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幼少期から行うオルソケラトロジー
近視矯正で裸眼生活を

武田眼科

(寝屋川市/香里園駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 自由診療

近年増加傾向にある、子どもの近視。視力が低下するだけでなく、放っておくと将来の眼科疾患の発症リスクにもつながることから、早い段階で治療するのが望ましいという。眼鏡を使うこと以外に、新しい治療法として注目されているのがオルソケラトロジーという近視矯正だ。就寝時のみ専用レンズを装着し、日中は裸眼で生活できる方法で、眼科疾患の発症リスクの軽減にも有用だといわれている。香里園にある「武田眼科」では、近視への選択肢の一つにオルソケラトロジーを提示。今回は、自身も幼い頃から近視に悩んでいたという武田俊彦院長に、治療の流れやメリットなどについて詳しい話を聞いた。

(取材日2021年8月19日)

子ども本人の「見えづらい」という感覚を尊重し、治療の検討を

Qオルソケラトロジーの概要と目的について教えてください。
A
1

▲一人ひとりに寄り添った診療を提供

寝ている間に特殊なレンズを装着することで、角膜の形状を矯正して視力を補正することを図る、中程度の近視・乱視の人に適した治療法です。朝起きた時にレンズを外すため、日中は裸眼で過ごせることが特徴ですね。治療の目的は近視矯正や、近視による将来の緑内障や加齢黄斑変性の発症リスクを軽減することです。というのも、日本における失明原因の多くは緑内障や加齢黄斑変性で、そうした眼科疾患と近視は密接な関わりがあるといわれています。早い段階で近視の対策ができれば、失明の原因となる疾患を発症するリスクを減らすことにつながると思い、子どものうちからオルソケラトロジーに取り組んでもらいたいというのが僕の願いでもあります。

Q治療を始めるタイミングはありますか?
A
2

▲子ども向けに作られた資料を用い、丁寧な説明を行う

明確に「何歳頃から」という基準はなく、視力の低下が認められたら治療を検討されるとよいでしょう。一つの目安となるのが学校健診で、視力検査の結果から近視が疑われる場合は案内用紙を配られるため、保護者の方はお子さんを連れて眼科を受診していただければと思います。近視は放っておくと症状が進行してしまい、強度近視になってしまうと近視矯正を行うことができません。中等度近視までであれば、治療法としてオルソケラトロジーを選択していただけますし、角膜は年齢が低いほどやわらかいので、近視矯正のタイミングとして適していると考えられます。

Qどのような流れで治療を進めるのですか?
A
2021 0913 3

▲視力の低下が認められたら、早期検査と早期治療が大切

まずは視力検査などを行い、眼科疾患の有無を調べます。近視と診断された場合は治療するかどうか、治療する際はその方法を一緒に決めていきます。オルソケラトロジーによる治療を希望される場合は、専用システムを用いてお子さんに合ったレンズの度数を算出し、その場でテストレンズを装着。装着後の視力を確認したら、その日の夜はテストレンズを装着していただくため、保護者の方に向けてレンズの扱い方や管理方法を説明します。翌日の視力を見て治療をスタートするかどうかを決めたら、レンズの本注文へ。それから1週間後と2週間後、1ヵ月後にそれぞれ受診していただき、その後は3ヵ月に1回の定期通院をお願いしています。

Qレンズ装着時の注意点はありますか?
A
4

▲治療の不安を取り除くため、レンズの扱い方や管理方法を説明

通常のコンタクトレンズと構造が似ているため、装着時に痛みを感じることはほとんどありませんが、空気が入らないよう注意が必要です。というのも、コンタクトレンズと同じように正面を向いて装着すると、目とレンズの間に空気が入ってしまい、その部分に近視矯正の効果が得られないといわれているからです。空気が入ると違和感があるので、装着し直してもらえればと思います。ポイントとしては、下を向いた状態で顔が見えるように鏡を置き、レンズに人工涙液を垂らしたら、表面張力を利用して下から装着することです。慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、当院は検査の時間を長めに設けており、練習してから治療を始めることが可能です。

Q近視矯正を行うメリットは何ですか?
A
20210913 5

▲子どもの将来を見据えて治療を行う院長

一番のメリットは、眼科疾患の発症リスクの軽減につながることではないでしょうか。その次に挙げられるのが、裸眼での生活です。ある程度の年齢になると、コンタクトレンズを装着するという選択肢もありますが、水中でのスポーツや衝撃が加わる運動をしていると、レンズがずれたりはがれたりすることも少なくありません。また、花粉症などで点眼薬を使った治療をする際は、コンタクトレンズの使用を中止しなければならない場合もあります。しかしオルソケラトロジーを選択すると、日中は裸眼で生活できるためレンズを気にかける必要がなく、また点眼薬による治療も並行して行えます。自由診療にはなりますが、費用をかける価値はあると考えます。

ドクターからのメッセージ

武田 俊彦院長

近視になってしまっても、普段どおり生活できているように見えるため、第三者がそのつらさを理解するのは難しいかもしれません。僕は幼い頃から近視で、裸眼生活に憧れながら幼少期を過ごした経験もあり、お子さんが言う「見えづらさ」がよくわかりますし、子どもの近視をなくしたいという気持ちで診療しています。ただ、家庭の事情もさまざまだと思いますから、治療を強要するつもりはありません。一番の願いは、保護者の方が何らかのアクションを起こしてほしいということです。近視への理解を深めていただくためなら、何度でも説明させていただきます。治療中に痛みがあれば、登校前の診察にも対応しているので、まずは一度ご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オルソケラトロジー/初期費用:両目6万6000円 基本料金(3ヵ月以降):両目1万1000円/月 適応検査:1万1000円(完全予約制)

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