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斎藤 博 院長の独自取材記事

さいとう歯科

(吹田市/岸辺駅)

最終更新日:2021/10/12

斎藤博院長 さいとう歯科 main

吹田市と茨木市を結ぶ通称・産業道路の岸部中一丁目の交差点を西へ少し進んだところにある「さいとう歯科」は、開業以来20年にわたり地域に根差した診療を続けてきた。長年培ってきた患者との信頼関係は厚く、ざっくばらんに本音で話せる温かい雰囲気が同院の魅力。院長の斎藤博先生が開業以来大切にしている診療方針は「保険の範囲内で良質な歯科治療を提供すること」。費用を抑え、主訴を優先的に、短期間で良質な医療を受けてほしいという信念を大切に、診療を続けている。「患者さんが遠慮せず気軽に甘えてくれることがうれしいですね」と明るい笑顔で笑う患者思いの斎藤院長に、同院の特徴やプライベートまで幅広く話を聞いた。

(取材日2018年12月12日)

「保険の範囲内で良質な治療を提供」したい

開業までの経緯を教えてください。

斎藤博院長 さいとう歯科1

私は出身が大阪なので都会で育ったのですが、大学進学を決める際に北海道の広大な大地に憧れて北海道大学歯学部へ進学しました。卒業後は、関西に戻り、大阪や姫路などのいくつかの歯科医院で研鑽を積ませて頂いたのですが、年数が経っていくうちに自分のやり方を実践したいという思いが強くなり、1998年に当院を開業しました。今年で開業20年になります。開業前に勤めていた歯科医院が江坂だったのですが、北摂は環境も良いですし、私自身とても好きなので吹田で開業を決めました。

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

当院はできるだけ保険の範囲内で患者さんの歯の痛みなどの主訴を優先的に、短期間で効率よく治療することを基本方針としています。最近では自費診療でできる治療もたくさん増えてきましたが、自費診療は費用も高額になりますので患者さんの負担も大きくなります。私は医療の本質をまず大切にしたいと考えていますので、保険治療を中心に当院では行っています。

保険診療で十分に治療できるのですね。

斎藤博院長 さいとう歯科2

当院で今まで治療させていただいた患者さんで、保険診療だけではダメだったという方はほとんどいらっしゃいませんでした。だから、私はこの方針で診療を続けてきたのは良かったんじゃないかな、と思っています。患者さんが歯医者に来るのは、不調がある部分を治してもらうことが中心です。それを治療するだけでなく、その先の、何も違和感なく日々を過ごせるようになってもらうことが大切です。そうやって治療をした後に、患者さんの中には満足して、喜んで帰って行く方もいらっしゃって、そういうお声を頂くと、この方針でやっていて良かったな、とうれしくなります。

開業20周年、培ってきた患者との信頼関係

ホームページに治療の流れや回数の目安が記載されていてわかりやすいです。

斎藤博院長 さいとう歯科3

患者さんの中には他院で、1本の歯に何の説明もなく3ヵ月も通ったと言われる方がいらっしゃいます。先が見えないと「いつになれば終わるんだろう」と不安になって当然です。患者さんの立場になって考えると、「次はこういう治療をしますよ、あと何回で終わりますよ」と説明が必ず必要ですし、患者さんも安心できるはずです。基本的に私は、患者さんの「痛い、腫れた、入れ歯を入れたい」などの主訴をしっかり聞き取り、そこだけを解決するようにしています。その後に患者さんから他も治したいなどご希望があれば治療するようにしていますが、患者さんが求めていないような検査をして、主訴以外も治療計画に入れて、何度も通ってもらうということはしないように心がけています。

患者さんの負担が最小限でおさまるように配慮されているんですね。

患者さんは主訴があって来られるわけですから、あれこれ求めていないものを説明されるより、まずその主訴を解決してほしいと思うのが当然です。そして、保険の範囲内で費用を極力抑え、短期間で良質な治療を提供することが大切です。もちろん、自費がダメというわけではなく、自費でもいい治療もあるんですよ。例えば入れ歯は普通留め金がかかっていて見えてしまうのですが、自費診療で留め金が見えず、フィット感も良いものもあります。保険診療と比べると実際に着け心地や見た目が違います。値段は高いですが、「こういうものもありますよ」とお話しをして、患者さんが望まれればしっかり説明して納得してもらってから治療します。ただし、私は「絶対したほうがいいですよ」とは言わないです。すべては患者さんに選択してもらうことを大切にしています。

歯科医師をやっていてよかったと思えるときはどんなときですか?

斎藤博院長 さいとう歯科4

当院は7、8割くらいがリピーターの患者さんです。10年以上通ってくださっている方も多いのですが、長くお付き合いを続けていると、例えば入れ歯を作ったあと、何回も調節してほしいと言われる際など、「わがまま言ってごめんね、先生が優しいからついつい甘えてしまうわ」と言って頂いた時など、普通なら患者さんが遠慮して言いづらいことも気軽に言ってくれるようになったな、と信頼関係が出来上がってきたことに、とてもうれしい気持ちになりますね。

より良い医療を提供するために、自身の健康管理も重要

診療の際に心がけていることを教えてください。

斎藤博院長 さいとう歯科5

相手の気持ちになることです。患者さんを自分の家族だと思って診療することで、自然に親身になって考えることができます。私も患者さんもお互い慣れてきたら、友達や家族感覚になり、何か悩みを相談されてもすぐに気持ちがわかりますし、じゃあこうしてあげようという気持ちに自然となります。でも開業当初はそんな余裕がなかったんですよ。10年くらいたって何千人もいろんな患者さんと向き合ううちに自然とそう思えるようになってきました。「利益じゃなく、患者さんのために求める医療を提供しよう」と信念を持って、開業当初からがむしゃらに続けてきた結果が自然と今の私と患者さんの信頼関係につながっているのではないかと思います。

先生ご自身とてもスタイルが良く若々しいですが、何かされているのですか?

もともとプロのテニスの試合を見るのが好きだったんですが、10年くらい前から私自身も趣味でテニスを始めたんです。テニススクールに毎週通っていて、1回の練習が4時間もあるんですよ。そうなるととても体力がいるのでテニスのために週3回ランニングもしています(笑)。お酒も毎日飲んでいたんですが、テニスのために週3回くらいに減らしました。最近上達してきて手ごたえも出てきたのでとても面白くて。試合デビューを目標に頑張っています。仕事は体力や精神力を使うので、スポーツすることで頭がクリアになって気持ちがいいんですよ。自分自身が健康でないと、患者さんを診ることはできないと思っていますし、健康管理の大切さを実感しています。

今後の展望をお聞かせください。

斎藤博院長 さいとう歯科6

これからますます高齢化が進んでいきますので、できる限り高齢の方に寄り添える歯科医療を提供したいと思っています。義歯や歯周病の予防などの知識を皆さんにお伝えし、意識付けできれば良いと考えています。当院には信頼のおける歯科衛生士もおりますので、歯周病の成り立ちやメンテナンスの重要性などもしっかりお伝えしていければと思いますね。気になる症状がある方は一度気軽にいらしてください。

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