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岡本 徹 院長の独自取材記事

岡本歯科医院

(大田区/鵜の木駅)

最終更新日:2023/12/26

岡本徹院長 岡本歯科医院 main

先代から55年以上にわたり、地域で診療を続けている「岡本歯科医院」。院内の一角には、先代院長の趣味である骨董品の器が飾られている。1990年より同院で勤務を始め、2015年に2代目院長としてクリニックを引き継いだ岡本徹先生は、患者ファーストをモットーにしている。この地域について「マンションが増えるとともに、人口が増えていますね。そんな中、昔から来てくださっている患者さんや地域の方が、引っ越してきた方に当院のことをクチコミで伝えてくれて、新しい患者さんも増えているんです」と話し、地元からの信頼は厚い。剣道に長く取り組み、地元剣友会の会長・師範も務めている岡本院長。地域のこと、診療の心構えについてじっくり話を聞いた。

(取材日2022年8月22日)

55年にわたり、地域の歯科医療を支える

55年以上この地域で続けられていますが、どのような患者さんが来られていますか。

岡本徹院長 岡本歯科医院1

小さなお子さんから100歳を超えるご高齢の方まで、幅広い年代の患者さんがいらっしゃいます。ご近所に昔から住んでいる方が多いのですが、新しく建ったマンションに引っ越してきた方も少なくありません。そういった方たちは、土地勘もないですから、商店街で買い物するついでに「歯を診てもらいたいんだけど、どこがいい?」とお店の方に尋ねるようです。それで、商店街の方が当院を勧めてくださることが多いみたいですね。おかげさまで、クチコミでたくさんの患者さんに来ていただいています。また、最近は「ホームページを見て」という方も増えています。予防的な意味合いで早め早めの来院をということをホームページにも書いているので、患者さんのそういったニーズには、応えられているのかなと思っています。

長く続いてきた理由はどういった点にあると思われますか。

先代院長である義理の父が開院して55年、そのうち義父と私の2人体制で25年ほど、私が院長を引き継ぎ1人で診療するようになって7年になります。当院は何かの専門に特化しているのではなく、幅広く対応する何でも屋さんといった感じの歯科医院なのですが、それがこの地域の皆さんのニーズと合っているのかもしれませんね。痛みがある、食べられないなど、日常のちょっとした歯の困り事に対応できるかかりつけ歯科医院でありたいと思っています。また、患者さんに来ていただけるのは、スタッフの力も大きいと思いますね。スタッフはベテランも新人もいますが、皆明るくて、昔から通っている患者さんとも気さくにおしゃべりして、患者さんには「歯医者さんに来た気がしない、ご近所の家に遊びに来たみたい」とよく言われます。小さなお子さんもリラックスしているようです。アットホームな居心地の良さはあると思いますね。

こちらでは「患者さんファースト」ということを掲げていらっしゃいますね。

岡本徹院長 岡本歯科医院2

不安をもっている患者さんに、安心・納得して治療を受けていただくために、治療の前後にその内容を十分説明しています。始める前には「この前治療したところはどうですか。今日は、前回お話ししていますが、ここを治療しますね」と確認してから治療に入りますし、終わった後には「今日は、ここを治療しました。次回は、ここをやりますね」と話しておくようにしています。また、例えば長い期間治療が必要な患者さんが治療を終えられたら「これまで本当に大変でしたが、最後までよく頑張りましたね」「この状態をキープして、また定期的にチェックしていきましょうね」といったふうに声をかけるようにしています。特別なことではないんですけど、そういった一言があるだけで多分、患者さんの気持ちが違ってくるのかなとは思っています。

治療のクオリティーについて自分の中の基準がある

治療で心がけていることは何ですか。

岡本徹院長 岡本歯科医院3

丁寧さでしょうか。歯を削る際は、丁寧に少しずつ削ります。特に神経に近いところなどは、慎重に削っています。前歯の治療は、詰め物を入れたら、詰めたのがどこかわからないぐらいにきれいにしたいと思っています。治療の箇所によっては、より慎重で丁寧にしないといけないところがあり、そこには、自分が納得がいくまで時間をかけています。私は当院で30年以上診療していますが、再来院の際に、治療した患者さんの歯が何年たってもまだいい状態であるのに出会えたら、うれしいですね。患者さん方が長くケアを続けてくだされば、そういう場面にも出会える。そういうふうに患者さんと一緒に年月を重ねていけたらありがたいことだなと思います。

こちらの歯科医院ならではの治療はありますか。

なるべく痛くない治療にしたいと思っています。歯科医院に行くのが嫌々になるとか、治療の途中で通院しなくなったりするのは、結局、治療が痛いからなんですよね。治療を中断してしまうとさらなる悪化を招き、削って詰めるだけでは終わらず神経を抜くなど大がかりな処置になってしまうことも。当院では普通に打つと痛い麻酔の注射も、ちょっとしたテクニックで、痛みが減るように工夫して打っています。ちょっとした気遣いが重要ですね。

お休みの日には何をされていますか。

岡本徹院長 岡本歯科医院4

剣道ですね。小学生の頃から始め、中・高・大学でも剣道部に入り、今も続けています。稽古に行けないときにも、診療後にクリニックで竹刀を振って素振りをしています。おかげさまで教士七段もいただき、現在は最難関の八段に挑戦しています。また、普段は自分の稽古だけではなく、地元の剣友会の会長や大学剣道部の監督もやらせていただいており、子どもから大人まで幅広く会員や学生部員の指導をしています。ただ、歯科医師会の活動などでだんだん忙しくなり、稽古する回数は随分と減っています。本当はもっとやりたいのですが(笑)。あと、映画や読書も好きですね。

地域の高齢者を他院と連携して見守る

力を入れている治療を教えてください。

岡本徹院長 岡本歯科医院5

特に力を入れているのは予防歯科です。中でもブラッシング指導は、歯ブラシの握り方や力の入れ方をお伝えして、染め出し検査、歯の模型を使ってブラシが当たる角度をお見せするなど、細かく行っています。また、来院の際、普段使っている歯ブラシをご持参いただいて、「実地訓練」で歯磨きをやってもらいます。まだまだ「磨いている」けれど、「磨けていない」方が多いです。そして、歯ブラシも長く使っていると毛先が広がって十分な機能が発揮できません。約2ヵ月を目安に新しく交換するのがお勧めです。あと、補助的用具と呼ばれるデンタルフロスや糸つきようじ、歯間ブラシなども使ったほうがいいですね。特にお子さんは、奥歯の歯と歯の間が虫歯になりやすいので、保護者の方には「面倒で大変だけど、ぜひ使ってあげてください」と声をかけています。

地域の歯科医師会の仕事もなさっているそうですね。

自院にこもっての診療だけではなくて、歯科医師の横のつながりを育てることや公衆衛生の仕事を行うような、広い範囲での活動も歯科医師には必要かと考えています。みんなで力を合わせて働きかけていかないと、行政との連携も良くならないです。また活動すればしたなりに、成果がちゃんと戻ってくるので、そこはやっていて面白いですね。初めは積極的に活動するつもりではなかったんですけど、今は東京都歯科医師連盟の副会長の重責を担わせていただいています。信頼してくれている歯科医の仲間も多いので、そこにもやりがいを感じています。

最後にメッセージをお願いします。

岡本徹院長 岡本歯科医院6

歯が痛いときや、ちょっと変だなとか何か気になるというときにも、気軽に相談できる通いやすい歯科医院であればと思っています。オンライン診療も導入しているので、直接治療開始ではなく、まずはちょっと相談してみたいという方にも対応ができます。また当院には高齢の患者さんも多いのですが、口の中の機能の低下は、体の機能低下の前兆といわれていて、これらが進行しないようにすることは歯科・医科共通のテーマであり、積極的に取り組んでいます。お口は呼吸器の入り口、会話や摂食、嚥下、味覚、感情の表出など、さまざまな機能を持っています。お口の中を健康に保つことが全身の健康にもつながりますから、痛い、腫れるという症状がなくても、食べこぼしや滑舌の悪さ、むせやすくなったなど、日常生活のちょっとした変化でも相談にいらしてください。

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オフィスホワイトニング/上下1回1万円

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