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清水 崇 院長の独自取材記事

みやけ歯科

(伊勢原市/伊勢原駅)

最終更新日:2023/11/14

清水崇院長 みやけ歯科 main

伊勢原市上粕屋の「みやけ歯科」は、同院のシンボルカラーでもあるオレンジ色の看板と歯ブラシを手にしたユニークな猫のロゴマークが目印の歯科医院。穏やかな口調で話す優しい雰囲気の清水崇院長が、伊勢原で2011年に開業した。レーザー治療とインプラント治療を得意としており、一般歯科、小児歯科、矯正歯科まで幅広く診療している。インプラント手術では、メスを使用しない先進のフラップレス手術をはじめ、難しい手術にも対応。ユニット横にキッズスペースが設けられた診察室は、子どもたちの描いた絵が貼られたアットホームな空間となっている。子どもから高齢者まで、幅広い年齢層が通う同院の特徴や清水院長が歯科医師をめざした背景など、さまざまな話を聞いた。

(取材日2020年6月29日)

インプラント治療とレーザー治療を柱に幅広く診療

開院されたのは2011年と伺っています。どのような患者さんが来られますか?

清水崇院長 みやけ歯科1

神奈川歯科大学を卒業してから総合診療科で研修医を勤めた後、三崎や上大岡の歯科医院で経験を積み、2011年に開業しました。地域柄、患者さんの年齢層は60代から上の方が中心で、中には「歯医者さんに来るのは10年ぶりです」とおっしゃる方もいらっしゃいましたが、開院してから10年、皆さんのお口の中が良い状態になってきているなと感じています。お子さんも多いので、お母さんが治療している横で遊べるよう、ユニット脇にキッズスペースを設けています。直接冷房が当たらないように設置したテントは好評のようです。お母さんと子どもたちの通いやすさを考え、その日の治療内容や歯の磨き方、歯を健康に保つための情報が書かれたデンタルノートも活用しています。

猫のロゴマークやオレンジ色の看板が目を引きますね。

もともと猫が好きで、実際に保護施設でもらってきた猫を3匹飼っています。最初にもらってきたときは逃げていた子猫2匹だったのですが、後からもう1匹の兄弟が捕まったということで3匹になりました(笑)。実家でも猫を飼っていたので、昔からたくさんの猫と関わってきましたね。当院のロゴマークは、義理の妹が描いてくれたもので、開院のときに「これにしよう」と決めました。オレンジ色は目立ちますし、あまり歯科医院のシンボルカラーにしているところもないので当初はユニフォームもオレンジにしていましたが、スタッフの意見で今の紺色に変わりました(笑)。

こちらの歯科医院の特徴を教えてください。

清水崇院長 みやけ歯科2

得意としているところは、インプラント治療とレーザー治療です。インプラント治療は開院後に勉強し、症例数を重ねてきました。最近では、入れ歯よりもインプラントを希望されるお年寄りが多いですね。インプラントに関しては、難しい手術まで行っています。 静脈内鎮静法を用いた日帰り手術では、生体情報モニターを導入し、全身疾患がある方にも安心して手術を受けていただけるように環境を整えています。また、メスを使用しないフラップレス手術という先進のインプラント手術にも対応していています。小さな穴を開けてインプラントを埋め込むので、切開も手術後の縫合もありません。痛み、腫れ、出血が少なく、創部の回復が早いというメリットもあります。

歯石取りに特化したレーザーを用いたメンテナンス

インプラントについて教えてください。

清水崇院長 みやけ歯科3

インプラントの良さは「噛みやすさ」にあると思いますね。高齢になってからのインプラントに懐疑的な意見もありますが、歯が残っているほうが大変という場合もあるので、インプラントだから問題が起こるというわけではないと思います。ただ、インプラントを入れることは簡単ですが、入れた後、管理をして残すことが大変です。天然歯より多少難しいかもしれませんが、メンテナンスをしっかりと行うことと定期的な通院によって管理していくことが重要です。

インプラントは治療後の管理が大切なのですね。

歯石はレーザーで除去していくことが可能なので、普段のメンテナンスの際、インプラントの周辺は、歯石を取ることに特化したレーザーを使ってクリーニングを行っています。インプラントだから歯石がつきやすいというわけではないのですが、設計上、どうしてもその位置でなければいけないというケースで不潔域ができてしまうことがあります。そのような場合は、特にしっかりとクリーニングしてあげることが大切です。

先生が歯科医師をめざされたきっかけを教えてください。

清水崇院長 みやけ歯科4

もともと祖父は歯科医師でしたが、戦時中だったため、お医者さんが足りないということで医師に転向しました。曾祖父も歯科医師で、父は医師という医療の家系で育ったので、そういう刷り込みがあったのかもしれませんね(笑)。親族もそうだったので、自然と歯科医師にならざるを得ませんでしたし、それが普通のことでした。ただ、僕は左利きで、大学で使う器具がすべて右利き用だったので、「やっていけるのかな」という不安はありました。でも、そのうち右手でも治療できるようになって、今は両方使えるようになりました。

歯周病治療と訪問診療、新たに2つのニーズに対応

診療で大事にしていることは何ですか?

清水崇院長 みやけ歯科5

自分がされて嫌な治療はやりたくないですね。どうしても痛い時はしょうがないのですが、なるべく優しく治療をしてあげたいなと思っています。例えば、麻酔にしても優しく打つことで痛みが軽減できますし、できるだけ痛みの少ない治療を心がけて工夫をしているところではあります。初診では、口腔内を全部カメラで撮って、どうなっているかを患者さんと一緒に見るようにしています。患者さんの話を聞いて、納得した上で「どうするのか」を患者さんに決めてもらう、患者さんのニーズに合った治療を提供したいですね。

今後、注力していきたい治療は何かありますか?

歯周病治療のニーズが高いので、本格的に歯周病の勉強をしようと考えています。今、虫歯は少なくなってきていて、歯磨きや口臭が気になる人が増えてきているので、歯科衛生士さんと一緒に学んで、力を入れていこうと思ってます。歯周病は予防が大事で、何よりも歯磨きが重要です。歯周病で骨が減ってしまうと歯がグラグラしてきてしまうので、そこを食い止めないといけないですし、歯周病の進行してしまった人はインプラントも入れにくくなります。インプラント治療は土台がしっかりしていないとできないので、お断りするケースも出てきます。歯磨きでは、固めの歯ブラシを使うと歯肉にダメージを与えてしまうことがあるので、なるべくやわらかめでヘッドが小さい歯ブラシで1本1本磨くようアドバイスしています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

清水崇院長 みやけ歯科6

これまでの診療を地道に続けていきたいですね。開院当初から来てくださっている患者さんの中には、最近「通院できないので家に来てください」と言われる方が多くなってきました。訪問診療は今後も増えていくのだろうと思いますね。訪問診療では器具をたくさん持っていけないですし、患者さんは体を支えること自体が大変だったりしますから、歯型を採ったりすることも「大丈夫かな」と配慮しながらになります。そういった訪問診療も勉強していく必要性があると思っています。何でもそうですが、早期発見が大事なので、歯ではなく顎が痛いとか、お口の周辺全体のどこかが痛いなど不具合を感じたら、自分で悩むよりもまずは来院していただけたらいいかなと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円~、小児矯正/22万円~、成人矯正/66万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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