全国のドクター9,182人の想いを取材
クリニック・病院 158,625件の情報を掲載(2024年4月25日現在)

  1. TOP
  2. 兵庫県
  3. 川西市
  4. 川西能勢口駅
  5. こいけ歯科
  6. 早期発見・早期治療はもちろん、予防が重要歯周病治療について

早期発見・早期治療はもちろん、予防が重要
歯周病治療について

こいけ歯科

(川西市/川西能勢口駅)

最終更新日:2021/10/12

こいけ歯科 早期発見・早期治療はもちろん、予防が重要 歯周病治療について こいけ歯科 早期発見・早期治療はもちろん、予防が重要 歯周病治療について
  • 保険診療
  • 自由診療

日本人の3人に2人がかかっているといわれる歯周病。生活習慣病の1つとしてあげられ、近年は糖尿病や脳梗塞など、歯周病が全身のさまざまな病気に関わっていることもわかってきた。高齢者やミドル世代はもちろん、子どもなどの若年層でも広がりを見せていることから注意が必要な病気だが、適切な治療や正しいホームケアを行えば、予防することも可能だと話すのは「こいけ歯科」の小池敏克院長。患者の症状に合わせた歯周病治療を行うとともに、歯科衛生士と連携して行う丁寧なメンテナンスやブラッシング指導で、歯周病の重症化や再発の防止に努めている。今回は、歯周病とはそもそもどういった病気なのかといった疑問や、治療方法から予防ケアまで幅広く教えてもらった。

(取材日2021年1月15日)

早期発見・早期治療が重要な歯周病治療。将来的に自分の歯を残すためには、自宅での予防ケアも大切

Qそもそも歯周病とはどういった病気なのですか?
A
こいけ歯科 歯周病について丁寧に説明する院長

▲歯周病について丁寧に説明する院長

歯周病は細菌によって歯の周りの骨が溶け、最終的には歯が抜けてしまうこともある病気です。磨き残しや悪くなった詰め物の放置、噛み合わせなどが原因と考えられます。お口の中の状態が悪いとかかりやすく、年齢は関係なく誰もがかかる病気で、日本人の3人に2人が罹患しているともいわれています。サイレント・ディジーズ(静かなる病気)とも呼ばれ、痛みや歯の揺れが出て気づいた時には重症化しているケースも多く、初期の段階で気づき、適切な治療を行うことが重要になります。歯がぐらぐらする、噛んだときに痛いといった症状があったら、早めに歯科医療機関での検査を受けてほしいと思います。

Q歯周病の治療はどのように行っていきますか?
A
こいけ歯科 正確な検査・治療を心がけている

▲正確な検査・治療を心がけている

まず歯茎の腫れや痛みがあればその主訴を取り除いてから、次に歯周病の進行度を検査します。歯周病の検査は、歯周ポケットの深さを調べる検査、エックス線写真によって歯を支える骨の状態を調べるレントゲン検査、歯周病の原因となる歯の周囲の汚れ(プラーク)の付着状況を調べる検査などがあり、これらをスコア化してその状態に合った治療を行っていきます。治療内容は主に細菌の温床となる歯石や歯垢の除去のほか、大きく負担がかかっている歯がないかといった噛み合わせの調整などを行います。重度の場合には月に2~3回のペースで通院してもらい、歯磨き指導なども行いながら、改善をめざしていきます。

Qプロによる治療だけでなく、日々の予防ケアも大切だそうですね。
A
こいけ歯科 患者とのコミュニケーションも大切にしている

▲患者とのコミュニケーションも大切にしている

はい。基本的には毎日の歯磨きが重要になってきます。その上で歯間ブラシ、フロス、洗口液などを併用することをお勧めしています。また、同じ歯周病でもその原因は人によってさまざまです。例えば、歯並びが悪いことでプラークがつきやすい人、歯ぎしりなどの癖があって歯周組織が弱っている人のほか、糖尿病や喫煙される人などは血行が悪いことが歯周病悪化につながっていたりします。また、どんなに丁寧に磨いても、それぞれにブラッシングの癖はありますから、磨き残しやすい場所は出てきます。適切なケア方法や補助器具の選び方などの指導という面でも、歯科医院でプロにチェックしてもらうことは重要です。

Q歯周病は進行してしまうと、治らないというイメージがあります。
A
こいけ歯科 歯科医師と歯科衛生士が連携し、歯周病治療に取り組む

▲歯科医師と歯科衛生士が連携し、歯周病治療に取り組む

確かに、失ってしまった歯周組織は元に戻りづらく、場合によっては外科的治療が必要になる場合もあります。しかし、根気よく治療を続けていくことで自然と再生する力が生まれてきますので、可能性は絶対にゼロではありません。通院期間は数ヵ月から1年以上と長期に及びますが、なるべく抜かずに「自分の歯を残したい」という思いに対して、一緒に取り組むことが私たち歯科従事者の使命だと感じています。しかし、残念にも歯を失ってしまった場合には、インプラント治療や入れ歯、ブリッジといった治療で歯の機能を補う方法もあります。それぞれのメリット・デメリットを詳しくお話した上で、個々の患者さんに合った治療の提案を行っています。

Q歯周病治療や予防歯科に注力されたきっかけを教えてください。
A
こいけ歯科 「歯周病で苦しむ患者を減らしたい」と、予防の重要性を謳う

▲「歯周病で苦しむ患者を減らしたい」と、予防の重要性を謳う

私の父は歯科医院に行く暇もなく働いて、私を大学に行かせてくれました。いざ歯科医師になって、父を治療してあげようと思った時には、奥歯を食いしばってきたのでしょう、インプラント治療ができないほど顎の骨が弱っていました。父と同じような患者さんを一人でもなくしたいと思い、大学院では歯周病治療に力を注いできました。歯周病は再発しやすい病気です。健康なお口の状態をキープして歯周病予防するためには、定期的な通院と日々のケアは欠かさずに行っていってほしいと思います。

ドクターからのメッセージ

小池 敏克院長

歯周病治療は、早期発見・早期治療が大切です。治療の主体は患者さんですが、治療は一人では進みません。歯科医師や歯科衛生士をしっかりと頼っていただき、5年後、10年後も自分の歯でしっかりと噛むことができるように健康な状態を保っていってほしいと思います。また、いろんな歯科医院がありますが、自分自身に合うクリニックを探すことも大切です。私たち歯科医師は、歯科医院への通院が患者さんにとっては大きな負担であることを知っています。それでも通院して来てくれる患者さんに対して、誠実に治療を行っていき、歯科医師としてできる限り良い結果につなげたいと考えています。どういったことも気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/15万円(10年保証)、入れ歯治療/8万円~(10年保証)、ブリッジ:ジルコニア1本/6万円(10年保証)

Access