わせた定期メンテナンスを受けることが予防につながることを、何度も根気強く丁寧に説明し続けていきたいですね。クリーニングを行うスタッフはみんな優秀で、きっちりとお口の中を清掃してくれます。幅広い年代の患者さんが訪れる当院ですから、スタッフはお子さんへの対応、ご高齢の方への対応とそれぞれ接し方も変えるなど柔軟に対応していますので、安心してご来院ください。

院内設備について教えてください。

インプラント治療、マウスピース型装置を用いた矯正など、近年の医療にデジタル機器は欠かせないことから、歯科用CTや口腔内スキャナー、レーザー治療器など、さまざまな設備をそろえています。歯科用CTは歯の状態や顎の骨の状態をより詳しく診ることができ、歯の根っこの先に膿がたまって炎症を起こしていないかどうかや、抜歯予定の歯と顎の神経の位置、インプラントを埋入する際の角度や長さを調べるためなどに使用します。精密な歯型データを採取するのに不可欠な口腔内スキャナーは、従来のようなシリコーンなどによる型採りが不要となるものです。レーザー治療器は出血抑制や痛みの緩和などが期待でき、知覚過敏・歯周病・口内炎の治療などに用います。

地域の方々にメッセージをお願いします。

山田光彦院長 モリシタ歯科医院6

きちんと歯科医院に通院されず、どんどん悪くなり手遅れになってしまった方をたくさん診てきましたし、私自身も「どうしてもっと強くお伝えしなかったのだろう」とたくさん後悔もしてきました。定期的にお口の健康を確認することで、もし悪くなりかけていても早期に対応でき、歯を保つことにつながりますので、定期検診だけは必ずお越しいただきたいですね。歯科医院が怖い、治療に不安があるという方もいらっしゃるかと思いますが、詳細な治療説明やお声がけなどを通して、恐怖心や不安を取り除けるよう努めております。何かお困り事があれば気軽にご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

金属床入れ歯/19万8000円~
ノンクラスプデンチャー/8万8000円~22万円
インプラント/27万5000円~
マウスピース型装置を用いた矯正/66万円~
小児矯正/22万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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