全国のドクター9,363人の想いを取材
クリニック・病院 161,015件の情報を掲載(2021年3月06日現在)

  1. TOP
  2. 兵庫県
  3. 神戸市中央区
  4. 岩屋駅
  5. きむ耳鼻咽喉科
  6. 皮下免疫療法と舌下免疫療法でアレルギー性鼻炎の根治をめざす

皮下免疫療法と舌下免疫療法で
アレルギー性鼻炎の根治をめざす

きむ耳鼻咽喉科

(神戸市中央区/岩屋駅)

最終更新日:2021/02/18

Main Main
  • 保険診療

くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が出るアレルギー性鼻炎。大人だけでなく子どもの患者数も年々増えているといわれているが、症状がひどくなると日常生活にも影響を及ぼし、他のアレルギー疾患を併発してしまう可能性もあるという。症状を抑えるための薬では根治は難しく、眠気が起きるなどの副作用に悩む人もいる。そんな中、アレルギー体質そのものを改善することを目的としたアレルギー免疫療法に注目が集まっている。アレルギーが専門で免疫療法を得意とする「きむ耳鼻咽喉科」の金泰秀院長に、アレルギー性鼻炎とその治療法について詳しく聞いてみた。(取材日2021年1月18日)

症状や原因、生活スタイルに合った治療法を見つけることが大切

Qアレルギー性鼻炎とはどんな病気ですか?
A
1

▲アレルギーが専門で免疫療法を得意とする金院長

アレルギー性鼻炎とは、花粉やダニなどのアレルゲンが鼻に入り、鼻粘膜でアレルギー反応を起こす病気です。主に、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状が現れます。季節性アレルギー性鼻炎と通年性アレルギー鼻炎の2つがあります。前者は花粉症と呼ばれスギやヒノキ、ブタクサなどの植物の花粉などが原因で、後者はダニやほこりといったハウスダストなどが原因となって発症します。ここ数年、アレルギー性鼻炎の患者は増加傾向にあり、最近では子どもにも多く見られています。鼻炎の症状は年々、重くなることがあるので、早期の治療が大切です。

Qアレルギー性鼻炎を放っておくと、どんなリスクがあるのですか?
A
2

▲アレルギー性鼻炎は早期の治療が重要だという

くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状が続くと、つらいだけでなく、思考力が低下したり、イライラ感が増すなど日常生活にも支障が出てきます。季節性アレルギー性鼻炎に比べ、通年性アレルギー性鼻炎の場合は、恒常的に症状が出ているため、病気を自覚しにくく治療が遅れるという特徴もあります。しかし、そのままにしてしまうと、他のアレルギー疾患を併発したり、鼻づまりで睡眠不足や集中力の低下を起こしたり、さらには口呼吸によりのどを傷めやすくなる場合があります。薬物治療を続けても改善に向かわない場合は、根本的な原因にアプローチするアレルギー免疫療法を検討するとよいでしょう。

Qアレルギー免疫療法とはどのような治療でしょうか?
A
20210128 3 1

▲アレルギー免疫療法について説明する金院長

症状を和らげることが目的である薬物療法とは違い、アレルギー性鼻炎そのものを治すことをめざします。まず、血液検査で原因となるアレルゲンを特定し、そのアレルゲンを少量ずつ体内に投与することで、身体をアレルゲンに慣らしていく方法で、主にスギ・ダニに対して行われます。免疫療法には「皮下免疫療法」と「舌下免疫療法」の2種類があります。いずれも3年~5年の治療期間が必要で、治療期間が長ければ長いほど、治療効果の持続が期待できます。アレルギーの原因が特定できない場合や妊娠を希望される場合や内服薬の効果がない場合は、手術という方法もあります。

Q皮下免疫療法と舌下免疫療法について詳しく教えてください。
A
20210128 4

▲生活スタイルに合わせて治療法が選べるのも同院の魅力

「皮下免疫療法」は、皮下注射によりアレルゲン投与を行います。まずアレルゲンの量を増やす増量期があり、当院では週2回通院で2~3ヵ月、週1回通院で半年かけて維持量に到達。その後維持期には月1回の通院となります。アナフィラキシー反応が出る危険性があり、専門家のもとでの投与が必要です。「舌下免疫療法」は、舌下に薬を投与します。これを1日1回、ご自宅で毎日続けます。皮下免疫療法より舌下免疫療法のほうが副作用は少ない傾向があります。投与前後2時間は激しい運動や入浴、アルコール摂取ができず、患者さん自身の管理や治療への理解が必要です。5歳以上から治療が可能なので、小学生のうちに始めることができます。

Qこのクリニックの治療の特徴を教えてください。
A
5

▲患者一人ひとりに寄り添った丁寧な治療を心がける

日本アレルギー学会アレルギー専門医として、免疫療法や手術など幅広い治療法に対応するとともに、お薬の種類も眠気にお困りの方には漢方薬、服用薬が苦手な方には貼り薬と豊富に用意しています。アレルギー性鼻炎の治療は継続が重要ですので、症状や原因、生活スタイルによって、適した治療を選んでいただきたいと思います。また当院では、開院当初から皮下免疫療法を行ってきました。子どもの場合は、近隣の病院と連携して1週間の入院でアレルゲンを集中投与し増量期を短縮させ、通院の負担を減らすこともできます。また、既存治療で効果不十分な重症な花粉症の方に、花粉シーズン中に抗IgE抗体製剤の保険診療が可能となりました。

ドクターからのメッセージ

金 泰秀院長

アレルギー免疫療法は手間や時間がかかる治療です。そのため、治療を受けるかどうか悩まれている方も多いでしょう。しかし、放っておくと治療がどんどん難しくなってしまいます。まずは、アレルギーを専門とする医師に相談することをお勧めします。もし、これまでに採血検査をされたことがあれば、その結果をもとに当院でどのような治療ができるかお話を聞かれるだけでも可能です。また、鼻はとても敏感な部分。診察時に、触られるのが怖いという方も多くいらっしゃいます。できるだけ痛みを感じないような対応を心がけていますので、安心してお越しください。

Access