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曾我部 聡 院長の独自取材記事

そがべ歯科クリニック

(富士見市/ふじみ野駅)

最終更新日:2023/01/23

曾我部聡院長 そがべ歯科クリニック main

東武東上線ふじみ野駅から歩いてすぐ。駅前の大通りに面したビル2階にある「そがべ歯科クリニック」。タイル貼りで間接照明に照らされた落ち着いた雰囲気の待合室はゆったりとしていて居心地が良い。キッズスペースもあり、子ども連れでも安心して診療を受けられる。院内は患者とスタッフの動線がぶつからないよう工夫され、診療室は個室でプライバシーへの配慮が行き届いている。「予防ブースにはクリーンなイメージのブルーを使い、一般治療がメインの診療室は暖色系にして不安や痛みが少しでも和らげられるようにという点も工夫しました」と曾我部院長。「患者さまのすべてのニーズを満たす歯科医療」をめざしており、設備や機器も吟味し、必要なものは導入をためらわないという院長に、診療に対するこだわりを聞いた。

(取材日2015年7月14日)

院長自ら設計や施工に携わった居心地の良い歯科医院

ホテルのような雰囲気の待合室ですね。

曾我部聡院長 そがべ歯科クリニック1

8年ほど前に改装いたしました。それまでは半分の敷地だったのですが、開業して10年近くたって患者さんが増えてきたのと、メンテナンスや予防歯科専門のブースと顕微鏡やCTを使ってじっくり精密治療ができる診療室をつくりたかったので、空いていた隣のテナントとつなげて広くしました。歯科医院っぽくない斬新なデザインにしたくて、内装の仕事をしている同級生と一緒に設計を考えましたね。自分で土間のタイルを貼ったりもしたんですよ。工事期間がお正月だったのであまり業者さんに仕事を押しつけるのも申し訳ないな、と思って徹夜して作業したり、思い出深いですね(笑)。

ここに開業されたのはなぜですか?

実家が埼玉県で、この辺りに住んでいる友達も大勢いたこともあり、以前から土地勘があったという点が大きいですね。まだふじみ野駅ができる前の畑ばかりだった頃からよくこの辺りで遊んでいました。その後駅ができて、5年くらいたった時に開業しました。ファミリー層が多く住んでいる地域なので開業当初はお母さん方とそのお子さんが主な患者層でしたね。今でも多いのはその層ですが、長年ここで開業していますので、年とともに患者さんの幅が広がりました。午前中はご高齢の方、午後はお子さんや主婦の方、夜はお勤めの方といった具合に、年齢も性別も満遍なく来院いただいています。特徴としては、痛いときだけ来るというよりは、しっかり全体を診て治してほしいという、デンタルIQが高い方が多い印象ですね。

開業される以前のご経歴を教えてください。

曾我部聡院長 そがべ歯科クリニック2

松本歯科大学を卒業した後、大学の先輩の歯科医院に勤務しながらさまざまな勉強をさせていただきました。その先輩は矯正を専門にされていたので、外部の歯科医院に矯正歯科医師として出向くことが多かったのですが、そこにアシスタントとしてついて回ったことで、いろいろな歯科医院のやり方や考え方を知ることができました。先輩はとても懐の深い方で、患者さんとのコミュニケーションや院内の雰囲気づくりに学ぶべき点がとても多く、その頃の経験が今の当院の診療方針の基本になっています。

「患者のすべてのニーズを満たす歯科医療」をめざす

新たに精密治療用の診療チェアを導入したと聞きました。

曾我部聡院長 そがべ歯科クリニック3

はい。より精度の高い診療ができるように、拡大鏡や顕微鏡を使いやすいチェアを導入しました。これには根管治療に特化した機械が入っていて、例えば超音波で根管の深さを測定しながら自動で汚れをかき出すことができます。またモニターに拡大鏡の画像を映し出せるのでアシスタントがサポートしやすかったりと、これのおかげで集中して精密治療を行えるようになりました。治療の精度を上げるためのこうした工夫は、歯科医師として当たり前の努力だと思っています。特に根管治療は精密な治療が必要になりますね。

診療に対するこだわりを教えてください。

プロフェッショナルな開業医として「患者さまのすべてのニーズを満たす歯科医療」をめざしています。そのために、まず患者さんのお口の中のどんなお悩みにも対応できるように準備しておくことが重要だと考えています。精密治療用の顕微鏡や拡大鏡などの機器を導入することもその一端です。私が歯科医師になりたての頃はほぼ指先の感覚だけで治療していました。虫歯の進行具合も裸眼で診断するしかなく、当然限界がありました。それが機器を使うことで見えるようになるのであれば導入しない手はないですよね。削る範囲を最小限に抑えられたり、それまでは抜かないとわからなかった部分も見えるので適切に診断が下せますし。CTやレーザーなども診断と処置の精度を上げたいという理由で導入しています。使える技術を患者さんに正しく還元する、ということは常に心がけています。

「プロフェッショナルな開業医」として患者さんと接するときにどんなことを心がけていますか?

曾我部聡院長 そがべ歯科クリニック4

患者さんのニーズをきちんと把握することですね。こちらから治療法を押しつけるのではなくて、患者さんが本当は何を望んでいるのかを察してそれにお応えすることが一番重要です。お話ししているときの表情や治療中の反応などを注意深く見ながら、どんなことでお困りなのか判断しています。セカンドオピニオンで来院される患者さんにも、なるべくフラットな目線で、客観的な意見を述べるように。そのためには、患者さんから自然と本音を引き出せるような環境づくりが大切だと思っています。診療室を個室にしてあるのもその一環ですね。患者さん同士が顔見知りということも多いですから。

いつまでも患者から必要とされる歯科医師でありたい

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

曾我部聡院長 そがべ歯科クリニック5

実は、大学受験直前まで文系志望だったんです。それが、おそらく受験のストレスで肺に穴が開く病気にかかりまして。ある時、いきなり息ができなくなって、死の恐怖を味わいました。それで病院にかかってドクターに治療してもらったのですが、その時に、人から感謝される医師という職業はとても素晴らしい、と感じたんです。それからすぐに医療系の大学を探しました。それで母校の松本歯科大学に進学したんです。2月に思い立って4月には長野に住んでいましたからね。まさに急転直下。卒業した後に同級生と会った時にも、「お前、なんで歯医者なんてやってるんだよ」と驚かれましたよ(笑)。

印象に残っている患者さんはいますか?

接し方がとても難しかった歯医者嫌いの男の子でしょうか。隣のビルの辺りからわんわん泣きながら歩いてきて診療室にいてもその子が来るのがわかるくらい。診療中もずっと泣いているので本当に大変でした。それが、今は高校生になって1人で通ってくれています。そういう、お子さんの成長に立ち会えるのはなんだかうれしいですね。結婚して遠くに引っ越した後も、「先生に診てもらいたくて」と言って通ってくれる方もいて、そういう言葉を聞くと、歯科医師になってよかったと思います。

リフレッシュ方法などはありますか?

ロードバイクで走ることですね。まだ息子が小さかった時に、自転車で送り迎えするのがすごく楽しくて。その頃は普通のシティサイクルに乗っていたのですが、もう少しスポーティーなのに乗りたいな、と思って自転車屋に寄ったところ、真っ赤なロードバイクに一目惚れしてしまって。それ以来すっかりロードバイクにはまってしまいました。自宅が都内にあるのですが、天気がいい日は朝はロードバイクを車に積んで出勤、帰りはロードバイクで走って帰るとか、時間があればふらっと奥多摩まで行ってみたりとか。子どももロードバイクに乗っているので、一緒に走ることもありますよ。今はそれが一番のリフレッシュ方法です。

読者にメッセージをお願いします。

曾我部聡院長 そがべ歯科クリニック6

私は、痛がっていた患者さんが痛くなくなって笑顔で帰ってくれることが何より大好きなんです。ですから、患者さんにいつまでも必要としてもらえるような歯科医師であり続けられるよう、日々精進したいと思っています。メッセージとしては、今までであれば特定できなかった痛みの原因も、優れた機器で発見できるケースが増えてきています。もちろん、100%原因が突き止められるとは限りませんが、それでも真摯に対応いたします。違和感がある方は設備の整った歯科医院に一度でもいいから精査のために来院しに来てくださいね。

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マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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