医療法人藤広育生会 ふじたクリニック

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藤田 富雄院長

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大切なのは、諦めず希望をつなぐこと

―患者さんに対して、院長が心がけていることを教えてください。

不育症に限らず、一番大切なのは、やはり患者さんの悲しみや痛みを理解することです。あとは、その患者さんと巡り会えたこと、人と人との出会いを大切にすることですね。なぜなら、私たち医師は患者さんから学ぶべきことが数多くあるからです。以前、12回も流産を繰り返し、それでもなお赤ちゃんを産みたいという願いがかなって無事に出産された方がおられました。12年で12回の流産ですよ。ほとんど毎年のようにチャレンジされていて、本当に頭の下がる思いです。出産にせよ流産にせよ、世間には何かにつけて運命として捉える傾向があるでしょう。しかし私は、運が悪いのにも何か原因があるんじゃないかと思うんですね。不育症の原因や治療に関しては、人の手で解明できることがまだまだあると信じています。

―院長が医師になった経緯を教えてください。

うちは広島で代々続く医者の家系で、私の曽祖父は緒方洪庵先生が大阪に開いた適塾で学んでいたという話です。私は7代目ぐらいにあたるのですが、若い頃はサッカー少年で、高校2年生の時に中国地方代表、3年生の時にアジアユース代表に選ばれました。しかし、医者になるという父との約束もあって、父と同じ大阪大学医学部に進むことにしたんです。今、いろんな命を支えていることを思うと、世の中に貢献できる医師の仕事を誇りに思います。長男も産婦人科の医師、次男は小児科の医師で、三男は循環器内科の医師でイタリアに留学しています。今は妻と2人暮らしですが、時々孫も一緒に集まりますから寂しくはありません。当院で診た妊婦さんは、経過が良ければ分娩施設のある病院で出産となりますが、産後4ヵ月ぐらいで必ず赤ちゃんを見せに来てもらうんです。そのときに皆さんから感謝の言葉をいただけるのが何よりの喜びです。

―今後の展望などがあれば教えてください。

私も70歳ですから、そろそろ長男が継いでくれればとは思います。彼も不育症や胎児検査の専門家ですし、クリニックの後継者としては誰より適任だと考えています。もう一つ、お母さんの子宮内にフィブリンと呼ばれる繊維状のたん白質や血栓ができて、それが問題を起こして流産、死産を繰り返すという方がまれにあります。それをどうすればいいか、まだ解決できていませんから今後のテーマの一つですね。また、血流に関わる遺伝子配列と流産との関連性もわかってきましたから、将来的には遺伝子異常を背景にした治療も可能になるかもしれません。

―最後に、不育症に悩む方へメッセージをお願いします。

もしあなたが流産を繰り返していたとしても、次に授かる可能性はあるとお考えください。今までうまくいかなかったり原因がわからないという場合でも、検査や診療を通して原因がわかることもありますから、希望を捨てずにご相談いただければ力になれると思います。自分には無理だと思い込んでいる方も、ぜひ当院に希望をつなげてもらえればと願っています。

自由診療費用の目安 自由診療とは 自由診療とは

胎児検査(超音波検査)/3万2400円~、4Dエコー検査/5000円~



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