全国のドクター9,201人の想いを取材
クリニック・病院 158,634件の情報を掲載(2024年4月24日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 横浜市西区
  4. みなとみらい駅
  5. みなとみらいアイクリニック
  6. 坂谷 慶子 院長

坂谷 慶子 院長の独自取材記事

みなとみらいアイクリニック

(横浜市西区/みなとみらい駅)

最終更新日:2022/03/28

坂谷慶子院長 みなとみらいアイクリニック main

みなとみらい駅から徒歩1分。クイーンズタワーC棟の8階にある「みなとみらいアイクリニック」は、近視・遠視・乱視など屈折異常の矯正手術を専門とする完全予約制のクリニック。院長で日本眼科学会眼科専門医の坂谷慶子先生は、アメリカの大学でレーシックの研究に従事した、経験豊富なドクター。事前の適応検査の結果や患者のライフスタイル、治療への要望などを踏まえ、適切な治療を提案してくれる。「術後の生活をハッピーに過ごしていただくことが何よりも大切」と朗らかな笑顔で語る坂谷先生に、クリニックの特徴や診療に対する想い、プライベートな話まで、幅広く語ってもらった。

(取材日2021年12月16日)

手術で快適な裸眼生活を

屈折矯正手術専門のクリニックとのことですが、診療内容を教えてください。

坂谷慶子院長 みなとみらいアイクリニック1

近視・遠視・乱視などの「屈折異常」や「老眼」を矯正するには、眼鏡やコンタクトレンズのほか手術による方法があり、当院では後者の屈折矯正手術を専門に行っています。みなとみらい駅直結のクイーンズタワーC棟の8階にあり、術後のリカバリールームからは観覧車やベイブリッジなど、みなとみらいの景色が一望できます。手術を終えた患者さまがこの景色を見て喜んでいただけるといいですね。

どのような患者さんがいらっしゃるのでしょうか。

眼鏡やコンタクトレンズが煩わしいとお感じの方や、職業的な理由で眼鏡ができない、アレルギー性結膜炎やドライアイがありコンタクトレンズが調子良く使えないといった理由で手術をお考えになる方が来院されます。年齢層は20~80代と幅広く、40代以上では老眼でお困りの方が増えてきます。60代以上ではさらに白内障の症状も加わって眼鏡をかけても見えにくいという方も多くなります。当院のホームページを見て直接ご予約やお問い合わせくださる方もいらっしゃいますが、全国の眼科医療機関からのご紹介や、当院で手術を受けた方からのご紹介も多いので、横浜市内や神奈川県内だけでなく、北海道や沖縄など遠方から来院される患者さまもおられます。

屈折矯正手術とは、どのような治療なのでしょうか。

坂谷慶子院長 みなとみらいアイクリニック2

屈折矯正手術には、レーシックなどレーザーによって角膜の屈折を変化させる方法と、目の中に有水晶体眼内レンズを挿入することで屈折を変化させる方法の2つがあります。レーシックは、エキシマレーザーで角膜を削り、角膜の形状を変えていくことで近視や遠視、乱視を矯正します。一方、有水晶体眼内レンズを挿入する方法では、角膜を削らないので、角膜が薄い、強度の近視、軽度の円錐角膜などの理由でレーシックができない方でも手術が適用できる場合が多いです。以前はレーシックが主流でしたが、見え方の質や視力の安定性の高さに期待ができ、術後のドライアイが少ないなどのメリットもあり、最近は有水晶体眼内レンズを選ぶ方も増えています。

ハッピーに過ごせるようベストな提案をしたい

白内障の治療について、教えてください。

坂谷慶子院長 みなとみらいアイクリニック3

当院では、白内障手術にフェムトセカンドレーザーを導入しています。このレーザーを用いることで、水晶体の前嚢切開や核分割、角膜切開をコンピューター制御のもと行うことが可能になり、より高い安全性や精度が期待できるようになりました。水晶体を除去した後に挿入する眼内レンズは多焦点レンズを使用し、術後は遠くも近くも裸眼で過ごせることをめざします。レンズの度数は術前の検査結果を計算して決めるのですが、誤差を生じると術後の裸眼視力に影響します。そこで、手術中にリアルタイムで度数を計測する機器を導入し、必要があれば予定していたレンズの度数を変更して、誤差ができる限り小さくなるよう努めています。

多くの選択肢がある中で、どのように治療を選べば良いのでしょうか。

まずは当院の適応検査をお受けください。視力検査や眼圧検査、角膜の形状や厚みを測る検査、目の細かなひずみ、つまり収差の計測など、さまざまな検査を行って手術適応を判断します。そして適応となる方法についてコンサルテーションを行い、手術のメリット・デメリット、費用などを丁寧にご説明した上で、患者さまにとってベストな手術方法を選んでいきます。また、当院では、術前から術後の経過観察まで同じドクターが担当することが可能で、患者さまの安心感につながっているのではないかと思っています。手術を受けるか迷っている方、屈折矯正手術について聞いてみたいという方もお気軽にお問い合わせください。

診察で心がけていることを教えてください。

坂谷慶子院長 みなとみらいアイクリニック4

手術の一番の目的は、患者さまにハッピーな毎日を過ごしていただくことですので、患者さまにとってベストなご提案をするために、ご本人のライフスタイルやご希望などをしっかりお聞きするようにしています。例えば、近視を完全に矯正すれば遠くはよく見えるようになることが見込めますが、パソコン作業が多い方や、読書が趣味という方、老眼年齢の方などでは、あえて軽い近視を残すほうが向いている場合もあります。特に、老眼年齢の方では老眼鏡を使う前提で近視を完全に矯正するか確認し、なるべく老眼鏡も使いたくないという方には遠いところの見え方はやや劣りますが、軽い近視が残るように矯正する「低矯正」や、片眼は完全矯正もう片眼は低矯正にする「モノビジョン」もご提案しています。

術後何年たっても相談してもらえる関係を大切にしたい

クリニックのこだわりをお聞かせください。

坂谷慶子院長 みなとみらいアイクリニック5

患者さまが安心・安全に治療を受けられるよう、手術室はバイオクリーンルームを採用し、機器のメンテナンスや器具の滅菌をしっかりと行い、1999年の開院以来、徹底した感染症対策を継続しています。また、先進の医療技術を取り入れて、ストレスの少ない手術を行うこと、矯正精度をより高めること、質の高い見え方を提供することにこだわっています。さらに近年の感染症対策として、受付前に自動検温器や手指消毒液、靴底消毒マットをご用意し、院内には飛沫防止用シートや高性能空気清浄機などを追加導入し、安心してご来院いただける環境を整えています。

先生のご経歴を教えていただけますか。

弟が幼い頃、病気で入退院を繰り返していましたので、小学生の時には自然と「医師になって病気の人の役に立ちたい」と思うようになっていました。鳥取大学医学部を卒業し、外科志望だったこともあり眼科を選びました。大学病院や関連病院で眼科全般を勉強し、日本眼科学会眼科専門医の資格を取得した後、アメリカのJohns Hopkins大学に留学してレーシックの研究に従事しました。帰国後は鳥取大学に戻り、角膜疾患、屈折矯正手術を専門に診療し、2006年に南青山アイクリニックに入職、2009年から同じグループだった当院の院長を務めさせていただいております。

お忙しいかと思いますが、どのようにリフレッシュされていますか。

坂谷慶子院長 みなとみらいアイクリニック6

車の運転が好きなので、休日は家族と郊外へドライブに出かけることが多いですね。息子が小さかった頃は公園で一緒に野球や鬼ごっこをしていたのですが、小学校高学年になって私の体力ではついていけなくなってしまいました(笑)。今は主人と息子のキャッチボールをのんびり見守っています。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

年に一度、目の検査をお勧めします。40代以上になると気づかないうちに緑内障や白内障などを発症することがあります。特に緑内障は失明のリスクがあるため、人間ドックや健康診断の眼底検査で早期に発見することが大切です。保険診療を希望される場合は、同じビル内にある同じ医療法人のクイーンズアイクリニックをご紹介しています。当院で手術された患者さまには、見え方が良くても年1回の定期検診をお勧めしているので、中には「術後20年検診」という方も。目の健康を確認させていただくことはもちろん、近況などを伺えることもうれしくて、眼科医としてのやりがいにつながっています。手術前後だけでなく、術後何年経過しても、ご自身やご家族の目のことをご相談いただける関係を大切にしたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

適応検査(角膜検査・収差計測などの精密検査を含む)は治療費に含みます。(他院でレーシック・白内障手術等を受けられた方で、医療機関からの紹介状がない場合は初回検査費用として5000円)
レーシック(両眼)/46万円、有水晶体眼内レンズ手術/片目41万円~、多焦点眼内レンズを使用したレーザー白内障手術(片眼)/82万円、定期検診/術後の翌日検査1200円、1週間後1500円、1ヵ月~6ヵ月 2500円、1年以降3000円

Access