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本間 大策 院長の独自取材記事

本間歯科診療所

(久留米市/南久留米駅)

最終更新日:2024/02/08

本間大策院長 本間歯科診療所 main

西鉄バス松山バス停の目の前にある「本間歯科診療所」は2009年11月に開院。一般歯科領域において幅広く診療経験を積んできた本間大策院長がめざすのは、患者一人ひとりに応じたオーダーメイドの治療で「一生自分の歯で噛める」ためのサポートだという。そのため歯磨き指導をはじめとした予防や、歯の欠損を補うためのインプラント治療による噛み合わせづくりに注力している。「それぞれの口腔内の状態に合わせて、不必要な診療は行わないというのが私の診療スタイル。噛み合わせで困っている方はぜひご相談ください」と呼びかける本間院長に、これまでのキャリアをはじめ、診療において重視しているポイント、インプラント治療などについて詳しく話を聞いた。

(取材日2021年12月22日/情報更新日2024年2月6日)

御典医の家系として地域の医療に貢献を

開院までの経緯と久留米エリアを選んだ理由についてお聞かせください。

本間大策院長 本間歯科診療所1

1998年に福岡歯科大学を卒業後、佐賀県鳥栖市や久留米市の歯科医院で勤務し、2005年には大善寺駅の近くで開業しました。その後、一般歯科での勤務を挟み、2009年11月に地元である久留米市で改めて開業したのが今の「本間歯科診療所」です。祖先は有馬藩の御殿医で、私の代で12代目。ですから地域に貢献したいという思いも強かったのだと思います。この場所はもともとおまんじゅう屋さんでリフォームしたのですが、バス停が目の前にあり、駐車場も確保できたので、患者さんのアクセスも良いのではないでしょうか。

どういった主訴でいらっしゃる患者さんが多いのでしょうか?

どこの歯科でも大きく変わらないとは思いますが、歯が痛い、噛めないという主訴が多いですね。地域的にも虫歯や歯周病を放っておいてしまい、比較的病状が進行してしまった状態で診療にいらっしゃるケースが多々あります。年代では60代以上の方が中心なので、ブリッジやインプラント、入れ歯といった義歯に関する相談も多い印象です。またメンテナンスでいらっしゃる方もいますが、歯科医学的な見地から判断してリスクが高くない場合は1年に1度と期間を大きく空ける場合もありますし、歯周病がある人やセルフケアに課題がある人に関しては定期的に来ていただいています。

先生が掲げていらっしゃる診療コンセプトについて教えていただけますか?

本間大策院長 本間歯科診療所2

私がめざすのはまずは「一生自分の歯で噛める」ためのサポートです。まずは保険診療で対応できるところは保険診療でしっかりと治療し、その上で足りない部分に関しては自費診療を提案するようにしています。インプラントをはじめとした自費診療に関しては経済的に難しい患者さんもいらっしゃいますし、なるべくコストダウンできるように配慮しています。多くの方に治療を受けてもらうのが歯科医師の使命。治療の必要性があると判断した際に、さまざまな選択肢を提示して患者さん自身に選んでもらうということを重視しています。

虫歯や歯周病の予防からインプラントまで幅広く対応

患者さんと向き合う際に重視されているポイントはありますか?

本間大策院長 本間歯科診療所3

当たり前ですが、最初に主訴を取り除いてあげることを重視しています。しかし実際には歯磨きが得意ではない人もたくさんいらっしゃいますし、治療前のセルフケア指導も必要です。セルフケアができていない状態で治療に入ってしまうと、結果として予後が悪くなって虫歯などが再発してしまうリスクも高まるため、治療開始前の歯磨き指導は欠かせません。また治療ごとに口腔内の写真を撮影し、口の中の状態、治療の経過などを患者さんに見ていただくことを徹底しています。言葉で説明するよりも実際に見てもらったほうが、治療に対する患者さんの理解も進みますし、歯周病の治療においては腫れていた歯茎がどのように変わっていくのかを見ることでケアに対する意識も変わってくるでしょう。そうした意味からも記録を取ることを大切にしています。

注力されている診療についても教えてください。

一つは噛み合わせに注意するようにしています。噛めるようにしてほしい、というニーズでいらっしゃる方が多いです。まずは患者さんの口腔状況を把握して経済状況を聞いた上で、ブリッジやインプラントなどの治療を行い、きちんと噛める、食事が取れる噛み合わせにしていくことが私の仕事です。もう一つはやはり予防です。私がお勧めしている歯磨きは、単に歯ブラシを横に動かして磨くだけではなく、歯と歯の間につまようじのように歯ブラシを押し込んで磨く方法。こうすることで歯の隙間がしっかりと磨けて、出血や腫れも次第に引いていくと期待できるんですよ。治療においては口腔内スキャナーを活用して、きちんと削れているか、詰め物に気泡が入っていないかを確認しながら進めていくようにしています。

インプラント治療の経験も豊富だそうですね。

本間大策院長 本間歯科診療所4

多くのインプラント手術を経験してきましたので、埋入自体は1本あたり7〜8分程度、複数本入れる場合でも30分程度でしょうか。早く処置をしていくことで、術後の腫れの予防にも努めています。そのため術前の画像診断を慎重に実施し、手術前に念入りにシミュレーションを行っています。インプラント治療には骨の状態が大きく影響するのですが、骨が硬すぎるのは血流が悪い証拠。インプラント体が定着しにくくなりますので、あえて緩くつけておいて定着を促すなどの工夫もしています。また、インプラント体については10年、補綴物に関しては5年の保証期間を設定しています。

「町の補綴屋さん」として噛み合わせを守っていく

改めて歯科医師をめざしたきっかけについて教えてください。

本間大策院長 本間歯科診療所5

やはり長く続く医師家系なので、以前から医師か歯科医師になりたいと思っていました。小さな頃から指先が器用で指も細長く、歯科医師に向いていたのかもしれません。実際に診療に携わる中で、自分のこだわった噛み合わせがつくれたらやりがいを感じると思います。仮歯の時からしっかりと噛み合わせをつくり、1ミリに満たない単位で細かく調整していきますからね。仮歯がうまくいかなければ、実際の補綴物もうまくいくはずありません。当診療所にはなかなか噛み合わせの不具合が解消できずに、何軒も相談してからいらっしゃる方も少なくありませんので、そういった患者さんたちが再び噛めるようになり、食事を楽しむことができるように頑張っていきたいですね。

今後の展望などがありましたらお聞かせいただけますか?

この先、人の体が大きく変化することはありませんし、歯科治療については大きな進歩も遂げた円熟期に入っているので、改めて何か新しいことにチャレンジしていくというよりは、これまでの診療を丁寧にしっかりと続けていきたいと考えています。当診療所では噛み合わせを重視していくことが大事だと思っていますから。体が動くうち、あと20年くらいはこちらでの診療を続けていきたいですね。その後は自分の意思を継いでくれる若い先生に譲りたいと思っています。

最後に地域の方や読者へメッセージをいただけますか?

本間大策院長 本間歯科診療所6

個人的には歯科医師というよりは町の補綴屋さん。噛み合わせをつくっていくのが仕事。ですから噛み合わせで困っている、なかなか解消しないという方はぜひご相談ください。また小さなお子さんであっても、適切な歯磨きを身につければ虫歯予防につながっていくでしょうし、将来歯で困るケースも少なくなると思いますよ。歯科医院には頻繁に通わないといけないというイメージを持っている方も多いでしょうが、関わり合いの仕方にも配慮し、歯科医師の介入が不必要であれば必ずしも診療を勧めることはしません。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/17万円〜

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