ひばりがおかこどもとアレルギーのクリニック

ひばりがおかこどもとアレルギーのクリニック

平林 靖高院長

頼れるドクター

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病気をコンプレックスと思わないでほしい

―先生はなぜ医師になり、小児科をご専門にされたのですか?

私自身小さい頃から病気がちで、ネフローゼ症候群という腎臓の病気を患い、病院に通い詰めでした。でも先生や看護師さんたちは優しく、安心できましたし、周りの子どもたちも楽しそうにしていると感じていました。そんな雰囲気を自分でもつくりたいな、と思ったのです。ですから医師になろうと決めたその時から、めざすのは小児科でした。

―先生が大切にしている人生観はありますか?

「一病息災」ですね。「無病息災」という言葉になぞらえて、一つ病気があることで人生の幅が広がる、という意味で使っています。人間、病気もなく元気で一生過ごせるのが理想ですが、それはまずありえません。人生も同じで、何事もなく生きていける人などいない。何かあったときに、それに対して真摯に向き合い、考えて行動すれば、次に同じことが起きたときに対処できるようになると思うのです。もし同じようなことで困っている人がいたら共感できるようになります。アレルギーは長くつきあっていく病気だけれども、今は治療さえしていれば、かなり普通に生活できます。病気があることをコンプレックスに感じてほしくありません。前向きに、うまく付き合えるよう支援する医療を提供したいですね。

―先生ご自身が病気を経験されていますので、実感のこもった言葉ですね。

はい。私は、小学生から中学生までは何度も再発して入院を繰り返していましたが、高校生から大学時代は収まっていたので、完全に治ったと思っていました。ところが卒業して研修医としてバリバリ働いていたときに病気が再発。これからというときに口惜しかったですが、でもこうした慢性疾患は、「治すぞ!」と頑張ったからといって治るものではありません。頑張らなくてもいい、薬に頼るところは頼り、病気と共存することを考えました。そういう意味での人生経験は、私は豊富だと思います。

―NICUに勤務されていたこともあるそうですが、そこで得たことは何ですか?

八事日赤(名古屋第二赤十字病院)と城北病院(現:名古屋市立西部医療センター)時代に、NICU(新生児特定集中治療室)に勤務していました。そこでは、新生児の急性疾患に対し、きちんとした治療をしなければ、大きな障害となってしまう可能性があることを目の当たりにしました。クリニックでそんな重症の患者さんを扱うことはほとんどありませんが、私たちの日常においても、検査や処置、声掛け、説明といったやり取りの一つひとつが、精神的にも身体的にも、その患者さんの人生に大きな影響を与える可能性があるということを肝に銘じるようにしています。



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