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虫歯・歯周病・口臭の原因の特定を
唾液検査を予防に活用

岡村歯科医院

(福岡市博多区/博多駅)

最終更新日:2022/08/04

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  • 自由診療

虫歯・歯周病・口臭の予防には歯磨きだけでは不十分だという。なぜなら口腔内には歯磨きでは取り除けない多くの細菌が潜んでいるからだ。口腔環境悪化はさまざまな原因が重なることで起こるため、「予防には原因特定が重要なため、唾液検査を行っています」と「岡村歯科医院」の岡村光信院長は語る。唾液検査では、唾液分泌量や、虫歯菌、白血球の量、唾液緩衝能をチェック。検査結果を参考に虫歯・歯周病になりやすい口腔環境であるかを判断していくそう。欧米ではハグやキスの文化があるためオーラルケアの意識が高く、唾液検査も一般的に行われている。「自身の口腔環境を知ることで、予防の意識を高めていただきたいです」と治療だけでなく予防も世界基準をめざしている岡村院長。同院の予防に対する取り組み、唾液検査の流れについて聞いた。

(取材日2021年11月30日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q唾液検査とはどのようなものなのですか?
A

簡単に言うと口腔内の環境を知るための検査です。口腔環境は人それぞれ。体調や年齢などによっても大きく変化します。当院では1年に1回を目安に検査し、患者さんの虫歯や歯周病リスクをチェック。検査結果をもとに予防プログラムをご提案し、健康促進を図ります。大きく分けると、歯の健康・歯茎の健康・口腔内の清潔度、この3つを知る目安にでき、さらに細かく言うと、「虫歯菌」、歯質が溶けやすくなるといわれている「酸性度」、口腔内の酸性度を下げる「緩衝能」、歯と歯茎の間の細菌やプラークが多い時に増える「白血球」「タンパク質」「アンモニア」の6項目を検査し、一人ひとりのお口の健康状態を把握していきます。

Q積極的に唾液検査を実施されている理由を教えてください。
A

一人ひとりに適したセルフケアなどの予防対策だけでなく、治療にも非常に役立つデータとなるためです。例えば削るか否か迷う小さな虫歯があったとしましょう。唾液検査の結果を参考に、虫歯へのリスクが高いと判断できれば積極的な治療、リスクが低い場合は経過観察というように、治療のバロメーターになります。一度削った歯は元に戻りませんし、再治療の可能性も高まります。それだけ歯を削るリスクは大きいんですね。だからこそ最初に削る歯科医師は、本当にその判断で良いかより責任を持たなければなりません。また、メンテナンスに関してもリスクの高低によって毎月もしくは半年に1回など、その方に合ったご提案ができるわけです。

Qどのような方にお勧めしたい検査ですか?
A

皆さんに受けていただきたいのは大前提ですが、中でも特にお勧めしたいのは、虫歯になりやすい方、口臭が気になる方、虫歯や歯周病を予防されたい方です。そして、詰め物やかぶせ物が多い方は検査すべきだと言えるでしょう。それは、虫歯になるリスクが低いのに治療している歯が多いといった、検査結果と口腔内の状態とのつじつまが合わないことがあるためです。昔は今のように精査できる環境が整っていなかったことが要因として考えられるものの、言ってしまえば歯科医師の見極め不足だと思います。過去のわれわれの反省すべき点です。このように唾液検査は患者さんと歯科医師の双方にメリットがあることを知っていただきたいですね。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診・各種検査。唾液検査の事前説明

問診後、歯石のチェックや必要に応じて口腔内の撮影などの検査実施。口腔内を精査した現状の説明を受ける。その際に唾液検査も提案される。同院ではメリットを理解してもらった上で、希望する患者に次回の来院時に唾液検査を実施。検査前2時間以内は飲食、歯磨き、洗口は控えるなど、安定した状態の唾液を測定するための注意事項が記載された用紙が渡されるので、事前に読んでおこう。

2唾液の採取

少量の水で軽く洗口して唾液を採取する。3mlの洗口用水を口に含み、口腔内全体に満遍なく行きわたるように10秒間ほど洗口すれば、検査可能な唾液採取が完了。従来の唾液検査では一定量の唾液が必要だったため、味のないガムを5分ほど噛んで分泌された唾液を採取し、その後専用の機械で培養するなどの時間を要することも多かったが、この検査はその必要がなく簡単に行えるため患者の負担やストレス軽減にもつながるという。

3専用の機器で成分測定

STEP2での洗口吐出液を試験紙に点着。それを専用の装置にセットして測定を開始する。測定にかかる時間はおよそ5分。検査結果は専用のシートにプリントされる。「虫歯菌」「酸性度」「緩衝能」「白血球」「タンパク質」「アンモニア」の6項目の検査結果が図式化されているのが特徴。このように「見える化」していることで、歯科医師目線でも歯の健康を維持するための予防や治療計画の立案にも役立てやすいとのこと。

4適した予防プランや治療プランを提案

STEP3での検査結果を参考に予防や治療のプランを立てていく。短時間で測定できるため、そのままユニットで待ち、すぐに自分に適したオリジナルの予防プランや治療プランの説明を受けることができる。患者にも検査結果シートが説明時に手渡される。虫歯や歯周病へのリスクがグラフで可視化されているため、歯に対する意識の向上や、予防と治療に対するモチベーションアップにもつながることだろう。

5定期的にメンテナンスを行う

虫歯リスクが高い人は月に1度、リスクが低い人には半年に1度など、それぞれの唾液検査の結果をもとに歯科医師が判断した、適したメンテナンスの時期が提案される。口腔環境は体調などの影響で変化することから、同院では1年に1度の検査を推奨している。検査結果のデータは蓄積されていくため、過去の結果と比較することも可能だ。毎日のセルフケアにも役立てることができる。

ドクターからのメッセージ

岡村 光信院長

唾液を一定量集め、それを培養して行う従来の測定方法は時間を要していたことから、当院では5分ほどで検査結果がわかる機器を導入しました。すぐに各項目が測定できる上、歯の健康・歯茎の健康・口腔内の清潔度に関する結果がシート上に図式化されているため、ご自身の口腔内の状態がひと目でわかります。さらに、各測定結果に対する解説も行っています。虫歯や歯周病のなりやすさは人によって異なるため、予防のためのオーラルケアもそれぞれに合ったものが必要となります。こういったアプローチが手軽に選択できる今、ご自身の歯を守るため、ひいては健康を守るためのツールとしてぜひご活用いただければと思います。

20220106 dr

自由診療費用の目安

自由診療とは

唾液検査/1500円

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