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信原 聡美 院長の独自取材記事

皮膚科・美容皮膚科 のぶはらさとみクリニック

(京都市左京区/国際会館駅)

最終更新日:2021/10/12

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京都市営地下鉄烏丸線の国際会館駅から徒歩15分。のどかな田園風景と新興住宅地が広がるエリアに「皮膚科・美容皮膚科 のぶはらさとみクリニック」はある。院長の信原聡美先生は神経内科の医師として研修を終えた後、皮膚科の医師に転身した経歴を持つ。複数の病院で勤務医としての経験を重ね、2009年に同院を開業した。以来10年間さまざまな皮膚の診療や、肌の悩みを軽減するための美容皮膚科の診療に取り組んでいる。話上手で親しみやすい人柄も相まって、地域の老若男女が日々クリニックを訪れているようだ。今回は信原院長に医師をめざしたきっかけや、大切にしている治療方針、めざすクリニック像についてなど、たっぷりと話を聞いた。

(取材日2020年1月22日)

患者の不安を払拭できる医師になりたい

先生が医師をめざしたきっかけを教えてください。

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小学生の時に肺炎で入院をしていたことがあるのですが、今思えばその時の経験が医師をめざすきっかけと言えるかもしれません。抗生剤の点滴をしたら、ひどい薬疹の症状が出てしまったんです。全身が腫れあがり顔はパンパン、全身に紫斑が出てしまいました。そんな時、主治医の先生が私の母に「ちょっとお話があります」と言って2人で別室へ。その様子を見て「本当に私は大丈夫なのかな」と、子ども心にすごく不安になりました。その時、もし自分が将来医師になったら、こういった患者の不安感を払拭できるかもしれないと思ったんです。とはいえ医師は簡単になれるものではないということもわかっていました。高校生になり進路を考えた時、改めて医療の道に進むことを決意しました。薬剤師も視野に入れましたが、より人と接する仕事ができたらと医学部をめざしました。

大学卒業後は神経内科の医師として勤務していたのですね。

福井医科大学(現:福井大学医学部)の在学中は、内科か皮膚科の医局を視野に入れていました。1994年に京都大学神経内科に入局し、京都大学医学部附属病院や京都第一赤十字病院で2年間研修をしました。入院患者さんの急な病状変化に緊急連絡を受けて病院へ向かったり当直があったりと、とにかく忙しい毎日。今でこそ産休や育休、子育てとの両立を支援するサポートがたくさんありますが、当時はそれほどでもなかったので、結婚・子育てを視野に入れると神経内科の医師を続けていくのは難しいと考え、次にめざしていた皮膚科に転科したのです。1996年に京都大学皮膚科に入局し、あらためて京都大学医学部附属病院の研修医となりました。

そのようなご経験は、今にどのようにつながっているのでしょう。

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皮膚科の医師としてのやりがいは、皮膚を観察することで病気がわかることです。また局所的な皮膚疾患だけでなく全身疾患と関係する皮膚症状も多いので、皮膚科と内科は切り離せるものではありません。例えば内科疾患の患者さんなら、どういう検査・治療をしていて、どういう薬を使っているかにより皮膚科の治療内容も変わってくるんです。内科で学んだことは今の皮膚科の診療にも生かされていると感じます。

一人ひとりのライフスタイルを聞き取ってアドバイス

開業までの経緯を教えてください。

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北野病院や宇治徳洲会病院、京都大学医学部附属病院での勤務を経て、2004年に医療法人康生会城北病院(現:北山武田病院)に赴任しました。ここは一般皮膚科診療に加えて、しみやしわなどの美容診療も行っていたんです。それまで一般皮膚科としての経験だけでしたので、美容診療との違いを知ったときは目からうろこでしたね。一般皮膚科では短時間の間に診断し薬を処方することになりますが、美容診療においては患者のライフスタイル、スキンケア、仕事などもよく聞いて治療していくため、踏み込んだ話も必要になります。それが今のクリニックに一般皮膚科と美容皮膚科を設けることになったきっかけです。2009年に自分の診療方針でクリニック運営をして行きたいと思い開業しました。当時はこのエリアに住んでいたので街の雰囲気を知っていたこと、通いやすさ、このエリアに皮膚科が少なかったことなどから現在の場所を選びました。

診察時に心がけておられるのはどんなことですか?

一人ひとりの話をよく聞くことですね。皮膚はその方の生活習慣、嗜好、食べ物、ファッションなどと、すごく密接に関係しています。そのため診療時にきちんとコミュニケーションを取り、結果処方する薬が変わらずとも、どうしたらより良くなるのか、想像力を膨らませることが大切だと思っています。例えば赤ちゃんのおむつかぶれで来院された場合、お母さんに「清潔にするためアルコール成分の入ったウェットティッシュでお尻をゴシゴシ拭いたりしていませんか?」とお尋ねして、ぬるま湯で洗い流したほうがいいですよとアドバイスしたり、首周りのかゆみで来院された方によく話を聞いてみるとタートルネックのひだひだが刺激になっていることがわかったり。患者さんの話をじっくり聞いて受け入れ、適切な治療法を提案してあげることが私の役割だと思っています。

どんな患者さんが多く来院されますか?

赤ちゃんから高齢の方まで、地域にお住まいの幅広い年齢層の方がいらっしゃいます。一般皮膚科の主訴はさまざまですが、お子さんだと特にアトピー性皮膚炎やとびひ、ウイルス性のイボ、若い方だとニキビ、高齢者だと乾燥によるかゆみが多いですね。またうおのめやたこの処置や、爪が切れないといった内容で来院されるケースも増えています。一人暮らしの方も多いですから、ご自身で日常のケアができない方にも対応しています。美容皮膚科の相談もありますね。

美容皮膚科を受診する患者さんはどのような症状で来られるのですか?

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年齢を重ねると出てくる、しみ・しわといった肌の悩みなどです。美容皮膚科へは40代から70代のそんな悩みを改善したいと考える方が中心に訪れています。悩みに合わせて各種レーザーによるケアなどを行いますが、一人ひとりの肌の状態をしっかりと診断した上できれいにしていくのが皮膚科医師としてのスタンスです。例えば乾燥傾向に陥りやすい肌の方にはケミカルピーリングをあえてお勧めしないなど、より患者さんに合った治療をご提案させていただいています。またここは京都市の中心部から離れているので、街中のクリニックへ行くのはハードルが高いと感じている方も少なくありません。「いつも行っている近所の皮膚科がやってくれる」という親しみやすさも感じていただけていると思います。

研修医時代の初心を忘れず、患者に丁寧に向き合いたい

先生ご自身は美容についてはどのようにお考えですか?

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美容のモットーは、細く長く継続することが大事だということです。エイジングは避けることはできないので、例えば高価な治療や化粧品を短期的に使うのであれば、ちょっとしたケアを毎日続けるほうがいいと思います。とはいえ、私は基本が面倒くさがり屋ですので、美容で気をつけていることと言えば保湿と日焼け止めだけ。保湿は皮膚のバリア機能を保つため、朝と晩の2回はしっかり行います。また最近は紫外線が肌のしみやしわの引き金になっている「光老化」がメディアでも注目されています。外出時には日焼け止めを欠かさず、こまめに塗り直すことが大切だと思います。さらに、化粧品は良かれと思っていろんなものを使い過ぎるのもトラブルのもと。セット買いをするのではなく、1本1本自分の肌に合うものを試して選んでいってほしいですね。

先生の趣味やプライベートの過ごし方などを教えてください。

歌舞伎が大好きで、よく京都や大阪の舞台に足を運んでいます。あとは料理でしょうか。耳鼻科の医師をしている主人が単身赴任をしているので、週末帰ってきたときに料理をしたり、お弁当を作ったり。キッチンで作業をしていると気分転換にもなりますよね。得意料理は時短料理です(笑)。

今後の展望を教えてください。

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初心を忘れず、皮膚を通して患者さんの悩みを解決していきたいと思っています。実は最近、神経内科の研修医時代に入院していた方からいただいた手紙や写真が出てきたんです。その手紙には、毎日足を運んでくれたり悩みを聞いてくれたことへの感謝の気持ちが書いてありました。もちろん今も一生懸命患者さん一人ひとりと向き合っていますが、改めてその手紙を読んで、初心を忘れないように患者さんと丁寧に向き合おうと思いました。開業してから10年、少しずつ地域になじんできたと感じています。皮膚のトラブルがありましたら、気兼ねなく相談していただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみのケア/3mm未満:3000円、3mm〜1cm未満:8000円、ケミカルピーリング/顔:6000円

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