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近藤 祐 院長の独自取材記事

たいよう歯科

(伊勢原市/伊勢原駅)

最終更新日:2021/10/12

近藤祐院長 たいよう歯科 main

丸みのあるデザインが特徴のガラス張りの壁面から、自然光がふんだんに差し込み、診察室に入った瞬間からその明るい解放感に驚かされる「たいよう歯科」。スタッフの明るい人柄やきめ細かな対応も特徴だ。子ども専用の診療スペースも用意し、広いキッズスペースも設置。楽しい時間を過ごす子どもたちの笑顔もあふれている。「自分も歯科医院が嫌い」と話してくれたのは、院長に就任して8年という近藤祐先生。患者の気持ちがわかるからこそ、嫌な思いをさせたくないとその声にじっくり耳を傾け、丁寧に説明する姿勢で多くの患者の信頼を集めてきた。一つ一つ言葉を選びながら丁寧に語る近藤院長に、同院の特徴や第二の故郷ともいえる伊勢原への思いなど、たっぷりと話を聞いた。

(取材日2021年2月12日)

不安な気持ちに寄り添う丁寧な診療で信頼を集める

「たいよう歯科」の院長に就任されて8年になるそうですね。

近藤祐院長 たいよう歯科1

はい。大学卒業後2年間、会津中央病院で研修医として勤務しながら口腔外科と義歯について学ばせていただきました。その後、埼玉の歯科医院で経験を積み、2013年に「たいよう歯科」の院長に就任しました。実は伊勢原は私の祖父が歯科医院を開業していた町で、祖父の歯科医院もこのすぐそばにありました。伊勢原は、小さい頃からよく遊びに来ては大山に登ったり、祭りに出かけたりしていた思い出の詰まった場所です。父は東京で歯科医院をやっているのですが、祖父の代から親子3代の歯科医師のルーツがこの伊勢原にあると思うと、偶然とはいえ、不思議なご縁に本当に驚いています。微力ながら歯科医療を通じて、伊勢原に恩返しができればと考えています。伊勢原の患者さんはとてもおおらかな方が多くて、私も気持ち良く診療させていただいています。土地柄なのでしょうか、お子さんもみんな素直に口を開けてくれるのでとても助かっています。

近藤先生のわかりやすい丁寧な説明に信頼を寄せる患者も多いと伺いました。

実は私は小さい頃から人見知りで、しかも大の歯医者嫌い(笑)。だから患者さんの不安な気持ちがすごくよくわかるんです。初回の患者さんにはなるべくリラックスしていただけるよう雑談を交えながら、できるだけわかりやすい説明を心がけています。といっても、初対面でいきなり信頼してもらうなんて無理がありますよね。患者さんの気持ちを無理に開こうとしたり何かを押しつけたりすることはせず、なるべく痛くない、歯を削らないで済む治療を丁寧に積み重ねながら、少しずつ信頼関係を築いていけたらいいなと思っています。歯医者の私が言うのも変かもしれませんが、とにかく何度も来なくても済むよう、1回1回の診療を丁寧にしっかりと仕上げるよう心がけています。

幅広い診療を行っているのですね。

近藤祐院長 たいよう歯科2

虫歯や歯周病などの一般歯科から、矯正や審美面に配慮した治療まで幅広く対応しています。数としては虫歯や義歯の治療で来られる患者さんが多いのですが、近年はマウスピース型装置を用いた矯正にも力を入れており、今まで矯正をためらっていたお子さんや女性からのご相談も増えてきています。また、治療が終わると、お口の状態を維持しようとメンテナンスに通ってくださる患者さんも増えてきました。最近の歯科医療は昔ながらの保険診療から、見た目や機能、素材にこだわった自由診療まで選択の幅がかなりありますが、私たちの願いは歯科医療を通じて患者さんに健康になっていただくこと。患者さんに笑顔でお帰りいただけるよう、幅広いニーズにお応えしながら、どのような治療も心をこめて一つ一つ丁寧に行わせていただいています。

矯正からセラミックを用いた治療まで幅広く提供

マウスピース型装置を用いた矯正について詳しく教えてください。

近藤祐院長 たいよう歯科3

透明で目立ちにくく、取り外しも可能なマウスピース型装置を使って歯列を矯正する方法で、痛みが少ないことが特徴です。矯正中の見た目を気にされる女性や、痛みを嫌うお子さまでも取り入れやすい方法でしょう。当院では3Dスキャナーによる型採りを行っており、短期間で精度の高さを追求したマウスピース型装置をご提供することが可能。従来のワイヤー矯正のように装置が外れてしまうなどのトラブルも少なく、ご自身でマウスピース型装置をつけ替えることで調整できるので、1〜3ヵ月に1回程度と通院回数が少なく済むことも利点です。マウスピース型装置を用いた矯正の広がりとともに、対応できる症例の範囲も広がっていますので、以前矯正を諦めたという方にもご検討いただいています。

セラミックを用いた治療も価格に配慮して提供されているとか。

セラミックを使った治療は、保険適応となる素材を使った治療と比べても再発予防の意味で有用だと考えます。より虫歯になりにくい環境を整えることが図れるので、歯を残すためにもぜひ選択肢に入れていただきたいのです。しかし、現状では自費診療となるため、患者さんの自己負担が大きくなってしまうデメリットも。再治療を避けられれば、長い目で見れば負担は大きくないとは思うのですが、最初の入り口としてできる限り多くの患者さんにお選びいただきたいと、可能な限り価格を抑えてご提供させていただいています。

訪問歯科診療も行っていらっしゃるのですね。

近藤祐院長 たいよう歯科4

はい。高齢者施設からのお声がけもいただき、通院が困難な患者さんを診させていただいています。訪問診療の充実をめざして、院内の設備を増強したり、講習会を受けたりして、厳しい基準をクリアし、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所にも届け出済みです。訪問診療では虫歯や歯周病の治療に加えて、入れ歯の調整を希望される方が多くいらっしゃいます。入れ歯の調整をするのとしないのとでは食事の快適さが大きく違います。食事で栄養を取れることは、健康に暮らすうえで欠かせないことですから、気になるようならぜひ気軽にご相談いただきたいと思います。

子どもから大人まで、良い歯を守り地域の健康を支える

キッズクラブ「子どもの歯を守る会」も続けていらっしゃいますね。

近藤祐院長 たいよう歯科5

1歳から中学生までのお子さんを対象に、会員制の「子どもの歯を守る会」を運営しています。歯磨き指導から定期検診まで、成長のペースに合わせた適切なサポートで虫歯を未然に防ぎ、お子さんの未来の健康を守っていくためのシステムです。成長期のお子さんは顎の形状が大きく変化するだけでなく、乳歯から永久歯に生え変わるなどお口の中の環境は大きく変化します。乳歯を虫歯にしてしまうと、永久歯に悪影響を及ぼしてしまうこともあるのです。お口の健康は全身の健康に直結しています。小さい頃から正しいケアの方法をお母さんと一緒に学んでいただき、ご褒美をもらったりしながら楽しく通っていただくことで、歯医者は痛くて怖いところだと思うことなく、大きくなってからも定期的に通っていただければうれしいですね。子どもの歯への予防意識はまだ決して高いとは言えません。こうした仕組みをきっかけに予防意識が広がればと思います。

患者さんから言われてうれしかった言葉を教えてください。

やはり患者さんにうれしそうな笑顔で「ありがとう」と言っていただいた時はとてもうれしいですね。印象に残っているのは、歯が悪くて思うように食べられず、長年、つらい思いをされてきたとある患者さんのことです。治療後、とても喜んでいただけたことが本当にうれしかったですね。

最後に読者にメッセージをお願いします。

近藤祐院長 たいよう歯科6

よく「良い歯医者の選び方のコツを教えてほしい」と聞かれるのですが、私にとって良い歯医者は、患者の話をじっくり聞いてくれて、時間をかけて丁寧に診てくれる先生。どんなに評判が良くても、時間に追われるような慌ただしい先生に治療を受けたいとは思いません。こんなふうに、一人ひとりに好みやこだわりがあると思うんです。だからまずは実際に会って、話を聞いてみて、何か違うと思ったら無理して治療を受けなくてもいいんです。ぜひ、ご自分に合う先生を見つけてほしいですね。時々、「お見せするのも恥ずかしいのですが」とたいへん恐縮される患者さんがいらっしゃいますが、われわれはあくまでも診療の対象としてお口の中を見ているので、それが誰の口の中だろうと、どのような状態だろうと関係ありません。新型コロナウイルス流行前から感染対策にも注力してきました。不安な気持ちもよくわかりますが、安心して気軽にご相談いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックを用いた治療/4万円〜
小児のマウスピース型装置を用いた矯正/70万〜
※詳しくは医院までお問い合わせください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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